2章 第11話

クミは自動販売機の中に人が居て、料理をしていると思っている。   


◆◆◆


翌日


訓練場


ヒナガとアスガはタッチパネルを操作し訓練レベルを少し上げたあと、カレンとトウマが立っている場所に行く。


「少しレベル上げたけど、実験?」

「わたし達の炎と氷をみたいの?」


トウマは大きいカバンを手に持っていた。するとカバンを開きヒナガ達の前に見せる。


「この中に入っている、短剣(たんけん)と槍(やり)は君達の訓練データを解析して合わせて作った、短剣はヒナガ、槍はアスガだ」 


ヒナガとアスガはトウマに言われた。武器を手に取る、短剣を手に持ちヒナガは少し横一線に振る。短剣は装飾はなく、柄と先と同じ銀色一色だった。


アスガは槍と言われたが短剣と同じくらい小さいと思ったが、スイッチ押すと、棒は伸び、先から剣先が出る。槍も短剣と同じく銀色一色だった。 


「武器が銀色なのは死者達にお前達に注目させる為だ、灯りや光る物に死者達は寄ってくる、仲間の被害も最小限になるんだよ」  

「トウマその言い方やめて、でしょヒナガちゃん達が引きつけている間にわたし達が死者達を撃つ、そういう色なの」


カレンは二人に銀色にした意味を教えると、解ったのかうんと頷いたあと、トウマは二人に氷と炎を発動した状態で戦ってもらいたいと言う。


ヒナガ達は部屋に入り、仮想空間の街と死者達が目の前に現れる。


ヒナガは短剣を手に持ち、アスガは槍を手に持つと、銀色に輝く炎と氷ヒナガの身体に炎が包み込むと短剣は炎の光で輝き。


氷はアスガの身体を包み込むと槍は氷の粒でキラキラと輝く。死者達は二人の輝きを求めるように寄せて来るが。


同時に二人は動く。

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