最終話 トリニティ☆プリンセス、新生!
こうしてララ殿下を無事に救出した“トリニティ☆プリンセス”。
その三ヶ月後、彼女達は何と「トリニティ隊」として生まれ変わったのであった。
*
話は前後する。
「私を、“トリニティ☆プリンセス”の一員にしてくれっ!」
アルマ帝国に送り届けんとした矢先、ララ殿下からこのように懇願されたのである。
「掛け合ってみますわ」というヴァイスの二つ返事だが、帝国からの返答は「くれぐれも大事に頼む」であった。
*
「皆様、召集ですわ」
“トリニティ隊”として生まれ変わった翌日、早速の依頼が来た。
『“ゲマインシャフト”の残党を殲滅または確保せよ』という依頼である。
「出番ですわね」
「参りましょうか、ララさん」
「ええ……お三方……」
しかし、何故かララ殿下の声は震えていた。
話は前後する。
ララ殿下が“トリニティ☆プリンセス”の参加を認められた時の出来事である。
「ララ殿下、いえララさん。わたくし達“トリニティ☆プリンセス”の決まりをご存知かしら?」
「い、いえヴァイス……さん」
ヴァイスの意地悪な笑みに、タジタジになる。
「では、教えましょうかララさん。それは、『巨乳である』という事ですわ」
ララ殿下が思わず後ずさりしようとするが、出来なかった。
いつの間にかララ殿下の後ろに、ブランシュとグレイスが回り込んでいたからである。
「逃がしませんわよ、ララさん」
「体型を磨き上げましょうね、ララさん」
しかも、ララ殿下の体をがっちりと押さえていた。
そこに、ヴァイスとブランシュがステッキの先っぽをほっぺたに押し当てる。
「ララさん。その性格、わたくし好みに変えさせていただきますわ」
「その
ララ殿下は恐怖に目を震わせながら、先輩達の“歓迎”を受けた。
なお三ヶ月間、ララ殿下達四人は文字通り乳繰り合っていた。
余談だが、「常にララ殿下がされるがまま」という構図が組上がった事も、またララ殿下が巨乳美少女となった事も、この三ヶ月間での話である。
*
「さあ、貴様で最後だ」
ララ殿下は“ゲマインシャフト”の残党殲滅を完了させると、両手の籠手を小さめのステッキ二つへと変える。ドレスと同じ、ピンク色のステッキだ。
「お疲れ様でした、ララさん。しかし、まだ仕事は残っております」
ヴァイスが優しくララ殿下に告げる。
その仕事とは、
『捕らえたリーダー(有原ハリアー)と戦闘員(龍野、ブレイバ、ハルト)から情報を引き出す前段階として、牢屋に放り込んだ四人の前で性的に、ねっとりたっぷり、そしてじっくりとイチャつく姿を見せる』
というものであった。
「えっ……」
ララ殿下が顔をひきつらせるが、ヴァイス、ブランシュ、グレイスは容赦なくララ殿下のドレスを暴く。
「さあ、始めましょう」
「存分に恥ずかしがってくださいね、ララさん」
「彼らの理性を剥ぎ取るのが、わたくし達の仕事なのです」
みるみるうちに、大事なトコロを水びたしにするララ殿下。
ヴァイス、ブランシュ、グレイスの手が、豊かになった胸を、むっちりとなった腰を、そしてかつて守られた
ヴァイスによって性格を改造されたララ殿下は、我慢しきれずに叫んだ。
「くっ、殺せぇえええええッ!」
~完~
魔法少女トリニティ☆プリンセス 有原ハリアー @BlackKnight
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