第2話 地味な一人

あの後大爆笑で数学が終わった。

あ、次移動教室だ。

あ、いつも指差されて陰口言われてる子だ…僕は一度も言ったことないけど…

いっそのことあれなら楽なのに…

「よっしー。数学に時間なんであんなに間違えてたの?」

「うるさいな。君には関係がないだろ!僕だってやろうと思えばできるんだよ!」

「なに言ってるの!そんなんだから、勉強できないのよ!受験生なんだから勉強しなきゃダメでしょうが!次、移動教室だから遅れないでよ!」

と、つかつかと歩いていく

「おめーは僕のお母さんかっつーの」

でも、自分でも勉強しないといけないのはわかってる…

はぁ…

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冴えない普通の中学生のお話 ありぴす @aripisu

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