第1話 僕は…

今は数学の時間。

「なので、この公式にいれると解が求められるわけです。」

「実際にといてみましょう」

ここは観光地。人口よりも観光客の方が多い。

この学年だって30人2クラス。

今年受験の僕らは、教科の先生が2人づつ。

「先生!できました!」

あ、俺も急いでやらないと!

「よっしー、問題解けた?」

この子は幼馴染みの春海はるみ

「あら、嘉明よしてる君、間違えていますね。」

「本当だー」と、隣の席の奴が言う

「九九の7の段間違えてる。7×5=35 7×6は?」

「えっと、46?」

「42な。」

「ウケるー笑笑」

あーうるさい。僕だって間違えたくって間違えた訳じゃない

もう…イヤになるな…

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