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「少しばかり待ってください。すぐに熱いお茶を入れますから……。熱いので大丈夫ですか?」
「ああ、別に大丈夫だ」
「分かりました。そこに置いてある和菓子の中で好きなモノ食べてもいいですよ。私が持ってきたものですし……」
鼻歌を歌いながら愛生は、奥に置いてあるお湯を沸かすポットとの場所に行くとお湯を沸かしている愛生の後姿を見て、その姿に見とれていた。
すると、スマホの画面にメールが届いていた。
ロックを解除して、アプリを起動させる。
純平、お前、結局何の部活に入るの?————
分からん。まだ決まってない————
決まったら教えてくれよ。純平が入る部活にちょっと興味がある————
からかっているのか?————
冗談を……。でも、本当に高校になって純平に春が来るのかなぁと思ってね————
一生来ねぇーよ————
と、相手に会話を成立させながらメールを送る。
すると、目の前にいつの前に愛生が座っていた。
「どうぞ。このお茶の原産であるお茶の葉は静岡のです。静岡はお茶の生産量日本一なんです」
と、湯呑みを俺の前においてくれた。
お茶の中に茶柱が立っていた。
「それにしても四月だというのに寒いですね」
笑みを浮かべながら箱に手を伸ばす愛生。
青春の方程式 ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ @kouta0525
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