かくして、少女は死と踊る by 八束 様

「ドラマのある現代、異世界ファンタジーの作品」という自主企画に参加して下さった作品です。


この作品はとにかく求心力が凄いのです。

今までに何作か読んでみて自分の趣味嗜好が分かってきたのですが、世界設定(地名とか)がオリジナルの名前でガチガチに固められていたり、話の内容が難しそうな物(政治とか武器とか専門的な知識)、ルビに特殊な読み方をする物が付けられている作品は苦手だなー……と思っていたのです。

この作品を読むまでは。


上記のような作品って読み方覚えるのが大変なのですよ。私は鳥頭なので、すぐに読み方忘れてしまうんです。

でも、この作品はそんな私の好みさえも乗り越えてしまう物でした。


あらすじとしては、少女が自分の知らぬところで動き出した大きな陰謀の波に巻き込まれていく物語です。

視点はおおよそ主人公の少女の1人称視点で進んで行きます。

もう次から次に問題が起こるのです。その描写と疾走感に私はずっと驚愕しっぱなしでした。

何だこれ……すごい……。この人凄すぎでしょ…。って言いながら読んでました。笑


シリアスな内容ですが、どちらかというと女性向けの作品かと思われます。女性が好みそうなイケメンが出てきますし、主人公が誰か1人相手に恋慕する感じではないので。


主人公の傍についている男性が1人いるのですが、彼の描写がもう本当に綺麗で……。何度ドキドキした事か分かりません。

登場人物にイケメンは必要だ、という事を思い知らされました。笑


アクションシーン、情景描写、人物描写が本当に素晴らしい作品でした。

「歩いていけるわ」と言う彼女に力を貰えました。

1度読み始めたが最後、ずぶずぶと砂に埋もれて抜け出せなくなる事請け合いです!


ただの少女がどこまで強く成長していくか、ぜひご覧いただければと思います。



【かくして、少女は死と踊る】へのリンク

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884565726

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