図書館で暮らしてみたいという願いを、ただひたすらに考え抜いています。本と図書館の愛に溢れた作品で、共感することも多かったです。私の町の図書館だったらどうだろうなーと、一緒に考えてしまいます。
図書館を愛する「わたし」が、図書館でくらせたらいいのに、と夢想するお話です。ただそれだけのお話です。なのですが、とても素敵なお話です。全然違うストーリーなのですが、パンズラビリンスと言う映画のオフィーリアという女の子を思い出しました。理不尽な目の前の出来事に立ち向かうんだ「わたし」。想像力という武器だけで。例えそれがやるせない願いだとしても。思わず応援したくなるようなお話でした。