4.そもそも、続き(祖父の死)

それで葬式込みで4日帰るわけだが、葬式の晩?は棺桶の前で泣きながら寝たものだ。

全てが終わり日常に戻るわけだが、それから一層バイトに励んだ。

只でさえ詰め詰めのシフトをだ、ガムシャラに働いた思い出さないように考えないようにと。

しかし、それが続くわけもなく大学2年の夏、切れる音がするのだ。

心身共にボロボロなのだから、当たり前だがバイト、大学以外の時間。

数少ない時間だが絶望してしまうのだ。

ナニをやってるんだろー

何の為に生きてるのか、っと。

そこで自分の中で思い立ったのだ、とことん精神的に落としてしまおうと。

そういう考えに至るのも普通はおかしいのだろうが、当時、自分の中で底辺まで落とせば、上を見るしかないと思ったのだ。

そういう部分では奇人、変人、狂人なのだろうと。

今でも認めたくわないが。


とにかく、それでどうしたら心身をさらに落とせるかと考えた結果鬱アニメである。

大学の一番付き合いのある同級生に聞いたところ、

「ある、精神安定状宜しくわないが」っと。

喜んで見た。

次の日から寝る前に見れるだけ見て5日ぐらいで見終わった。

結果当初の予定通り、ドン底である。

がっ、同時に見えてくるものがあった。

自分のこの状態、境遇はましであると、さらに同時に何故しんどいのかを考えた時に先を考えるからしんどいのだと悟った。

自ずと自分の未来将来を考えるのを止めた。

今だけを見て過去も未来も考えない、考えようとしない。

そうする事で精神の安定をした、揺るがそうとする考えをいっさい封印した。


話は若干逸れるが泣くのはかなり体力を疲弊する、自分は働くのにガムシャラで体力的に働けなくなるのが一番怖かったというのもあるのかもしれない。

だから、泣かない為にこういう思考(考えない)に至ったのだと思う。

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