3.そもそも、続き(運も無い親父)

あれは、自分が高2の2月頃である。

親父がトラックで運転していると90代の老人男性が倒れたのか路上に飛び出して来るのである。

あとはいろいろ察する通りであるが、一発免許取り消しである。

運送業なのにである。

それにプラスで罰金、慰謝料と泥沼である。

おかげさまで高3受験生時には親父は無職を謳歌するのである(笑)実際笑えないが。

それに親父はメンタルも豆腐であった為に本気で無収入で自分が大学1年の夏ぐらいまでは働ける状態ではなかった。

そんな状況で大学の金はどうしたんだと言われると、また長くなるので次の機会に書くとする。


そんなこんなで親父が働き始めるのは大学1年の秋からになるのだが、まぁバイトである。

親父もいい年齢で、良いバイトがあるわけもなく数万円を稼ぐのがやっとである。

したがって、実家の生活費は自分の奨学金(15万)とバイト代(5万)の仕送りで賄われるのだが。

今考えると良く送っていたなと思うものであるが(今も仕送りしているが)。

現在親父は免許も取り直して再就職(バイトに毛が映えた程度)をしているが。

その免許代も自分の仕送りから賄われているが。


まぁ、話を戻そう今の心理状態考え方(考えない)に固まった最初の切っ掛けは最愛の母方の祖父が亡くなったことである。

自分はかなりおじいちゃん、おばあちゃん子であった、小学校低学年時は母親が稼ぎに行く時は祖父母に面倒を見て貰う機会が多かった。まぁ、弟が小さかったのが大きな理由ではあるが。


とにかく、その祖父が大学1年の3月に亡くなり、帰る交通費も往復で4.5万と大金であった。

当時切り詰めまくった生活で給料前ですっからかんであった自分はメインで働いていたバイト先に相談をすると、給料の前借りと休みを二つ返事で貰った。

この点、かなり人関係で恵まれていてありがたいと常に思うものだ。

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