小説版「閉鎖病棟の中」ノンフィクション

赤キトーカ

あらすじ

ぼくがその檻の中で、強い強い薬で眠らされながら、まどろんで、

朝になって、かけられた言葉、

ぼくを起こした言葉。


「うんこ!うんこ!うんこ!うんこ!うんこ!うんこ!うんこ!」


ぼくが目を冷ますと、看護婦が眠っているぼくに、叫んでいるのが見えた。


「うんこ!うんこ!」


本当の意味での檻の中。


犯罪者なら、

懲役何年とか、決まっている。

しかしここは、決まっていない。


すべては、医師と家族の気分次第。


「医師が出さないと決めたら、出さない」

「家族が『入れておいてくれ』という限り、絶対に出さない」



裁判などという憲法の権利も永遠に届かない。

その現実が、ここにある。


繰り返す。

これはノンフィクションである。

過去に配信したメールマガジンを基にしたノンフィクション。


「精神病院の中 小説版」

近日発表予定。





………

家族会でその看護師はこう宣言した。


「私どもは、患者の方々の退院を前提として治療をしているわけでは、ありません!」



……


あなたは何を、思うの。




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小説版「閉鎖病棟の中」ノンフィクション 赤キトーカ @akaitohma

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