手の平を蹴ってさよなら夕蛙
絶対入選できない句だとしても、友未は丸ごと二百パーセント大好きです!可愛いすぎる。
吾子抱けば野原の匂い夏初め
こちらは堂々の佳篇ですね。
初夏の日暮れて青き夕べかな
なるほど、海底から仄かに明るい水面を眺めているような青さなのですね … 。というか、「日暮れて」「夕べ」になっちゃった。
初夏《はつなつ》の暮れて沈黙《しじま》に見上れば何処《いづく》も青し空の名残り面《も》 あれ、短歌が詠めた!?
並木道パラソル染める青葉かな
わずか十七音によくぞこれだけゴチャゴチャ詰め込んで見せて下さった気合が天晴れです。パラソルは、詠み方次第で「傘」の二音におさまりそうな …
「覚えておきたい極めつけの名句1000」、買ってみようかな?
作者からの返信
友未先生の短歌、素晴らしいですね。ウットリです。
自分でも「手の平を蹴ってさよなら夕蛙」は好きなので可愛いと言って頂けて嬉しいです。
日暮れて夕べ……書いた記憶が……なんということだ。
パラソルはゴチャゴチャしてすみません。再考します。
いつも丁寧に読んで下さってありがとうございます。
サーティーワンの句は、「今年もよろしく」より「今日も頼むぜ」の方が常連感(そうじゃなくても)が出せて面白いかなと感じました。あぁ、そうすると季節感が消えるか‥‥‥。
さて、吾子の句ですが、匂いがこちらにまで届きそうな句ですね。吸い込んだら幸せもお裾分けしてもらえそう☆
そして、パラソルの句。
日傘に掛けたものだとは思うのですが、やはりパラソルは並木道よりも海を連想させてしまいそうです。愛宕でしたらストレートに日傘で整えちゃうかなぁ。青葉との天秤も「かな」を付けるのであれば青葉に重きが置かれそう。「かな」って、かなり強めな詠嘆と認識しております。
青葉残しですと「並木道よりどりみどり青葉かな」なんて遊んじゃう(笑) みどりは「緑」に引っ掛けて濃淡さまざまなグリーンを楽しむ感じです。日傘残しですと「並木道日傘彩る葉の影よ」って感じで、日傘に透ける色々な形の葉っぱを見上げているイメージに。「かな」より軽めの詠嘆を示す「よ」で、季語の日傘を焦点に当てたりして☆
作者からの返信
愛宕師匠! 読んで下さるばかりか丁寧に添削して頂いてありがとうございます。たしかにパラソルより日傘がいいですね。「かな」と「よ」の違い他、たいへん勉強になりました。「並木道日傘彩る葉の影よ」って素晴らしいですね。本格的に直して頂けて感激です。やっぱりハグ! エアハグでぎゅっと!笑
パラソルって英語なのに季語の仲間入りしてたなんてΣ(・ω・ノ)ノ!
私的に夏と言えばサーティーワンとクーラーなので、それを季語だと押し通して使うのもアリなのか、と、浅はかな考えをしてしまいました(笑)
クーラーに届け気迫のサイコキネシス
待たせたな今年もよろしくサーティーワン
みたいな。(ごめんなさい。バカにしてください💦)
作者からの返信
悠木さん、毎回ありがとうございます。
あのね、「クーラー」も「アイスクリーム(サーティーワンじゃなくてゴメン)」「ソーダ水」も夏の季語なのですよ。今このときも○○○は季語だ!と押している人がいます。古典にはそこまで拘らないみたいです。だから逆に、まさかこれも季語だったのかい、と愕然とするときがあります。
サイコキネシスは7音だから中七に持ってきて「クーラーをサイコキネシスでつけてみた」とかサーティーワンも6文字だから「待たせたなサーティーワンのおねいさん」とか語順で調整してみてはどうでしょう。
来冬 邦子さん お邪魔します。ネコ?です。
村上鬼城の「念力のゆるめば死ぬる大暑かな」の句、私も大好きです!
本当に昨今の暑さは「まさにそれ!」という感じがしております。
「覚えておきたい極めつけの名句1000」にあった句だと思うんですが、
炎天へ打つて出るべく茶漬飯 川崎展宏
という句も「さあ、いくぞ!」という感じが伝わって好きです。
作者からの返信
ネコ?さん、コメントありがとうございます。
村上さんの念力も笑っちゃいますが、川崎さんの茶漬飯も気合いが伝わってきますね。不勉強なものですから、いろいろな句集をデタラメに読んで感動して、読んだそばから忘れてゆきます。(年を取ると忘却力ばかり発達します)
ほんとうにこの夏は暑くてフラフラです。エアコンに生かされている熱帯夜、です。ネコ?さんもお体お大事に。