夏限定ですが、群馬の奥地に
「自然の森野営場」
というのが有ります。
水上から片品に行く山道の途中ですがクルマで行けます。
現地は予約不要で料金不要です。沢沿いの土の地面と駐車場兼ねた砂利の地面が有ります。ただ水平な地面は殆ど無いです。携帯の電波は本気で有りません。水洗トイレが有りシーズン中は水上町職員が毎日掃除に来てすごく綺麗です。近くに湧き水スポットも有ったりするんでお勧めです。標高が1500m近いので夏でも朝方は10℃下回ったりしますのでそれなりの装備を。日中汗ばむ時も有ります。たまに熊目撃情報が有ります。
以上無料キャンプ場情報でした。
「キャンプしながら小説を書いてみたい!」
と、キャンプ場に突撃するキャンプ初心者のヒロイン。
――当然、いきなりのソロキャンプで上手く出来るハズもなく……
「うーん……テントが建てられない……」
困っていると、偶然隣に居合わせた見知らぬベテランキャンパーが声をかけてくれる。
これが彼と運命的な出会いの始まりだった――!
この「初心者キャンパー」と「熟練キャンパー」の組み合わせと掛け合いが秀逸で楽しく読めます!
――――本作には以下の効能が含まれます――――
・メシテロ
・ほんのり恋愛
・大人の距離感がある男女関係模様
・各地のグルメ情報
・アウトドア知識の増大
・主人公がキャンプで一生懸命に執筆するシーンが多々。
物書きは「自分も書かないと!」とやる気を貰える。
僕自身もキャンプするので、冬のテントの中で本作を読んで楽しんでいました。
あなたも本作を読んで、キャンプ楽しみませんか?
これは正しく、読んで楽しむ「WEB小説版キャンプマニュアル」(あるいはキャンプマニュアル版WEB小説)とも言っても過言ではないです。
一人キャンプを楽しむソロさんとまだキャンパー見習いのとまりん。その二人の掛け合いが面白いし、さらに周りのキャラの意外な関係性だったり、まさかの展開だったりと目が離せない。
そして何より読みながら、キャンプの心得が知る事が出来る事。
キャンプの設置場所はどうすればいいのか、食事は何を用意すればいいのか、そしてキャンプする上で大事な事は何か。それらを余すことなく読者に教えてくれる。
今からキャンプしたいって方には、ぜひとも読んでほしい作品です。
大人と子供の間にいる女の子。
おっさんと青年の間にいる成人男性。
二人の関係性をゆっくり丁寧に撚り合わせて、頑丈なペグ「キャンプ」で固定したお話。
特徴的なのが、本文中に現れる取材先と作者本人のブログへのリンクです。
作中で舞台になった場所や、扱ったアイテムについての解説についての詳細を見ることができます。
カクヨムは外部サイトへ直接リンクしない仕様ですが、これがタップ&ホールドで写真やコメントがポップアップしたら次世代web小説って感じで楽しそうだなぁと思ったりしました。
キャンプ未経験の身としては、風景や土地柄の話がメインになるのかなと思っていましたが、先述の関係性の話も含め「ああそうか、キャンプにはそういう魅力もあるんだなぁ」と思わせてくれる一作です。
インドア派アウトドア派とわず、是非に。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第四泊 第一○話「諭された。しかし、ダメではなかった」まで読了。
私の評価ポリシーにつき、未完の作品は星二つが最高評価。
お腹が空いて、良さげな飯屋に入り、気になる料理を注文し、少し離れた厨房から調理の音が聞こえてくる。
運ばれて来る料理を想像しながら、調理の音を堪能する。
野菜を切る音。
揚げ物の音。
肉を焼く音。
旨そうな音は微塵も腹に貯まらない。
聞く程に空腹が増していく。
空きっ腹をさらに拡張するような小悪魔な音。
それでも聞く事を止められない。
もっと聞いていたい。
続きを聞きたい。
新しい音も聞きたい。
目の前に料理が提供されるその時まで、小悪魔な音を堪能したい。
実際にキャンプを実行し、設営して、肉を焼き、食らい尽くすその時まで、作品を読んで生まれた欲求を満たす事はできないだろう。
だからその時まで、この旨そうな音を堪能していたい。
JK初心者ソロキャンパー泊ちゃんと、ちょっと大人なソロキャンパーのソロさんが
キャンプ場で出会うところから始まる、程良い距離感の2人の物語。
飯テロもあり、ほんわか色恋もあり、JK達の軽妙なやりとりあり……と見どころはたくさんありますが、何といっても一番興味深いのは、「現実世界にもあるキャンプ場や道の駅、用品が出てくる」というところだと思います。
作者様が実際に行ったところ、食べた物、買った物が載っているリンク付きなので、「こんなところがあるのか!」「これ便利そう!」とついついキャンプに興味を持ってしまうこと間違いなし。
また、これだけ多くのキャンプに関する情報が出ているのに説明っぽくなりすぎず、モノローグや会話の中で自然と読めるようになっているのは、作者様の力量ですね。
現実と小説がリンクするゆるっとほんわかな小説、ぜひお楽しみ下さい!
女子高生小説家新宿泊はその売れっこぶりがきっかけとなり、一人執筆キャンプを始めようとする。
テントなど道具を揃えてバイクで走り、向かったキャンプ場。
泊がペグの打ち方で困っていたところ、ソロキャンパーの営野に助けられ二人の腐れ縁は始まった。
小説家らしく軽快な口調が特徴的な泊と彼女のボケに律儀に突っ込む営野の掛け合いは絶妙で読んでいて飽きず、
それでいてキャンプに関する知識が深まっていくのでとってもお得。
キャンプ場で食べる料理の美味しさはもちろん、道の駅でのジューシーなグルメとの出会い、
日頃の疲れを癒す温泉や風呂場の心地良さ、焚火を見つめての会話など貴重な体験が宝石箱のように詰まっています。
また、エピソードの各所には実際に舞台となった場所の資料やレビューが添えられており、
入念に取材されているためより作品の世界に入り込むことができました。
読めば実際にキャンプ場で泊のように「ほむ~んっ」と言いたくなることでしょう。