ノー・キャンピングデイズ
後書き
コンテスト用に一度完結とします。でも……
本作をここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
読者の皆様がいるからこそ、頑張れたと心から感謝しております。
ソロキャンディは、私にとって今までの作品の中で最も書いていて楽しい作品となりました。
理由はやはり好きなことを好きなように書いていたことと、泊とというキャラクターを私が非常に気にいった為だと思います。
ただ、簡単だったかというと、むしろ他の作品よりも大変だった気がします。
第一に、キャンプやグルメなどの情報・蘊蓄などを書きながら、飽きさせないようにテンポのよいライトな会話を織り交ぜて見せていくというバランスにも苦労しました。
あまりに蘊蓄がうざいと物語を読み続けてもらえず、ブラバされてしまうかもしれない。それを気にしながら、書いていました。
第二に、リアルな情報を伝えたいということで、取材をした場所のみ舞台としました。アイテムも、できるかぎり使った物を作品に出すようにいたしました。
これが大変で、例えば取材のタイミングと話の中の季節が異なる部分も多く、その時期の様子なども調べながら書かなくてはならないのが難しいところです。
実際、【柏しょうなんゆめファーム】も物語の中では一〇月ですが、私が行ったのは一二月の初旬でした。これだけ違うと、例えば温度も木々の色づきもまったく違ってきます。
アイテムに関しても、書き始めた頃には存在しなかったDOD製の【キノコテント】をネタとして出したのに、書いている途中で本当に発売が発表されてしまい慌ててしまったのも笑い話です。
それでも苦労した甲斐があったと感じたのは、PVからわかる離脱率の稀に見る低さでした。
私の作品では【魔生機甲レムロイド ~第一部「 異界のロボットデザイナー」】(https://kakuyomu.jp/works/1177354054880245000)という作品が今まで一番離脱率が低く完読していただける作品だったのですが、ソロキャンディはそれを抜いていると思います。
さらに★評価やフォロワーの増加の速さも私の作品の中ではピカイチでした。おかげさまで、カクヨムコンにて始めてジャンル1位というのを1週間以上取ることができました。
これは多くの読者に最後まで楽しんでいただけたということであり、作者として最高の喜びでした。
本作は、カクヨムコン4に向けて書いていたため、ここで一度完結の形を取らせていただきましたが、まだまだ書くネタはもちろんございます。
勘のよい方は、伏線である程度の人間関係もわかっていただけたと思いますが、それを活かした話も考えておりますし、紹介したいアイテムやグルメもたくさんございます。
本作を楽しんでいただけた方で、今後も期待してくださる方は、ぜひ応援や★を投げ入れるなどしていただき、フォローしてお待ちいただけると嬉しいこと、この上マックスです(笑)。
それは作者にとって大切なモチベーションアップのパワーとなり、ハイテンションでがんばれますので!!
ぜひともよろしくお願いいたします。
なお、お気づきの方も多いと思いますが、本作は漫画・アニメ作品である【ゆるキャン△】(著:あfろ 氏)にインスパイアされた部分があります。
もともと「キャンプの話をどう表現するか」と考えていた時に、最初に妻から「ブログ形式がよいのではないか」というアイデアをもらっていました。
しかし、ゆるキャンを見ていて、「キャラクターから魅せる手法」でこれだけできるのだから、小説でもできるのではないかと現在の形を取りました。
そのためにオマージュという形ではなく、リスペクトをもって書かせていただいたつもりです。
ちなみに、あの漫画でなによりすごいなと思ったのは、魚眼レンズを使ったような構図の背景で空間を演出する方法でした。なかなかない難しい構図を多用しており、あれはすごいなと感心しておりました。
私の小説でそこまで空間を描写ができているとは言えませんが、少しでもキャンプしている空気が伝われば嬉しいなと思っています。
それから蛇足的ですが、【ふたりソロキャンプ】(著:出端祐大 氏)という漫画が実は2018年11月より【イブニング】で連載が開始しています。
非常に似たイメージのタイトルですが、私がこの漫画を知ったのはこの小説を書き始めたあとでした。そのため、影響を受けたとかそういうことはこちらの作品に関してはありません。単なる偶然です。
それに内容も、方向性は似ていますが相違点があるのでぶつかることはないと思います。
ただ、この漫画も面白そうなので、私も買って読んでみたいと思っています。
私の作品を含めて、こういった作品類が増えることで、キャンプ業界も盛り上がると幸いです。
まあ、いいキャンプ場が混むのは嫌なんですけどね(笑)。
最後にあらためて、ここまで読んでくださってありがとうございました。
他の作品をいくつか終わらせたら続きを書きますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
(※本編はしばらく止まりますが、コラム等は今後もたまに追加いたします。→第二部が始まりました!)
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