コラム

「ソロキャンプをしたいなら、グループキャンプしよう」

泊「ほむ。意味がわかりません。ソロキャンしたいのに、なんでグルキャンさせるんですか」


ソロ「そうだな、言葉が足らない。『ソロキャンをしたいなら、まずはグルキャンで慣れろ』ってことだ。いきなり泊のように無謀なことをするなということだ」


泊「うぐっ……。でも、もっとちゃんと事前に調べれば……」


ソロ「やはり、調べただけだと細かいことに気がつけないものだ。本当に必要な物と不要な物も、自分でやってみないとな」


泊「ほむ。確かに経験しないとわからない事ってありますよね。ペグだけとっても、あれだけ困りましたし。現地でPCを打とうと思ったら、机の高さが合わなくて打ちにくかったり、周りが明るすぎて画面が見えなかったり……」


ソロ「そうそう、そういうことがあるだろう。ああいうことは、意外にやってみないと気がつかない。そして、それがキャンプをするのにないと困る物だったりすると面倒なことになる。その点、グルキャンならば、困った時に仲間に助けてもらいやすい。もちろん、なるべくキャンプになれている人と一緒に行くのがいい」


泊「ほむ。まあ、わたしはもうプロ級なので、そのままソロで続けますが……」


ソロ「プロってなんのプロだよ。それに、きみのその根拠のない自信はどこからやってくるんだ?」


泊「多くの経験から」


ソロ「二度しかしてないくせに……。ちなみにグルキャンに漠然と参加するだけではだめだ。下調べをしたり、現地では積極的にテントを立てたり、荷物整理をしたり、料理の準備をしたりしないとな」


泊「ほむ。ソロキャンの勉強だから、積極的に動けと」


ソロ「そもそも『キャンプにゲストはいない』が基本だと思っている。全員が当事者だ。その意識があれば問題ない」


泊「まあ、キャンプを始めたい時、なにから手をつけていいのかわからないと言う人は多いと思います。そういう意味でもまずは行ってみるというのはありですね」


ソロ「特にキャンプ道具で何をそろえたらいいのか困る人は多いだろうな」


泊「ほむ。なら、今後はコラムで、それを解説してくださいよ。こんな概要的な話ではなく、アイテムをひとつずつとりあげて詳細に」


ソロ「……うーん……」


泊「なんです? そんなに悩む話ですか?」


ソロ「非常に言いにくいんだが……」


泊「ほむ……」


ソロ「コラムでそういうネタをやってしまうと、本編で使えるネタがなくなるために作者が困るらしい」


泊「……まさかのメタ発言」


ソロ「まあ、コラムだしな……」


泊「ゆるいなぁ……」

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