へべれけアーカイブ～ウイスキースキィおっさんの感想と評価そして妄想～

日の丸ウイスキー クラフトカスク6【ジャパニーズ】

　今回は地元の酒屋に新入荷されていたこちらを紹介です。

　日の丸ウイスキー クラフトカスク6

　日本の木内酒造が手掛けるシングルモルトジャパニーズウイスキーです。

　茨城県の八郷（やさと）蒸溜所のポットスチルで蒸留したモルト原酒をさくら樽、バーボン樽、チェリーブランデー樽、シェリー樽、ワイン樽、ラム樽の6種の樽でそれぞれ3年以上熟成させブレンドしたものです。

　原材料はモルトのみでアルコール度数は48%です。

　購入時点でネット情報もあまりなかった銘柄ですが、コレはなかなか！

〇ストレート

　香りは静かな甘味、干し草とオイルっぽさ、奥に赤色を想わせる甘さを感じます。アルコール刺激は感じません。

　杯を重ねると、甘さは砂糖漬けのフルーツや焼き菓子の姿をイメージさせます。

　口当たりは柔らかですが、そこから突き抜ける干し草と黒胡椒と赤唐辛子が現れます。このスパイス感とモルトが合流することで、涙滴型のシャープなイメージを形作ります。

　余韻にはコゲた木樽と草、トロピカルフルーツや焼きリンゴのような独特な甘さを感じます。

〇加水

　香りは草っぽさが大人しくなり、甘さが増した印象です。モルトとスパイシーさ、ベーコンのような脂っぽさと塩気も感じます。

　味わいは甘味とモルト、オイリーさがギュッと詰まり甘さが目立つようになった気がします。

　ラムを想わせるマンゴーなどのトロピカルフルーツ感やビターさにシェリーのイメージが強くなった気がします。　

〇ロック

　香りは大人しいがほんのりと甘く、オイルと干し草、微かに塩気のようなニュアンスを感じます。

　味わいはモルトとオイル、黒胡椒、タバコの葉と様々な要素が現れます。

　そしてその背後にうっすらとですが甘味が感じられます。

　後半はキレのいいスパイス＆ビターで終わります。

　モルトと甘いシガーといったイメージで美味しいですね。

〇ハイボール

　香りは草っぽさとモルトが第一印象、オイリーで少し甘じょっぱい雰囲気です。

　味わいは丸みのあるモルト、それに乗っかる干し草と香ばしい要素が始めに現れます。続いて舌先で弾けるピンクペッパーのようなスパイス、舌の根から広がる程よいビターさが現れます。

　悪くありませんが、まだポテンシャルを引き出し切れていないような気もします。

　この子はあれですね、田舎の着物少女ですね。

　今日は何かしらのイベントでおめかししてお出掛けです。

　旭日に照らされる麦畑彼女はルンルンで歩んでいきます。

　可愛らしい美人ちゃんです。可能性の塊ですね～！

　前回同様、人物像（キャラクター）をまだ掴み切れませんね。

　妄想が過ぎるぞっ‼

　甘味は控えめでアイリッシュウイスキーに似た印象の麦感とオイリーさが特徴的で、シェリー樽とラム樽の要素も感じられ、それでいて重くありません。

　日の丸ウイスキー クラフトカスク6

　価格は7000円ほどで、限定品であまり店舗で見ることはないかもしれませんがネット購入も可能です。

　似た銘柄ではありませんが、脂っぽさと塩気の雰囲気はカネマラに近いかもしれません。

　木内酒造は常陸野の原材料を使用した原酒作りや自社にて製麦工場を始動したりなど今後のリリースも楽しみなメーカーです。

　これから常陸野の大麦100%のウイスキーも販売されるようです。高いけど、欲しいな～！

　ニュアンスとお勧め点数はこんな感じです！

　温度感：中～温(ストレートのみ温)

　湿度　：乾～中

　香り　：中

　味わい：中～濃

　重み　：中

　複雑さ：中～複

　余韻　：中～長

　世楽好み　☆☆☆☆☆

　万人受け　☆☆☆～☆☆☆☆

　コスパ　　☆☆

　合計　　　10～11点

　日の丸ウイスキーに興味を盛ったキッカケの缶ハイボール

　常陸野ハイボール

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/16818093076828808294

　カネマラ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/16816700427684437200

　イメージ

https://kakuyomu.jp/users/selark896/news/16818093088690806363