【おすすめ】ホワイトオーク あかし シェリーカスク【ジャパニーズ】

 今回は酒屋を覗いたときに発見したコチラを紹介です。


 ホワイトオーク あかし シェリーカスク


 あかしから24年10月21日出荷開始の新たな定番商品シェリーカスクです。

 ラベル裏の説明によると、シェリー樽原酒をキーモルトにしており、グレーンウイスキーは英国製のものを使用しているとのことです。

 アルコール度数はお得な46%です。

 ボトルデザインはお馴染みのあかしボトルでラベルは赤みがかったオレンジです。

 そしてその味わいは新たなシェリー系のデイリーウイスキーになり得るまとまりでした!



〇ストレート

 香りは潮気と甘さがあり、塩キャラメルのような印象です。生っぽいモルトとスパイスも感じます。アルコール刺激はほどほどです。

 味わいは始めに優しめのシェリーの甘さを感じます。

 甘味はそのまま、モルトと香ばしくザラっとしたビターさ、黒胡椒とわずかに青唐辛子のニュアンスを感じます。

 甘さとビターさはシェリー原酒由来ですが、シェリー100%の純粋なタイプとは異なり、ブドウの皮そばの果肉、青いフルーツのニュアンスを感じます。

 シェリー寄りですがフルーティなスコッチの要素もあるイメージですね。

 また、ビターさに寄り添う感じでコゲた樽あるいはスモーキーさのような火に由来するものを感じます。強めにチャーリングした樽か一部ピート原酒を使っているのかな?


〇加水

 香りは甘味が強くなります。カスカードクリームのような甘さを感じますが、腰のある印象です。

 味わいは最初に和らいだシェリー系の甘さを感じます。香りの方が甘い印象です。

 続いてじわじわとせり上がってくるようにビターさと赤唐辛子と黒胡椒のスパイシーさが現れます。

 このビターさにはコクが伴い独特です。ニッカの低価格帯のウイスキーに感じるニュアンスに近い気がします。やはりピート原酒が使われているのかも?

 また、下支えしているモルトも感じられ綺麗にまとまっています。美味しい!


〇トワイスアップ

 香りはモルトとスパイス、軽やかで現れたり消えたりするビターさを感じます。

 味わいは始めに短くはっきりした甘味とモルト、そこからビター&スパイスが続きます。

 スパイスとビターさは余韻まで続き、次の一口に繋がります。

 赤っぽいイメージで鉄っぽくはないですね。

 

〇ロック

 香りはモルト、ナッツ多めの焼き菓子、生っぽい油を感じます。混ざり合うとクリームブリュレのような甘さを感じます。

 味わいは短い甘味、少しの鉄っぽさを伴うビターさ、軽やかなスパイスが現れ、その底に塩気、柔らかなモルトを感じます。

 ビターさがやや強いかもしれないです。


〇ハーフロック

 香りは甘く柔らかくなった印象です。

 味わいはビターさの印象が増しました。始めのモルトに続きグッと力強いビターさが現れますがすぅ~、と引いていき甘味が感じられます。

 飲みやすいですね。


〇ハイボール

 ほんのりと甘さとモルトを感じますが思いの外、香りは広がりませんでした。

 口にすると短くメープルシロップ系の甘味、モルト、甘さよりもビターさの印象の方が強いシェリー樽感が続きます。

 甘さはしっかりしていますが、余韻はウッディかつスパイシーでドライなキレでしつこく感じさせません。

 


 この子はあれですね、ジト目のインドア少女ですね。

 趣味は読書ですが文学少女という感じではなく、人付き合いの少なめな好きで日陰者をやっているタイプです。熱中して夜更かしして時折クマを作り、それをあまり隠さない野暮ったさが良くも悪くも人目を気にしておりません。

 インドア趣味に反して体格はしっかりとしており、背丈は割と高めです。

 休日の図書館。何気なく足を運んだあなたは彼女を発見しました。特別親しい訳でもないあなたは声をかけませんでしたが、気づけば彼女はこちらを見つめていました。さあ、どうしましょう?


 妄想が過ぎるぞっ‼



 シェリー原酒をそのままのテイストでない形でお出ししてきた印象です。

 お手軽価格ながらシェリーの味わいが楽しめます。シェリーに感じる鉄っぽさはあるかないかのレベルにまとめられています。

 マリアージュとしてはソース焼きそば甘辛系中華と合いそうな気がします。


 ホワイトオーク あかし シェリーカスク


 価格は1800円ほどで500ミリなので、700ミリでは約2500円です。

 近所の酒屋で見かけたので、恐らく酒屋なら入手は容易かと思います。

 シャリー系で度数46%なので、お手頃な気がしますがあくまでシェリー好き向けの銘柄かなと思いました。

 あと200~300円ほど安ければ、爆発的に流行りそうな気がします。

 グレンドーワン(まだ紹介していない)よりは軽やかで、フェイマスグラウスと比べるとグラウスの方が華やかイメージですが、シェリー系がお好きな方は是非一度試してみて欲しいです。



 ニュアンスとお勧め点数はこんな感じです!


 温度感:中~温

 湿度 :乾~中

 香り :中

 味わい:中~濃

 重み :中

 複雑さ:中

 余韻 :中


 世楽好み ☆☆☆☆~☆☆☆☆☆

 万人受け ☆☆☆~☆☆☆☆

 コスパ  ☆☆☆~☆☆☆☆

 合計   10~13点



 グラウスの紹介はコチラです!


 ザ・フェイマスグラウス ファイネスト

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/1177354055620889260


 フェイマスグラウス スモーキーブラック

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/16816700428433692384



 擬人化イメージ

https://kakuyomu.jp/users/selark896/news/16818093088760341515

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