家飲みウイスキースキィおっさんが感想と妄想を綴るエッセイ

本編

バスカー アイリッシュウイスキー【アイリッシュ】

　今回は新発売のアイリッシュウイスキーをご紹介ですっ！

　バスカー アイリッシュウイスキー

　近年操業開始したロイヤルオーク蒸留所が手掛けるブレンデッドウイスキーです。

　こちらではモルト、ポットスチル、グレーンの3種の原酒を製造しており、このバスカーにはこれらの原酒が使われているようです。ということはシングルブレンデッドアイリッシュウイスキーになるのでしょうか？

　ちなみに日本では未発売のようですがバスカーブランドからはアイリッシュシングルモルト、シングルポットスチル、シングルグレーンという名前でそれぞれの原酒オンリーのバリエーションも存在しているようです。

　個人的にボトルデザインが秀逸です。縦長の四角っぽいボトルにでかでかと刻印された『BUSKER』の白文字、アイルランドの国旗の緑色を使ったラベルとキャップ、お酒の黄金色もあって国旗のような配色になっていていい感じです。

　散々語ってきましたが、紹介に移りましょうっ！　BUSKER（大道芸人）の業をいざ拝見！

〇ストレート

　香りは静かにハーブというか草っぽさと甘さが漂います。

　口にするとまろやかさとハーブ感、オイリーかつビターさのある後半の味わいに独特の甘さが続きます。この甘さは無糖のヨーグルトのようなコクと甘さというには微かなレベルの甘さ。　

〇加水

　香りはまろやかになった印象。

　甘さがより感じやすい。嫌味のないビターさもあります。不思議とヨーグルトのようなコクと甘さを連想してしまいます。

〇ロック

　オイリーで草っぽさを静かに感じさせる香り。

　甘さが強めに出てきますがハーブ感とビターさは健在です。

〇ハイボール

　乾草のような香ばしさと潮気、オイリーな雰囲気を感じます。

　口にすると酸味とオイリーさ、草っぽさと塩気が感じられます。まろやかですが甘くはありません。

　氷なしの炭酸割の方が美味しく感じました。

　この子はあれですね、芋っぽい眼鏡っ娘ですね。

　素材は悪くないのにお手入れ不足なお肌と髪、黒縁眼鏡がこう……切ないです。きょうび縁濃い眼鏡をダサくかける奴いないぞ、八十年代か！　という感じですね。

　せっかくの白いお肌もちょっと太いせいか腫れぼったい印象です。

　もうちょっともう一声なんです、あと少しシュッとすれば美人なのです。そういうどこにでもいそうで実は珍しい娘さんなのです。

　妄想が過ぎるぞっ‼

　ハーブ感とまろやかながら嫌味ないオイリーさとビターさ、微かな甘みの味わいが地味にまとまってるといった印象です。

　似た味わいの銘柄は思い浮かばないものの、特筆するものを尋ねられると難しいです。強いて言えば同じくアイリッシュのカネマラと構成要素は近い気がします。

　独断ですが、結構な割合で『不味くないけど良さが分からない』と評されそうな気がします。個人的に主役を張るのはちょっと難しいと感じました。

　ただ、オイリーで味の濃いものとの相性は良い気がします。ちなみにチーズとの相性は良かったです。

　バスカー アイリッシュウイスキー

　価格は税込みで2000円ほどです。新発売ということもあり、酒屋ではよく見ます。

　不味さや嫌味はなく、価格も高くはありませんがお勧めはちょっと難しいかもしれません。というのは癖のないアイリッシュのイメージで飲むと癖があるし、カネマラのような個性を期待すると地味という印象を覚えたためです。

　ただ、チーズとの相性は良かったと思いますので、興味のある方は偏見を持たずに試してみてはいかがでしょうか？

　これがいいという方はきっといると思います！

　お勧め点数はこんな感じです！

　世楽好み　☆☆☆

　万人受け　☆☆☆

　コスパ　　☆☆☆

　合計　　　9点

　ちなみに関連するアイリッシュの紹介はコチラです！

　カネマラ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/16816700427684437200

　ホワイトブッシュ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/16816452218616554502

　ブラックブッシュ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/1177354054894022600