シンメトリーの空

登場人物

　本ページでは、本作の登場人物を解説しています。

　キャラクターは登場順で、話数ごとに区切って紹介いたしますので、ネタバレにならないかと思います。既出の情報に追加の情報がある場合、追記の旨を表示しています。

尚、本項目にて紹介する実在の機関、技術等に関する情報の信頼性において、細心の注意を払っていますが保証はできないものとし、あくまでフィクション上での扱いであることにご了承ください。

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◇◇主人公◇◇

・松ヶ崎弘（まつがさきひろ）

　畿内高専電気工学科の1年生。

　”やりたいことができる”学校である畿内高専に入学してきた、”やりたいことのない”主人公。

　今まで”やりたいこと”や”すきなこと”、”うちこめること”を持てず、そういった目標を持った人間になりたいと思い、畿内高専に入学する。

　しかし、入学してから半年程度、様々な挑戦をしたが成果も出ず、興味も持てず、腐りかけていたときに、非行研こと飛行機研究会に強制入部させられる。

◇◇飛行機研究会◇◇

・水瀬風花（みなせふうか）

　”非行研”こと、飛行機研究会の会長。機械工学科3年生。

　傍若無人を表したかのような人物。彼女に補足されれば、あらゆる人物が彼女に振り回されることとなる。

　身長は高く、校内でもひときわ目立つ。顔立ちは整っているほうだが目が怖いとの評判。

　偶然テキサンを発見した弘を、半ば強制的に入部させる。

　裏門の飛行機”T-6G TEXAN”を修理し、もう一度飛ばすことを夢としている。

・有明沙羅（ありあけさら）

　非行研のメンバー。情報工学科3年生。

　怠惰を表したかのような人物。2日に１回しか学校に来ない、進級できるぎりぎりの単位数で進級するなど、その怠惰は筋金入り。

　変に器用なせいか、本人はこのチキンレースを適当にこなしてしまう。

　身長は低く、何度も染め直した髪はぼさぼさで、色もまちまち。服装も寝間着同然。童顔だが、よくみると可愛い顔をしているとは風花談。

　趣味はパソコンで出来るあらかたの遊びとサバイバルゲーム。

・強羅綾（ごうらあや）

　非行研のメンバー。情報工学科3年生。

　文武両道、容姿端麗の優等生。しかし、かなり悪趣味な人間観察趣味を持つ。

　基本的に外面はいいが、興味の持った人間への距離の詰め方が異常で、関わった人物は大抵不幸になる、とは沙羅談。

　工業高専に在学しながら、最も興味のある分野は法律分野。趣味は判例集を読むこと。

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第5話

・大和美紀（やまとみき）

畿内高専電気工学科1年生～２年生。弓道部。弘のクラスメイトであり同期の部員。次期エース。

・日置優（ひきゆう）

畿内高専電気工学科1年生～２年生。弓道部。弘のクラスメイトであり同期の部員。国体選手。

第15話

・三宅拓斗（みやけたくと）

畿内高専電気工学科１年生～２年生。レストア部。人付き合いは悪くないが集団行動は苦手であり、基本的に幽霊部員。しかしレストア部は嫌いではないので沙羅と買い出しや部室のインフラ整備をよくしている。容姿は幼く、性格も人当たりがよい。重度のSNS中毒。ネットでは口が悪くスラングが古い。

第19話

・矢田（やた）

航空神社神主。風花の父とは高校以来の友人。神職であるため基本的には人当たりがよく、丁寧だが、おしゃべり。風花には天敵とされている。

第20話

・レストア部顧問

存在が空気と化していたレストア部の顧問。風花に無理やり顧問にさせられた。電気工学科准教授。

第21話

・荒島学（あらしままなぶ）

畿内高専OB会現会長。一部上場企業である荒島金属工業の社長。

・柚木孝弘（ゆずきたかひろ）

畿内高専OB会50周年プロジェクトリーダー。防衛産業に関係があるらしく、「ちょっと人には言えないお仕事」らしい。

第22話

・謎の少女

金髪碧眼、推定年齢10代前半の欧風な少女。

第37話

・大和梓（やまとあずさ）

畿内高専OG。大和美紀の姉で、在学中は飛行機研究会に所属しており、当時の風花と”5年前の事件”を知る人間。

風花過去編─────────────────────────────────

・水瀬風花（みなせふうか）

　飛行機研究会に新たに参加した、機械工学科の1年生。

　空港の傍にある町の町工場で育った彼女は、幼いころより自分で組み上げた飛行機を飛ばすことが夢であった。

　親に連れられ訪れた畿内高専祭で出会ったテキサンに一目惚れし、テキサンを再び飛ばすことを夢見て入学する。

・飛行研会長

　風花1年生時に飛行研のリーダーを務めた学生。

　癖の強いメンバーばかりの飛行研で、特に衝突が少なく人望が厚いため会長職を勤め上げた。

　言っていることと言いたいこと、目と口が一致しないが、何が言いたいかは分かりやすいらしい。

・大和梓（やまとあずさ）

　飛行研3年生。模型飛行機班班長～副会長。建築システム科。

　飛行研の紅一点。男勝りの性格で、強いコミュニケーション能力と自身の木工工作スキルをもって、模型飛行機大会を目指す。風花の数少ない全面理解者。

テキサン来校編─────────────────────────────────

第48話

・鶉野修（うずらのおさむ）

保安庁保安隊二等保安士補。

松島基地松島臨時教育隊のT-6G“松風”52-0083番機機付長。

第50話

・ドロシー・ハーヴァード

アメリカ極東軍キャンプ松島司令、ギリアン・ハーヴァードの娘。テキサス州出身。

幼少期に、飛行するテキサンに一目ぼれし、テキサンに乗って飛ぶことを夢見る。

ハーヴァード一家でテキサス州から父の働く宮城県の米軍家族寮に引っ越してくる。

・ギリアン・ハーヴァード

アメリカ極東軍キャンプ松島基地司令かつ、松島臨時派遣隊指導総監督。

規律に厳格で日米双方から畏怖されているが、娘には強く出にくい。

第二次世界大戦初期、海軍戦闘機パイロットとして旧日本軍と交戦。

戦功により、空母航空団司令に昇進。戦後、キャンプ松島基地司令に昇進。