この主人公、なぜコード付きなのか。最後まで読めばわかります。結構深いテーマの作品で読み応えがあります。
奇妙な始まりからラストまできれいにまとまった掌編でした。まるで人生を象徴しているかのような展開と、ラストのオチもきれいでした。第1回無貌賞へのご参加ありがとうございました。https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897276302
自分の背中についたコードを辿っていくお話。その先に何があるのか、良質なショートショートです。このお話から私たちは何を感じるのか、それは読者に委ねられることでしょう。
コード付きはもう時代遅れとなりコードレスが主流になるのでしょう。まさに現代のことを揶揄してるように感じました。コード付きに芽生えた自我はどうなったのか気になります。人間の意識も何処に行ってしまうんでしょうね。