エピローグ登場漢柳解説

題:漢柳三聖


本文

金烏宿霊樹  金烏霊樹に宿す。

騰蛇巡雲海  騰蛇雲海を巡る。

芙蓉遊流水  芙蓉流水に遊ぶ。

柳花極光彩  柳花光彩を極む。


押韻 上声十賄(海、彩)


金烏は霊樹に巣を作る。

騰蛇は雲の海を渡り歩く。

蓮花は流水に親しむ。

漢柳の花はその輝かしい彩りを極めようとしている。


語釈

・金烏…太陽の化身。太陽に三本足の烏がいるという伝説が由来。耀白を指す。

・騰蛇…神獣。翼をもった蛇の姿をしている。東西南北の中央を象徴すると言われている。鈍灰を指す。

・芙蓉…蓮の花。詩耽を指す。

・柳…ここでは漢柳を指す。

・光彩…光のあや。美しい光。まばゆいほど美しくきらめく様。


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