⑮拝読】ヨゾラとひとつの空ゆけば 1177354054885031700

📖ヨゾラとひとつの空ゆけば

作者 帆多 丁さま

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885031700


拝読中🔖


これはいい。まだ冒頭のプロローグで猫も登場していませんが、いい。良質ファンタジーの予感。ゆっくり、大事に、読みたいタイプの作品だなぁ。


1/114🔖つづく


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タイトルがまずきれい。すき。そんで冒頭のはじまりも良き。児童文学のコーナーとかにハードカバーで潜り込ませたい。そんな作品な気がする。


ひとつめはアルルがヨゾラに出会った話。


この作品がどう動くかはふたつめからが方向性なのかな。説明をしない物語は想像力を豊かに耕してねっていう優しさを感じるのですき。自分のペースで理解していくのが物語に浸るってことだと思うから。


7/140🔖


 ウーと先生とギデさんと、三人で食べて


ギデさん……。これから出てくるのですかね。


11/140🔖


土地神さま。

フィジコとマジコ。


登場人物はともかく、覚えておいて損はなさげなワードはとりあえずメモる。


12/140🔖


すき。途端のアグレッシブ。


余談ですが気になる書き方が多くてどれを気にして読んだらいいか、ちょっとページを戻ると読み落としていたものもポロポロ見つかって、ああそうか自分読書久しぶりすぎてあれだ、これはあれだ、読み方を忘れてるとか読む能力が激落ちしてるとかなんかそういうあれだ、やばい。物語は面白いし、文章は難しくない。中学生レベルがあればスラスラ読める。スラスラ読んで読み落としたらいかんでしょ。勝手に思い込んで違う読み、あ、違った、からの戻り。相当うろうろしてます。自分が今中学生レベル(全国の中学生レベルはもっと高い気もする)の知能。なんか楽しい。思わせぶり文章は後に何を見せてくれるのか、あるいはただ思わせぶりなだけのままかもしれないけれど、意味があるかもしれないと思って読む方がワクワクして楽しい時間になる。そしてこの作品はそんな布石が敷き詰められていてどれが布石か見分けられないから、案外記憶容量に空きをつくっておかないとすぐ頭パーンする。全部を拾っていこうなんて意気込み自体がおこがましいのかもしれない。読み方を問う、まるで深淵をのぞく時。楽しいぃ。


14/140🔖


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17/140 ここのNPCぽさ、からの

18/140 ページをまたいでの返し。独特の。やっぱり記憶を試されている、ような。面白い。素敵な作品だ。書くということも、読ませるということも、多分大好きな人が書いている。『大好き』は私解釈だから、厳密には『書くも読ませるも意図的に強く意識・関心ある意思で』まあなんだっていい。結局はどこまで行っても私解釈だ。表記の違いなんぞさして大差ない。作品を書く以上は誰だって多少なり書くも読まれるも好きで意識する当然。でもそれ以上の何かを受信したら特筆事項に至るですよ。上手く言えないからナンノコトですけど。


先程も書きましたが『気になる書き方』とは。読み手にわからない話がつらっと書かれてあとからそのくだりに触れる。すぐに教えてもらえるものもあれば、やや時間をおいてあとから出てくるものもある。ので多分読んでいてなんのことかわからない疑問や不思議、意味不、意味深etc.昔ながらの書物の楽しみ方とでもいうか、せっかちになんでもすぐ理解して把握出来なきゃストレスで死ぬ的な現代日本人気質にやんわりと、まあまあお茶でもどうぞと。読書くらいのんびりのびのび好きに読みたいわよねっていう。そういう癒しと皮肉と嘲笑と、あるいは挑戦状、はたまたただの気まぐれ猫ちゃん。作品全体のもつ性格と、ヨゾラの個性と、名前をつけたばっかりに運命共同体街道まっしぐら

アルルんの、作者と読者のダンスパーティーみたいなもんですね!(私は何を言っている?←いつもの)(※皮肉とか嘲笑とか言うてますが、この作品からそんなイメージはありません、あくまで作品から見えたお題に対して思う私なりのアンサーが感想の一環として紡がれているだけで、言葉のチョイスの悪さは私のボキャ貧です)


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22/140🔖


気がつくと黙々と読んでいた。おかしいな。つい今しがたまで猫が可愛いファンタジー気分だったはずなのに、いつの間にきな臭いサスペンスドラマになって。いや、事件は確かに起きていたから話が戻ったと言うべきか。ヨゾラがいなきゃとっくにあれですよ。殺人事件ですよ。被害者は旅の魔法使いアルル。犯人はわかっている。死体はない。さてはて。


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そしてここでいったん物語から離脱し目次のサブタイ一覧を眺める。知った情報と知らない想像が膨らんであらヤダ楽しい。サブタイ一覧を眺めるだけでもなんか楽しいとか。


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トカゲの囁き……。


30/140🔖


追記)ラガルトさんの囁きは小説ならではのあれですよね。実際に音はわからない、読者の想像で脳内に組み立てる小説ならでは。場面の空気の切り替えとしても間がよく、インパクトがある小さな小ネタ。縁の下の力持ち的な。今まで地味にオブジェクトしてただけのようなものがここでぐっと存在感出してくる。書かれてないけど彼の存在は大きいと思う。使い魔が生きてるイコール主も死んでないっていうこと、っていう『多分事実』をあえて明記しないやり方は、きっとこれあとで出てくるんだな、とか。思わさる。


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60/140🔖


はいはーい。ふたつめの終わりまで一気読み。感想はもちろん途中途中はさみたかったんだけど、怒涛の内容だったからひとまず読んだ!ストーリー展開はドキワクのハラキュンで盛りだくさんだよ!幾重にも重なるそれぞれのエピソードが互いに邪魔しない見事な塩梅で素敵。登場人物も多いんだけど全然混乱もなくきっちり読めた。すごい安定感。キャラ一人一人が確固たる存在感でモブの一人すら誰だっけとかならないのはむしろどんな魔法をかけられたの私。


すごい真面目な緊迫した場面でもちょいちょいはさんでくる真面目なトーンでの笑いの要素とか、サービス精神。すき。アルルの冷静なツッコミが愛おしい。地声だった。みたいな。

あと、哀しみとか怒りとかの心理描写がもうはっと息をのんで見守ってしまう。時にヨゾラの気分で、時にアルルの気分で、素直に読まされてしまう。ガチでキレてる時のアルルの葛藤がたまりませんね。


一つおやと思うことがあるとすれば、足を撃たれて大変なはずの彼はどうなったんだっけ。見落としてたらごめんあそばせ。あ、もうひとつあった。ハガネムシさんたちがどんな大きさだったのか絵的にイメージが定まらなくてきっと大きいんだろうけど、もしかしたら小さいみたいな迷いが自分の中でずっと困惑している。


それと途中から薄々気づいていたのだけど、中学生レベル読みだともしかするとあれかも。日本語が正しすぎて逆に難しい場合もある。すごいきちんとしてる。私なんかが並べる適当言葉ではなくてきちんとした言葉が丁寧かつ厳密に使われているのだと思った。普段聞きなれない言葉があるとしたら、それは新たな語彙に触れるってこと。使わないと死語になって消えてしまうから自然と使える人が紡いでくれてありがたいこと。


事後のお祭りの太鼓の音が長い場面で描かれていて、臨場感溢れるいいムードだった。人々の賑わいがその描写一瞬だけでなくずっと続いていることの持続の臨場感。鳴り止まない。音と光と熱気と感情と。すごいな、って思う。私自身もそうした場面を書いてみたことがあるけれど、継続的余韻は難しいんだ。


事件の解決と、いくつかの理解と、さらなる不思議で次のステージへ。


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本編の他に面白そうな企画もあるのを発見したので、本編をある程度読んだらそっちも覗く気満々。


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丁寧で愛にみちている作品からは学ぶことも多いよね。感受性が豊かで未完成な児童には特におすすめしたい文学、実質オールジャンル。ふたつめの最後までまずは読んでみて!って思うよね。完成度と読み応え。そしてまだまだ続くんだぜ。夜更かししちゃったけどあちき明日も仕事がんばる!


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みっつめまで読了。ふむ。ふむふむふむ。いろいろわかった。いろいろわかったらついまた最初の最初から読み返してみたくなった(こうして3周目が始まった)。こうなってくると感想より考察が比重としてあれだ。作品の構成とか作者の思考or嗜好or志向とかが気になってくる、いつものThe悪い癖by私。序盤でよくあんだけ断片の情報ぶち込んできたな、そりゃ読者は説明をカッ飛ばされおあずけをくらったらムム、ってなる人も多数いるよね。ついてくる人とついてこない人を冒頭で振り分けて、それでもついてく読者だけをきちんと選んでいるのかな、とか邪推する。作品の世界観やクオリティを維持するには読者の質もある程度厳選するのはいいことだと私は思うので。無意識でも意図的でも結果的にそれになるよう仕向けられているのは非常に合理的。あと児童文学の棚に潜ませていいか自問した。しばらく悩んででもやっぱり児童文学の棚にそっと戻した。むしろだ。ピュアな児童がすこやかに読むといいね。そして大人になってからまた読め。それがいい。


とにかく大事なことも大事でないことも同じトーンでさらさらと小川のせせらぎのごとく書かれ流れていく。確かにその情報は書かれているのだが、読者の能力次第で聞き逃してさらーっと流してしまったらうまく食べられない流しそうめんみたいなもんだ。だから私なんかはついまた最初に戻ったりしちゃうんだ。何度でも負担なく読める文章だから、つい実行しちゃう。文章量はけっこうあるのにね。話がさっさと先に進むことよりちゃんと拾うこと、深く読むことの方が大事な気がする作品。ヨゾラもアルルも何かに気付きつつ知ろうとしていて目を背けていて、出来事は次々にやってくるし、でも彼らは忘れていない。今ではない。この先にある。少しずつ近付く。わかっている。なるべくそれを同じ気持ちで一緒に体感していきたいと思うから、できるだけ全部ちゃんと読みたくなる。大事でないことも魅力的で美しくて綺麗だから。知識と感性がそれを何度でも受け入れる。やはり丁寧に作られた作品は丁寧に読みたい。


そんで読み返してあらためて思う。人間の感覚と、人間ではないヨゾラの感覚。キャラの書き分けっていうとみもふたもないけど、野生の獣感がさらっとしっかり表現されているんだよね。ヨゾラの感覚はヨゾラだけで表現できる感覚だなあって。ヨゾラ目線の不思議をちゃんと出してくるとこがいい。


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みっつめはよっつめ、あるいはそのさきにまだ続く内容を多分に含んでいるかもしれない。ふたつめの幕のとじ方がきっちり区切りある感じだったからひとつめ~ふたつめまで第一部、的なイメージでいえばみっつめからの第二部はまだ途中だ。つうわけで早うよっつめも読破しなはれ、と思う気持ちが半分とその前におさらいやで、と思う気持ちがもう半分。とにかくいろいろわかってきた。フィジコがなんなのか、とかアルルがあの時の子どもであってるんだよね?とか。ヨゾラがアルルにとってなにものか問題とあのとき何があったのか問題などの本題はまだ終盤までのお楽しみといったところだろう。


91/140🔖


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101/140🔖


ちょっと作品の感想から、いったん話はそれるんですけども、一気に読んでしまったら更新されているところまで追いついてしまうじゃないですか。まだまだ先は長いなあって思っているうちはいいんですけど、半分を過ぎるとだんだん追いつくのが気になって気が気じゃない。多分私はずっと読んでいたい作品はずっと読んでいたい派なので、追い付いてしまうのがなんか抵抗あるのだ。それでついいくつかの作品を並行して読んでみたりもするのだが、最近いくつかの作品を読んでなんかと考えたことの一つに、文章にも静と動があって、物語を読んでいるその場面がなめらかに動くものと、止まっているカットがいくつか断片的にみえて脳内補完してくのと、いろいろあるよねーっていうのをぼんやり思った。そこいくとこの作品は動いて流れて行っている。まるでそれが当たり前というていで息づき芽吹いて奏でる。空気や水や空や山のように。言葉にまとめていうのは難しいんだけれど、私のこころはありのまま、ナチュラルにすんなり全部を受けとめてる。もう少し疑問とか違和感とか反感とか要所要所にあってもいいだろうに。こいつのここがわからない、とか。この行動や意見には同意しかねる、みたいな。摩擦が多少なりとあって普通。普通はあると思うの。ないんだよね。ヨゾラとアルルがプチ喧嘩してても穏やかな気持ち。なんだ?わたしの心はしんだのか?でも違う作品も同時読みするとわかる。どうやらそうではないらしい。この作品からはマイナスイオンやらアルファ波を受信しておるのだ。そうに違いない(妄言)。いやもう感想じゃないと思うんだ。思うんだけど。ちょっとお客様の中に心理学者か精神科医の方はいませんか。


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「これでダメなら、あたしはあきらめる。これでいいなら、その魔力をスーハーするのをやめろよ!」


序盤で好きなセリフ。ちょっとしたセリフに盛り込まれた情報量は侮れない。でも読み手を圧迫しない。いかにも情報です!っていう内容ではなくて、そこからヨゾラっぽさとか互いの感情とか、そういうのが探れるよねっていう情報。んで、空気から魔力集めてますっていう情報。やさしい。ヨゾラがカリカリ怒ってもかわいいという情報。



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第124歩: お礼をしたい まで読み進め、一旦休憩。


このところ災害ばかりが現実でも記憶に新しいので、なかなかにしんどい。つらいがダイレクトにやってくる。あと、彼らがどっかに駆け出していく度「塩持った!?」って心配になる。ハラハラが続くし。それなのに今度はヨゾラのトラウマの場所にご招待とは。ついてない。


ヨゾラとしっぽさんの関係は良好になりつつあるけど、体調はもういいのかしら。どの子もこの子もすぐ無理するから心配。


だいぶん断片しか描写がない気がするけど、普通に伝わってくるの。あとから解説で補ってもくれるし。ヨゾラの不思議な力はまだ不思議のままだけど。


強いぞヨゾラ。心が。


124/140🔖


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ここまでで好きなキャラ。

・アルル

・ヨゾラ

・ツェツェカフカ

・ペブル

・ウーウィー

・ケトきょー

・モッサナフロレッタ


ヨゾラがダントツ好きだがね。


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139/148🔖


深読みしすぎてヨゾラ感情とシンクロ率120パーの人は138、139ともれなくおっふ……となる回です。めげんな、相棒は一番信頼しあうパートナーなんだぜ。


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140、出港。出航。お祭り回でも思ったけれど、ほんとこの手の臨場感ちゃんと盛り立てる場面造りがうまい。個人や大勢のそれぞれの想いが大事に織り込まれてんぞ。随所に。きちんと汲み取って読みたい。どっぷりと。


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141、

そろそろガザミ腕の外に出るんで、→ガザミ湾?


148/148🔖


更新分まで追いついてしまったので、いったん読了扱いになりますけども、展開的には怒濤の真っ只中なので更新される度に追っかけるコースですね。読解力の足りなさで「つまりどういうことだ?」と思った箇所もあったので、ゆっくり読み返してまた理解を深めたい所存です。






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