⑩完読】千年王国978年目、崩壊の前兆と愛について 1177354054884599545

📖千年王国978年目、崩壊の前兆と愛について

作者 みりあむさま

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884599545


完読🔖



まだ読んでないけど、これきっと好きなやつよ。いいの?読んじゃう。読んじゃうよ。ぐふふ。そんな変態親父風の気分でスタンバイ(本気でただのヤバイやつじゃん……)。


不思議なタイトルですよね。千年王国。978年目。単に私に教養がないからですね。聖書知らない。


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 第一章◎愛


いきなり事件だぜ。これは……サスペンスの臭い。死因はよくわからない。勝手に死なれました。こっちが被害者じゃね?わからない。わからないという不穏な気持ちでなぞの進行。待って。だいたいここはいつのどこで誰なの。世界観が、価値観が、違う世界線。意識が摩擦を感じる。ギリギリと音をたてて擦れてる。


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おう。どうしたことだい。さっぱり頭に入ってこないんだぜ。いや、入ってきてはいるんだろうが、感覚でピンとこないから浮遊感があるのだろう。ハルマゲドンのあとだといわれても、それが私の知る世界の過去に当たるのか未来に当たるのか、いっそ別の世界ならわかるけれど、、いわれることをあうあうとただ抱えて処理できずにいるような。そんな強敵感。


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 ◎終わりの日の跡


ちょっとこっちに近づいてきた感。

 

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 *音のない真実と心の嘘


やった。やっと私感覚になってきた。物語がこっち寄りになったのか、私がそっち寄りになったのかはわからないけれど。ふたつはかなり近づいて、すんなり読めるようになってきた。

 

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 ◎謎


コタローのターン。言葉のひとつひとつがストレートに入ってくるようになりました。多分カヤがカヤの外で傍観に徹して、対比的な二人を見ているから。


彼の言いたいことはよくわかる。コバのそれも。


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 ◎違和感


やはり現代人たる私の価値観に近い神経をお持ちのコタローが、ほら代弁してくださるので、ここらでやっとほっとできるのですよ。カヤやカエラの視点に寄り添うのは、いきなりは難しい。そしてそれは当たり前なのだと。


カエラに関してはもうちょっと前の、文章だとあれだとか、手を繋ぐことで満足を得るのくだりからそんなに垣根はないのだけれど。理解してくことで、警戒心とか和らぐ。


展開としてはまだまだカヤはコタローに心を開かないけれど、私の心は開いたぞっと。一度開けばこっちのもんよ。ちょっと冒頭から再読してくるわ←


13/42

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読み返してきました。カヤとカエラ。主役の二人が二人とも話が飛ぶ、今ほしい情報なの?とひっちゃかめっちゃか(悪い意味ではなく)。誠実だが話は飛ぶ。カヤは動揺もしていただろうし、カエラは心が半分だから仕方ないの。頭ついていかない私も当然なの。でももう大丈夫。


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 ◎十人の為に


ノー!私のなかではすでにヒーロー格にまで登り詰めそうなコタローちゃんが突然のピンチだYo。


ちなみに、ここまでの

🌑好きなキャラ、気になるキャラ🌑序盤ですが唐突に始まるコーナー


イトナ

コタロー


なぜ今明かす。カエラがちょっとづつ教えてくれるのを待っています。


からの、イトナとコタロー、大量投下。いろんな角度の、いろんな時代の、別の場面の、いろんな顔で。うひ。先にカミングアウトして良かった。ギリギリ間に合った。言わなきゃいけない気がしたもん。カエラをよく思っていない頭の固いコタロー。ちょっとほぐれて意図的に優しいコタロー。あれ、イトナもそんなんだった。


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 ◎ベールをかけたのは


「知識を求め続けるかぎり、おれは知識の悪魔にはなれない。なのにおれは知識の悪魔と呼ばれ続ける。言葉だけが実態から離れて、一人歩きしてんだ。気持ち悪いとは思わないか? この世に言葉なんざなければよかったのにさ。他人に伝えるツールなんか、なければよかったんだ。ほんと、心底、気持ちが悪い……なあ、コバ」


「おれは君の本気の言葉が好きだよ。君の過去、君の人生、君の環境、すべてがあわさって君の言葉になる。コタロー、君もだ。バックボーンがあって、君の言葉の一つひとつが形成されていく。そこに嘘はない。本気しかない。なんて素晴らしいんだろう。これこそ『知』じゃないか? 誰が、どうして、何を思って、何を言ったか。大切なのはそこだろ? 言葉だけを取り出しても、そこにはなんにもない。からっぽだ。気持ちの悪い、形骸化した言葉の羅列。そんなものになんの価値がある?」


はい。パイモンも追加←


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 ♯夜の雨音


 いつもなら、人間の機微を読み取るのにそれほど苦労をしないのだが。理由は明白だ。この女からは思考しか聞き取れない。それも、集中しなければ右から左へ流れていくような、やたらすきとおった、読み取りにくい思考だ。


恐ろしいことに、それは最初の最初からずっと意図的に組まれていたのです。いや知ってた。そうなるべく書かれているんだってことが。だから事実としてとらえても不満はないんだよ。つうか俺完全にパイモン視点じゃん。神なんか(ry


ここまで来たら薄々カヤとカエラの関係性も薄々です。ノームを挟んで反転する。そうか。そういうことなのか。と納得しながら勝手に脳内構築。まだ読んでない先の展開にすでに感心してる。


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サタン。なんたる人格者。


「その秘密とやらがどんな副作用を持つかも知らないのに、簡単に強要するのはいかがなもんかね」


 


 天使と悪魔の戦いは、お互いの胸を痛めるものだった。いつか、互いに笑い合った同士。いつか、互いに愛し合った仲間。今では敵と味方で、片方は神に愛され、片方は神を愛することをやめた。




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読破した瞬間レビューしちゃったので、もうみんなすっかり叶遥斗はレビューしまくりの尻軽女とか思っている頃ですが、そうじゃない。レビューせずにはいられん魔力がだな、作品に込められとったんよ。そんなん受信したら抗うすべなし。


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タブレットのバッテリーがあえなく尽きたので、別のモバイルから自分にメール転送という荒業。以下コピペ。





七つの大罪は聖書のなかでは直接言及されてないってWikipedia先生は言うんだけど、高慢・嫉妬・怒り・色欲・貧食・怠惰・強欲?一通りコンプリート感がある作品ですね。相反する美徳もちゃんと登場してるように思います。バランス大事。


途中から一気読みモードになって感想書いてない。読後の感想はネタバレ全開で、ちょっと踏み込んだ感想を書こうとするとそこは避けて通れない。


まずはアレです。私誤解してました。カヤとカエラの進行はもっとタイムラグがあるかと勝手に思い込んでいたので、過去のカエラが現在のカヤだと先走りでした。実際は違ったね。予想の遥か斜め上いってくれてありがとう展開だね。


で、直接はっきり書かれてないけどあれだよね。その瞬間カヤがあれだったように、実際ノーマークだった彼もあれだったんだね、とか。


二次創作も寛大に愛しちゃう一次作家、的な大物感とか。


私が好きなキャラもれなくとんでもなく不幸背負って来てね?とか。


もうやめたげてアリトン!悪魔!悪魔め!とか。


いろいろ語りたいんですが。


愛すべき日本。ありがとう日本。


途中ありがたいお言葉もいろいろありましたし、非常に味わい深い。


聖書知らない?あ、ぜんぜん問題ないです。むしろ知らないで読んだらいいです←仏教寄り



さて。自分解釈なのでなんぱーせんと当たってるか定かじゃないですが、あらすじで世界観を語ってみよう!のコーナーだよ☆


ハルマゲドンにより、それまでの世界は終わってしまった。神様に戦いを挑んだサタン率いる悪魔たちは地の底で重い罰を受け、悪魔と人間の間につくられた幸せな家族も、多くの人間たちと共に死んでしまった。


天使ノームによって選ばれし善良な人々。時代を超えて選別された子らは天使と生きる。


ハルマゲドン以降、生まれたエデンの人々は無垢だ。


しかし神を信じることに迷いが生じてしまった迷子はエデンの外で、悪者を自覚して暮らしていた。かつての人類の廃虚のような世界で。


千年の終わり。あと22年でそうした信仰の薄い者や悪魔たちは滅ぶらしい。だから今では悪魔たちも地の底から解放されて最期の時を思い思いに謳歌している。


ある日。エデンで天使ノームが死んだ。天使や悪魔は死なないはずなのに。


エデンの女カヤは、ノームの死に関わってしまったらしい。思わず逃げ出した。そしたら何故かバスジャックにあい、平和なエデンの外、迷子たちの場所へ連れ拐われてしまった。


一方、悪魔が作った美しい人形カエラは半分しかなくて、足りなくて、いつも求めていた。でもノームが教えてくれたから、手を繋げば満足できるようになっていった。


からの、愛ってなんなの。愛ってほんとなんなの!?

酸いも甘いも苦いも痛いも苦しいも切ないも全部。怒涛の三時間スペシャル(三時間じゃ多分読めない)です!


天使ノーム。婚約者ガル。バスジャック犯のコタロー。秘密の悪魔アリトン。イトナ。ガズラ。知識の悪魔パイモン。コバ。


カヤとカエラを取り巻く愛の物語。神様。どうかお願い。


誰の願いがききとげられるかは、わからないけれど。皆皆迷っているだけ。


神様はお許しになるのか。何を。


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