覚醒者の異世界転移

刻黒

第1話

人間の脳が10%しか使われていない、、


そう、聞いたことはあるだろうか、




人はその言葉を嘘であると、笑った


だが時は経ち、その言葉を実現させようと人々は動き出した


それが覚醒計画、、、


いろんな薬の投与や、手術、細胞単位での身体の改造により


その計画は実現しすることができた


だが、そのことを世界中が大喜びしたのは束の間だった


いろんな国々、それもロシアやアメリカの様な


核を保有する大国から公国まで、、


現実世界での戦争、核による大戦


サイバー攻撃など、あの手この手を使い攻撃をして行った


その結果地球は住める状態ではなくなり、


他の星の移動しようにも、


地球に資源が無い為


どの国も地球が滅亡するとともに


死んでいった、、、


だが、荒地と砂しかない様な惑星に


まだ生き残った人間がいた


彼は泣いて悲しむ事もなく、


笑った大きな声で喜んだ


それもそうだろう、彼は幼い頃にこの計画の為に


拉致され、実験に使われた


小さい頃から実験をされたのは


その先の身体の成長を操作する為だ、、


それにより彼は実験され運動もまともにできていないというのに


体の筋肉は衰えていない


彼は実験の中で力を得た



身体が老いることのない力


プロのアスリートでもお手上げな程硬い身体


獣も驚く様な筋力


様々な物への耐性


地球上の生物で一番早い再生能力


遠くのものを細部まで見える様な視力


また小さく素早い虫でもとらえる動体視力


地獄耳とい言葉では収まらないほどの聴力


体にはエラが付いていて普段はわからないが

水中でのみ機能する


そして、脳の覚醒25%、、


これによりさらに身体能力が向上し、痛覚の制御ができる様になった


この滅んだ!地球で何をすればいいのか考えた


考えている途中で、突然白い空間が現れた


目の前には女性が立っていた


「あなたは誰ですか?、ここは何処ですか?」


「私は女神と呼ばれるものです、あなたを異世界へ呼ぶ為にきました」


「俺、ですか、、」


「はい」


「その世界はどんな所ですか?」


「その世界は科学の文明はなく、

滅びる前の地球の文明より遅れていますが魔力や魔法と言ったものがあります」


「魔法!?」

魔法っていうと、俺が良く実験の休み時間に見た漫画の世界みたいじゃないか


「その世界に行ったら、何かしないといけないということはありますか?」


「いえ、そういうものは特に」


「そうですか、、、なら、行きます!」


「随分と決断が早いですが良いんですか?」


「はい、この世界にいても意味がないので」


「そうですか、ではあなたには異世界に行くにあたって特典をあげます」


「5つだけならできますが、どうしますか?」


「では風属性魔法と探知、空間魔法

あとは鍛治、練金でお願いします」


「分かりました、空間魔法の亜空間にお金入れときますね」


「ありがとうございます、」


「では異世界を楽しんできてください」


そう女神様がいうと、俺の立っていたところが光って俺は転移した






ーー異世界


光が収まるとそこは石に囲まれた洞窟の様な所だった


「此処が異世界なのか、、というより、ダンジョンの様だな、、」


あたりを見て回っていた、すると、


そこはゴブリンがいた


ゴブリンは俺を見つけて殴りかかったきた


俺は体で木の棍棒を受けきった


あまり痛くないな、、


そのまま俺はゴブリンを力を弱めて殴った


すると吹っ飛んでいって絶命した


そのまま進んでいくと、5体ゴブリンが向かってきた


俺はそいつらをさっきのゴブリンから奪った棍棒で素早く殴り殺した


血まみれになって使いにくくなったので、


また棍棒を奪った


さらに奥に行くと、一体のゴブリンが居た


それもさっきの奴らより体が少し大きくて、


手には木で作られた剣ようなものを持っていた


棍棒をそのゴブリン目掛けて投げ、頭に直撃して死んだ


ゴブリンが死ぬと、体がほんのり温かくなり、


身体が強化された様な感覚があった


漫画ではレベルが上がったりするがそれなんだろうか、、


木剣を奪い、さらに奥へと進んだ、


開けたところにつき、そこに居たのは、


ゴブリンの大群だった



手前には多くのゴブリン


その奥に軽装のゴブリン


さらに奥に杖を持ったり、鉄の剣、ナックルを待ったゴブリン


そしてさらに大きめな重装備を着たゴブリンが膝をついており、


その奥に、一番大きな体で冠を被ったゴブリンが居た



俺はその場をこっそりと去った


しばらくどうするか悩んでいると


ナックルをつけたゴブリンが1人で歩いていたので後ろから木剣で殴り殺した


木剣を亜空間に入れた後、ナックルを奪い、身につけた


これで戦力が上がったな、


後は雷魔法を使える様にしないとな、


まずは、魔力源をイメージして、、


お、これが魔力か、、次はこれを体中に回して、、


これで良いかな、、、


だが、どうすれば良いのかな、、


魔力を外に出すイメージとともにあの実験場にあった


扇風機をイメージすると、ふー、と風か出た


これは魔力をより込めて、しっかりとイメージすれば良いかな



探知を使い裏口の様なところから入り、


奇襲する時を待った


ゴブリンたちが見回りに出て、


数が少なくなったところで、


魔法で風圧を高め、刃物の様に薄くした物を


全員に放った、たちまち隊長の様なゴブリンと、


ゴブリン王以外のゴブリンたちを一掃した


それにより、俺の体が熱くなり、また強化された感覚があった


ゴブリン王が殺されたゴブリンたちを見た後、


隊長ゴブリンに「ヤレ、、」と言うと


隊長ゴブリンが俺に目掛けて殴りかかってきた


俺はその攻撃をかわし、力を弱めて殴った


少々動いた物のあまりダメージは受けた様な感じはなかった


そこで、さらに力を強めて殴った


すると、そいつの着ていた装備が歪み吹っ飛んだ後絶命した


それを見届けると、ゴブリン王は王座の横にあった大きなハンマーを持ち


「ナカナカヤルデハナイカ、、ダガ、ズニノルナヨ、、」


さて、第2ラウンドと行こうか


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

覚醒者の異世界転移 刻黒 @ranobezuki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る