第2話

ホームルームが終わり、部活に行こうとしていた時、かやのさんがゆりに手をかざし逆の手で自分の目元をに手をかざすと、急にパッと光り、僕の意識も飛んだ気がする_____________



気がつくと僕は誰かの部屋のようなところにいて、そのにはかやのさんもいる。なにが起きたのか全くわからない。

「嘘、なんでいるの?」

そんなことを言われても僕もわからない。

「ここに入ってこられたの?」

「みたいだね。ここはどこなの?」

僕はまだ全く状況が理解できていない。大混乱だ。

「ここはゆりちゃんの心の中。私はもやもやしていたりイライラしている人を見たら整理してあげるの。そういう仕事というか宿命なの。ただ、心の中に入れるのは一般人には無理よ。そのはずだけど。ここに来れてるって事は君もそういうことよね。ま、いわば魔法使いよ。」


なにかよくわからないけど、かやのちゃんは魔女らしい。信じていいのかはわからないけど。


「早く仕事しなきゃ!」


彼女は床に手をつけ、やはり右手で顔を覆った。するとこの部屋の散らかっていたものが綺麗に整った。魔法みたいだ。


「蓮くん。あなたをとりあえずみんなのところへ連れていく。捕まってて。」


僕とかやのちゃんを囲うように虹色の光が渦を巻き、気づくと大きな大きな木があり、人が入れるくらいの穴がある。

「さあ、はいって。あなたの魔力を確かめる。」


「魔力?そんなのあるわけ、ってえ?」


僕は木の中に入ったと思ったのに、なぜかレトロなレンガの建物が並ぶ街にでた。素敵な場所だ。


「やった!蓮!やっぱりあなたには魔力があるみたいね。ついてきて。」


僕にそんな力があると言われてもとても困惑するけど少し嬉しい。






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心の中、整理します。 モレオン @moreon0145

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