1990年代でジャンル分けの止まっていた自分には、大変参考になるエッセイでした。カクヨム外の某掲示板でもカクヨムのジャンル分けは改善の余地ありとありましたが、これを読むと「なるほど」と膝を打ちました。勉強させていただきました。ありがとうございました!
私自身、「十二国記」や「精霊の守り人」のような古典的なハイファンタジーを書いているので、いつも「異世界ファンタジーでいいのかな?これって、異世界転生とか、そういうのを期待したジャンルなんじゃないかな?」と思いつつ、特に合うジャンルが見つけられず「異世界ファンタジー」を選択しているもやもや感があったので、このお話を読み、少し、もやもやが緩和されました。ありがとうございました。
ふんわりとしたファンタジー界で、彷徨う私たちの前に、今、ひとつの指針を掲げた救世主、爆誕!!ジャンルの選択で、死んだ目になり、童話とかと一緒になっていなければ、迷いなく「その他」を選択するのに……と思っていませんでしたか。私の小説の居場所……ここ……??という疑問を持った時に是非とも読んで欲しい。なるほどがここにある。
今一度ファンタジーとはなんぞやを考えるいい機会になりました。当たり前に存在しているジャンルではありますが、自分の認識と他者の認識を比べるにはいい参考作品でした。そこからファンタジーの新たなジャンルを考えてみるのも一興ですね。