本当に小さな小さなお話です。 それはどこか僕らの小さな頃に頭の中に隠れていたちょっとしたわくわく。 君のわくわくは? ――この冒険の続きはどう描いてみる?
刺激的な冒険のシーンから始まる物語。その冒険が始まったのは、校内の下駄箱をのぞいた時だった――小学生男子たちのプチ冒険は、校内から校外へ。子どもたちの小さなワクワクを連れて、懐かしい気分に浸らせてくれます。こんな可愛い冒険譚はいかがですか?
御徒町くんが主人公を呼び出す方法とかエピソードタイトルの付け方とか、端々に作者様のセンスを感じる作品です。まだまだ、冒険は続きそうなところでお話は終わってますが、続きを想像して「私だったらこんな展開に……」なんて考えるのも楽しかったです☆
小学校の四年生くらいまで、私は用水路に入ってドジョウやザリガニをすくって遊んでいた。 三年生の折りだったろうか。ふと、用水路がどこに繋がっているのか知りたくなり、友人と一緒に用水路をひたすら下った。巨大なトンネルにそれは至った。我々はなにかとてつもないものを感じ、トンネルに入った。 真っ暗なトンネルを抜けると、海だった。なるほど、とてつもない。 ……そんな記憶を思い出させる作品だった。