このエピソードを読む
2019年5月17日 16:14 編集済
読了です。 改めて「あとがき」を読んで、非常に深慮してこの作品を書かれたのだと感じ入っております。 カミルのポーランドからの転戦、ノーマンのオーストラリアでの遊覧飛行など、4人それぞれのバックボーンもよく練られていますよね。 修正に関してのお話をされていたので、カクヨム規定的にはグレーかもしれませんが2点だけ指摘を伝えさせてください。 まず第3話後半、「空軍の制服を着た4人、……」という一文ですが、フレッドとトーマスの名前が入れ替わってしまっているように思われます。確認お願いします。 あとこれは微妙なもので、第11話のJu88登場シーンに「ハインケルより大型だ」とあるのですが、Ju88とHe111の機体規模の比較であればHe111の方が寸法的には一回り、全幅、全長とも2mくらいずつ大きいですね……。 ただ、パイロットの目から見た飛行機の大きさというのは機種ごとの機体のプロポーションなどによってもずいぶん変わってくると思います。実際ユンカースの方が大きく見えたという証言があるなら、それは否定のしようがないのですが……。2019年5月18日追記:返信ありがとうございます。第3話について、以下の一文です。「空軍の制服を着た4人、飛行隊長と、ノーマンと、フレッドと、カミル少尉。彼らは雨に濡れるのもかまわず、黙って背を伸ばし敬礼を続けた。」 すでに死亡して棺に入っているはずのフレッドが立っているのはおかしいのではないか。「ノーマンと、トーマスと、カミル少尉。」の間違いではないか。 という疑問・指摘でした。 言葉足らずで申し訳ありません。 アリスが馴れ馴れしいトーマスよりノーマンに好感を抱いているのも十分伝わってきますし、小隊の序列で並んでいるのも頷けますのでご安心を!
作者からの返信
前河さま。応援及びレビュー記事をいただきありがとうございます。本作では、戦記物を何冊か読むうちに頭に積もってきたいくつかの事柄のうち、「戦争では前途有望な若者がたくさん死ぬ」ということを小説にできればと思い、書き進めてゆきました。最後はノーマン死亡というバッドエンドで考えていましたが、死亡フラグをきっちり立ててカミル死亡という展開にした後に、「もうこれ以上キャラを死亡させる必要はないのでは」と思い至り、最終的にあのようなまとめとなりました。解説文では私の意図を的確に掴んでいただき、本当に感謝感激であります。本文に関するご指摘ですが、第3話につきましては、アリス視点ではノーマンの印象がトーマスより良いことと、小隊編成でもノーマンが2番機、トーマスが3番機という順序であることも反映してその並びとしております。文章の流れとして違和感が出るようでしたら記述に不足がありますため、描写を再度確認し、必要であれば直してゆきたいと思います。第11話のHe111とJu88の大きさの件は、写真を見た印象と、Ju88がHe111の後継機という先入観から、思い込みで後者の方が大きいと書いてしまいました。後で確認してHe111の方が寸法が大きいということを知り、この約10%の差異をどうしたものかと少し悩んでいたところでした。パイロットの手記にはHe111とJu88の大きさを比較した記述はありません。ここは私の感覚がデータと違っていたという事項ですので、このままというのはやはりまずいかと感じております。形が相当違う飛行機ですので、印象の違いをもっとストレートに記した方がよいのではと考えています。いうなれば、He111は原型機からの修正が大きすぎて奇妙な形になった飛行機、Ju88はもっと素直に高性能を目指した飛行機です。このキャラクターの違いを分かりやすく表現したいと考えております。----追記につきまして。た、大変すみませんでした。おっしゃるとおりです。先程訂正しました。ご指摘ありがとうございます。今まで気づきませんでした(汗)。なお余談ですが、3話についてですが、その後戦死したパイロットの葬儀の流れを他の本で読み、それをどう反映させるか考え中であります。参列者の敬礼の他に、・墓地へのゆっくりとした行進・小銃の空砲射撃・ラッパの演奏が流儀とのことですが、話の流れ的にそこまで詳しく書けないので、「1940年夏の簡略化した手順」としてうまく落とし込めればと考えています。
編集済
読了です。
改めて「あとがき」を読んで、非常に深慮してこの作品を書かれたのだと感じ入っております。
カミルのポーランドからの転戦、ノーマンのオーストラリアでの遊覧飛行など、4人それぞれのバックボーンもよく練られていますよね。
修正に関してのお話をされていたので、カクヨム規定的にはグレーかもしれませんが2点だけ指摘を伝えさせてください。
まず第3話後半、「空軍の制服を着た4人、……」という一文ですが、フレッドとトーマスの名前が入れ替わってしまっているように思われます。確認お願いします。
あとこれは微妙なもので、第11話のJu88登場シーンに「ハインケルより大型だ」とあるのですが、Ju88とHe111の機体規模の比較であればHe111の方が寸法的には一回り、全幅、全長とも2mくらいずつ大きいですね……。
ただ、パイロットの目から見た飛行機の大きさというのは機種ごとの機体のプロポーションなどによってもずいぶん変わってくると思います。実際ユンカースの方が大きく見えたという証言があるなら、それは否定のしようがないのですが……。
2019年5月18日追記:
返信ありがとうございます。
第3話について、以下の一文です。
「空軍の制服を着た4人、飛行隊長と、ノーマンと、フレッドと、カミル少尉。彼らは雨に濡れるのもかまわず、黙って背を伸ばし敬礼を続けた。」
すでに死亡して棺に入っているはずのフレッドが立っているのはおかしいのではないか。
「ノーマンと、トーマスと、カミル少尉。」の間違いではないか。
という疑問・指摘でした。
言葉足らずで申し訳ありません。
アリスが馴れ馴れしいトーマスよりノーマンに好感を抱いているのも十分伝わってきますし、小隊の序列で並んでいるのも頷けますのでご安心を!
作者からの返信
前河さま。
応援及びレビュー記事をいただきありがとうございます。
本作では、戦記物を何冊か読むうちに頭に積もってきたいくつかの事柄のうち、「戦争では前途有望な若者がたくさん死ぬ」ということを小説にできればと思い、書き進めてゆきました。最後はノーマン死亡というバッドエンドで考えていましたが、死亡フラグをきっちり立ててカミル死亡という展開にした後に、「もうこれ以上キャラを死亡させる必要はないのでは」と思い至り、最終的にあのようなまとめとなりました。
解説文では私の意図を的確に掴んでいただき、本当に感謝感激であります。
本文に関するご指摘ですが、第3話につきましては、アリス視点ではノーマンの印象がトーマスより良いことと、小隊編成でもノーマンが2番機、トーマスが3番機という順序であることも反映してその並びとしております。
文章の流れとして違和感が出るようでしたら記述に不足がありますため、描写を再度確認し、必要であれば直してゆきたいと思います。
第11話のHe111とJu88の大きさの件は、写真を見た印象と、Ju88がHe111の後継機という先入観から、思い込みで後者の方が大きいと書いてしまいました。後で確認してHe111の方が寸法が大きいということを知り、この約10%の差異をどうしたものかと少し悩んでいたところでした。
パイロットの手記にはHe111とJu88の大きさを比較した記述はありません。ここは私の感覚がデータと違っていたという事項ですので、このままというのはやはりまずいかと感じております。
形が相当違う飛行機ですので、印象の違いをもっとストレートに記した方がよいのではと考えています。いうなれば、He111は原型機からの修正が大きすぎて奇妙な形になった飛行機、Ju88はもっと素直に高性能を目指した飛行機です。このキャラクターの違いを分かりやすく表現したいと考えております。
----
追記につきまして。
た、大変すみませんでした。おっしゃるとおりです。先程訂正しました。
ご指摘ありがとうございます。
今まで気づきませんでした(汗)。
なお余談ですが、3話についてですが、その後戦死したパイロットの葬儀の流れを他の本で読み、それをどう反映させるか考え中であります。参列者の敬礼の他に、
・墓地へのゆっくりとした行進
・小銃の空砲射撃
・ラッパの演奏
が流儀とのことですが、話の流れ的にそこまで詳しく書けないので、「1940年夏の簡略化した手順」としてうまく落とし込めればと考えています。