Dear my friend
宮守 遥綺
永遠を生き続ける君へ
納得いかない。納得いかない、納得いかないっ!!
「何で毎回負けんだよ~っ!!」
俺は思わず、廊下で絶叫した。
周りの奴等が驚いて俺を見てる。だけど、そんなの関係ない。用があるのはアイツだけ!
「瑞瀬(みずせ)っ!!」
用がある奴の名前を、力強く、半ば怒鳴るように呼ぶ。その声に振り返る奴は、いつもの無表情で、笑うこともなく。いつも同じ冷たい目で、俺を見る。
「何だ?また俺に負けたとか何とか言いにきたのか?矢崎(やざき)。……俺、いい加減聞き飽きた」
うわ。コイツ、ムカつく。一発殴ってやりたい。マジで。
「納得いかねぇんだよっ!何で授業もまともに出やしないような奴がトップなんだよ!?」
そう。俺が今ムカついてる原因は、コレ。今日発表の中間テストの学年トップが、またもこの瑞瀬だった事。俺は、またも2位。きちんと授業には出てるし、宿題だってやってっる。自主学習もきちんとやってる。なのに、だ。
「元々の頭の造りの問題じゃねぇの?」
めったに表情を変えない瑞瀬が、微笑いながら言った。但し、『馬鹿にした様に』だ。俺もう、爆発5秒前。
「とにかくっ!!次は絶対勝ってやるからな!!」
「はいはい。精々頑張れ」
はぁ……。ため息出てくるよ。ホントに。俺、アイツに何回同じ負け犬の台詞言ってんだろ……。あ~っ!!何で勝てないんだぁ~!!!
1番になりたい。誰だってそうだろう?少なくとも俺は、万年2位男にはなりたくない。絶対に嫌だ。しかも、相手があの瑞瀬だから尚更。
「昔は……あんなんじゃなかったんだけどな……」
俺と瑞瀬は、所謂幼馴染ってやつで。お互いが、お互いをチビだった時から知ってる。一緒に育った、兄弟……あ、双子か。みたいな感じなのだ。
瑞瀬は、昔から頭が良かった。中学のテストでも、トップには常にアイツの名前があった。今とは違って、真面目に授業も受けてたし、教師からの評判も良かった。その上明るくて、いつも周りに人がいる様な、人気者タイプ。高校に入学してからの最初の1年は、そのままの瑞瀬だった。変わったのは……その後。
「何で……あんなんなっちまったんだろ……」
昔のままの瑞瀬だったら。俺は素直に負けを認められた。『しょうがない』って、諦められた。中学の時と、同じ様に。だけど今は。どうしても認められない。認めたくない。勝ちたい、コイツにだけは、どんな事をしてでも勝ちたいって。そう、思う。お前なんかに負けたくないって。
絶対に……勝ってやるって。
勝ちたい。瑞瀬に勝ちたい。
その一心で、俺は勉強した。
だけど。
俺は、知らなかったんだな……お前の事。
知ってるつもりでいた。分かってるつもりでいた。……だけど。
本当は、何ひとつ知らなかったんだな。お前が変わっちまった訳とか、何にも知らずに。勝手に腹立てて、お前の話なんて、一つも聞いてなかった。
お前が苦しんで、一人で戦ってんのに。
それなのに、俺は……っ。
あのメールが来るまで、気付かなかった……。
気付いたときには……もう。
もう、手遅れだった……。
夜。俺はいつもの様に机に向かってた。そこにきた、一通のメール。
この時。この時、後回しにしないで、携帯を開いていたら。そしたら……現実(いま)は、変わってたのか……?
数学を終えて、テキストとノートを閉じて。
「そういえば……」
そこで気付いた。
メール、来てたっけ。
携帯を開いて、メールボックスを開けた。そこには、奇妙な文。差出人は、瑞瀬 爽(あきら)。
携帯を握り締めて、家を飛び出した。
母さんの声が何か言ってたけど、そんなの耳に入らなかった。
走る。必死で。外はもう暗い。街頭が、煌々と輝いてる。その中を、必死に走った。
「瑞瀬っ!!」
堪え切れなくて、叫んだ。近所迷惑だとか、そんな事にまで頭が回らなかった。もう少しで、瑞瀬の家。アイツの母さんは夜の仕事だから、今は一人のはず。今アイツを止められるのは、俺しかいない。走る速度を上げる。間に合えって、それだけだった。
「瑞瀬っ!!」
ドアノブを引っ張る。開いた。靴を脱ぎ捨て、瑞瀬の部屋へ。
「瑞瀬ぇっ!!」
いない。部屋は、もぬけの空だった。いったい……何処に?
失礼は承知で、家の中を走り回った。だけど何処にも、瑞瀬の姿がない。もう半分諦めて、最後のドアを……開けた。そこは脱衣所らしき所で、奥に浴室の様なドアがあった。
水の……流れる音……。
「瑞瀬……?いんのか……?」
返事はない。唯、断続的に流れる水の音は止まらない。
俺は、恐る恐るドアを、開けた。
「……っ!」
手から、握り締めていた携帯が落ちた。
開かさった画面には、さっきのメール。
『じゃあな、亮』
緊急で行われた全校集会。いつもは話なんて聞いてなかったけど、今日は喋る奴はいない。葬式みたいに、静かだった。
皆、信じられないって顔してた。だけど俺の頭の中は、自分でも驚く位に冷静に、静まり返ってて。
瑞瀬 爽が死んだ。
その事実を、すんなり受け入れてた。
長々とした校長の話なんて、右から左に抜けていく。
俺の頭の中には、あの日の光景。風呂場の中。浴槽に張られた水は目を疑う程に綺麗な真紅に、染まっていた。対してその中でぐったりと横たわっている瑞瀬は、青白かった。
なぁ。お前は苦しかったのか?辛かったのか?なぁ、どうして俺に、何も言ってくれなかったんだよ。俺達、ずっと一緒に育ってきた。お互いのこと、一番良く理解してた。一番信頼してた……はずなのに。それなのにお前は、何も言わずに……。
なぁ……何でだよ……?
集会が終わって、教室に戻る途中。泣いてる奴、上の空で歩いてる奴、泣いてる友達を、慰めてる奴……。いろんな奴等が廊下を埋め尽くし、俺自身もその中を歩いていた時だった。
小さな、本当に小さなものだったけど、不意に、異常なほど鮮明に届いた、声。 この声は確か、瑞瀬と同じC組の……。
そんな事を考えていた俺の耳に飛び込んできたのは、信じられない言葉。無意識に歩みは、止まってしまってた。廊下の左側で、立ち竦む。
通り過ぎてく奴等は、不審そうに見てきたり、『邪魔だ』という目で見て来たけど。そんなの、気にしてる余裕は無かった。頭の中がいっぱいで。俺の頭では、処理しきれなくて。
「まさか……お前……」
一人小さく呟いて、俺が向かったのは玄関。
『2-C12』そのラベルの貼られた靴箱を、開けた。ドサドサッと音がして。落ちてきた物を見る。
「……っ!!」
家庭科の調理実習で出たのであろう生ゴミや、『死ね』とか『学校来んな』とか書かれた、瑞瀬が読んでいた本。その他、色々出てきた。奥に入ってる上靴にも、沢山の罵詈雑言が書かれてて。画鋲がいくつも、入ってた。
「何で……こんな……」
酷い。こんなの、酷すぎる。こんなことに、アイツは一人で耐えてたってのか!?たった……一人で。
「プライド、人一倍高かったっけ……」
言えなかったのか?人に弱味を見せたくなくて。だから、強がって。
だとしたら……お前は馬鹿だ。一番の弱虫だ。
一番の……強者だ……。
瑞瀬の靴箱の中を、綺麗にした。
入ってた余計な物を全部捨てて。靴、洗って。中を雑巾でしっかり拭いて。
もう、使う奴はいないけど。それでも、やらずにはいられなかったんだ。
アイツは俺の……親友だから。
気付いてやれなくて、ごめん。一人で戦わせて、ごめん。一緒にいてやれなくて、話を聞いてやれなくて、ごめん。ごめんな……爽。
それから数ヶ月後の昼休み。
俺は一人で、屋上にいた。
今ではもう、瑞瀬は『過去の人』になってる。学校でも、アイツの話題は出なくなった。
アイツをいじめてた奴等の中心メンバーは退学、加担していた奴等は無期停になった。
もう、時間は動き始めてる。
それに乗れずに置いていかれたのが、俺。俺の時間は『あの日』から、一秒たりとも動いてない。
まだ、あの日のあの瞬間に、俺はいる。
動きだすのだろうか?俺の時間は。もう、ずっと止まったままなんじゃ……?
一迅の風が吹きすぎる。冷たい。
「冷たい、か……。なぁ、もっと冷たかったのか?お前……」
空を見て語りかけても。返事は返ってこない。だけど、俺は思う。
アイツは、今の風なんかよりも、ずっとずっと冷たくて、暗くて、寂しい、水底にいたんだって。傷付けようとする周囲から、自分を守るために。冷たいのを我慢して。水の底で、蹲ってたんだ。
だけど、耐えられなくなったんだ。あまりにも、冷たすぎて。それでお前は……。
「あれ?矢崎君?」
不意に後ろから声をかけられた。ビックリだ。自分の世界に入りすぎて、人が入ってきたのにも気付いてなかったのだろう。
「お……おう。中野か……」
入ってきたのは、同じクラスの中野 陽太。
悪いけど、影の薄い奴。気付かなかったのはそのせい……って事にしておこう。 でも、コイツがこんなこんなトコ来るなんて……。いっつも教室の窓側一番前の席に……あれ、いたっけ?ごめん、影薄すぎて思い出せないねぇや。マジで。
「暗いね……」
うぉっ!?いつの間に!?
心の中で叫ぶ。だって、マジで隣来てんの気付かなかった……。
「な、何がっ!?」
動揺丸出しだ……。カッコ悪……。
「矢崎君が。……全校集会の時から。」
息が、止まりそうになった。
まさか、コイツに気付かれてたなんて……。
「何かあった?もしかして、気にしてるの?瑞瀬君が、」
「お前に関係ないだろ?」
冷たい声だった。自分でも気付かぬうちに出していた声は、言った自分でも驚くくらいに、冷たかった。
お前に何が分かるって。
その思いだけが、俺の中にあった。
お前に何が分かる?
俺とアイツは、ずっと一緒だったんだ。
アイツと俺は、一緒に育ってきたんだ。
ソイツが、そんな奴が……あんな……。
オマエニナニガワカルッ!?
突然、腹の中に怒りが湧き上がる。
身体が震える。今まで冷たいと思っていた風が、一瞬にして気にならなくなった。身体が……熱い……。
「当たり、なんだね」
余裕、そう言っている様にしか見えない目で、中野は笑った。
「……っ」
一瞬にして熱くなった身体が、今度は一瞬にして冷たくなった。
中野の笑みが、重なったんだ。アイツと。
アイツの、瑞瀬のあの憎ったらしい笑みと。
「……そうだね。僕には関係ない。
瑞瀬君の事だって、そんなに好きじゃなかったし。君の事も、ただのクラスメイト。暗かろうがなんだろうがどうでもいい。
それに、彼がいなくなったことで、僕が抜くべき人間は一人になった。」
その言葉で、一旦冷えたその身体がまた熱を取り戻した。さっきとは比べ物にならないくらいに熱くなる。身体の奥底で炎が燃えて、それが全身を包み込んだかのように。
中野の言う『彼』とは、瑞瀬のことだ。それを言葉として頭で唱えた瞬間に、血がそこに集まるのがわかった。
「お前の目にはっ……数字しか見えてねぇのかよ。自分が一位になれれば、それでいいのかよ?
俺は確かになった。ずっとずっと目指してた所に、自分の名前が載るようになった。
だけどっ!!だけど俺は、今のところに価値なんてないと思ってる。
瑞瀬がいなくなったから手に入れられたあの場所になんて、何の価値もないと思ってるっ!!」
だって俺は、手に入れた以上に。
それ以上に大事なものを、失くしたんだから。
いつの間にか、頬を雫が伝ってた。
あの日から、たったの一滴すらも流れなかった涙が。頬を、濡らしてた。
「数字しか見えてない、ね。
それは認めるよ。
だけど今の君みたいに、死んだ友達に涙流して、それが何になる?何の価値もない。
大体……自殺は彼が虐めに耐えられなかったからだろ?虐めってのは、される側にも理由があるんだ。本人が頑張ってそれを改善しないと、周りだってやめないんだ。そうゆうものだ。自殺は、ただ単に彼が弱かっただけだ。
僕はそんな奴に同情する気なんてないし、時間の無駄だと思うよ。
ずっとそんなんだったら……僕が君を抜くから」
それが俺の耳に入ると同時に、屋上の鉄の扉は閉まった。重い重い、音を立てて。
「この世界は腐ってるって……本当だな。
お前の言うとおりだったよ……瑞瀬。」
開いた携帯に映るのは、たった一文の短いメール。そっけなくて、味気なくて。 如何にも、お前らしくて。
言いたいこと全部隠して、たった一文に全てを込めた、お前の最後の言葉。
遺書も書かなかったお前の……最後のSOS。
あの日から俺……一体何度このメールを開いたんだろう?
このメールが来た時、すぐに駆けつけてたら、もしかしたらお前は助かったんじゃないかって。今も俺の隣にいたんじゃないかって。そんな、推測であり、今となっては夢物語みたいなことを思って。
何も言わなかったお前が悪いんじゃなくて。
お前が必死に出してたSOSのサインに気づかなかった、気づいてやれなかった俺が、悪いんだ。
俺はお前の、何を見てきたんだ……。
「俺は……」
屋上の冷たいコンクリの床に、寝転がった。
空は、見たくもないくらいの快晴。俺の心の中は、曇って、雨が降って、雷まで鳴ってるっていうのに。
止まった時間だって、動き出してはいないのに。
世界は回って、季節は変わる。
俺だけを、あの日に残して。
「瑞瀬……会いたい……」
会いたい。
また一緒に、笑いたい。
だけどもう、叶わない。
俺自身がブチ壊しといて、勝手な願いだけどさ。
けど。
会いたいんだ……。
「なぁ、矢崎」
「何だ?」
「永遠って……あると思うか?」
「う~ん……無いんじゃないか?」
「じゃあ、魂は?」
「魂?あると思うけど……」
このとき、俺は瑞瀬が何を言いたいのか、分からなかった。
もともとこういうオカルトって言うか、迷信って言うか……そんな感じの非現実的なものになんて、興味なかったくせに。
「何で?」
「何でって、何が?」
「何で永遠は無いのに、魂はあるんだ?」
俺は瑞瀬の言いたいことがわからなかった。
「だから、何で永遠は無いのに魂はあるんだ?魂は死んだらどうなるんだよ?」
「意味わかんねぇ……」
「だからっ!!永遠が無いなら、魂も死ぬはずだろ?」
俺は瑞瀬のその言葉で、やっと理解する。
「あ、そういうことか。つまり、永遠と魂はイコールって訳か」
「そ。だから、魂があるなら、人間も動物も、生きてるもの全部が永遠なんだ」
「凄いな。永遠の命だなんて。まるでゲームだ。それか、物語」
「だよな。だけどそれが、考え方によっては生まれるんだ。
きっとこの世界は、出来損ないの物語なんだ。登場人物が勝手に話を作ってく。だから、誰かが死んだら、補充すればいいだけなんだ……きっと」
個人個人に、存在価値なんて無い。俺達はただ、物語を繋ぐ登場人物にすぎないんだから。
お前は、そう言って笑った。
あぁ、何時からだろう?
お前のその笑顔が、陰り出したのは。
なぁ、瑞瀬。お前は何でこんな話を俺にしたんだ?
この話の裏側は、もしかして……。
俺が死んでも、何の問題も無いって。
そういう、意味だったのか。
だけど、そんなの違う。
お前が死んで、悲しんだ奴がいっぱいいる。
存在価値の無い奴が死んだって、誰も悲しまないと思う。だけどさ、お前が死んだって聞いて、泣いてる奴はいっぱいいた。
お前は価値がない奴なんかじゃなかったよ。だからさ瑞瀬、お前は……。
空が、オレンジ色だった。辺りが真っ赤に染まっている。吹いてくる風は冷たいはずなのに、寒くは無かった。
まるで誰かに、抱きしめられているように。
「あのまんま寝ちまった……あ」
上体を起こすと、右手に開きっぱなしの携帯。画面は当然、真っ黒。
「……生きてるよな……?」
一度ボタンを押してみる。画面が光った。
「あ~良かった……」
何とか生きてる。
電池残量が1。家に帰ったら、充電決定だ。
時計を見ると、4時半を過ぎてる。グラウンドからは、元気な掛け声。
この声は……野球部か。
俺も瑞瀬も、部活はやってなかった。2人共、運動部の縦社会は嫌だったし、文化部っていうキャラでもなかった。遊ぶ時間も減るし。
いつも、2人だった。
いつもいつも、2人だった。
グラウンドに向いていた視線を、携帯に戻す。画面には、あのメール。
メニューを開き、選択。決定。
『削除しました』
表示された文を確認して、俺は携帯を閉じた。
このメールはもう、必要ない。
夢の中、君が伝えてくれた。
それで、思い出した。
魂を信じてる限り。
俺達は永遠に、生きているんだって。
そして、生きてるってことは、俺達は永遠に、繋がってるんだ。
泣くことなんてない。
お前はこの世界の何処かで、必ず生きてる。
同じこの、地球っていう球体の上で。
『世界』なんて呼ばれるには小さすぎる、宇宙の中の惑星の1つにすぎない、この青い星の何処かに、必ず。
だけどもう、その姿を見る事は出来ない。
もう、会えない。
俺と一緒に笑ってたお前は、もう……。
「もう、終わりだ。じゃあな・・・爽」
時間(とき)よ、動き出せ。
亡き者に縋る俺とはもう、さよならだ。
永遠を信じるなら。
信じ続けるなら、縋る必要なんて何処にも、ありはしないのだから。
ただ、歩けばいい。
ひたすら、真っ直ぐに。
立ち止まる必要も、後ろを振り向く必要だってない。
永遠なんて、人間の作り出した空想だ。
そう思ってた俺に、永遠を信じさせてくれた君はもう、いないけど。
その姿を見る事はもう、出来ないけど。
それでも。
俺はまだ、歩き続ける。
永遠の中を、歩き続けてく。
だって、そこを歩き続けている限り、俺はお前と同じ場所にいる。
一緒に、生きているんだから。
End
Dear my friend 宮守 遥綺 @Haruki_Miyamori
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