英国寄宿学校余話

作者 enaga

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★★★ Excellent!!!

歴史ある学校には、敷地内の各所に七不思議のような代々語り継がれてく奇妙なお話がありますね。舞台は英国・パブリックスクール……この文字の並びを見ただけで胸躍る方もいらっしゃると思います*幅広い年代層のファンに支持され続けているジャンル……私もそのうちのひとりです。
かつて多くの貴族子弟が学んだであろうAコレッジは、中世古城の佇まい。ゴシック調の校舎や宿舎を歩くエリートたちの制服姿などなど、読み手の想像のなかでしっかりとその情景と人物像が浮かんできます。これはたまらない幸せです! 作者様の描写力に魅了され……いつしか物語の世界へ入り込んでしまっています。……なので……日が沈み校内が静まり返ったとき、暖かな日常が冷ややかな非日常となるその切り替わり……ふと、何者かが現れるのです。心底ぞっとします……! いまいるこの場所って、過去に何があったのか。
語り部であるアキラくんが、やわらかく優しい口調で紳士らしい気遣いをくれますが、それが逆に恐怖を煽ってきます。――「気をつけて。」――本当に!涙

★★★ Excellent!!!

オリジナル小説のタグがあって、二度見してしまいました。エッセイじゃないの? と。作者様はUKの幽霊事情について造詣が深いようで、ちょっと覗くつもりだったのに、つい時間を奪われてしまいました。日本も地域によっては危ないというか、まあ日本の場合は異世界とか異次元とかが重なり合ってるとか、国土の立地的な部分に原因があると思うんですけど、向こうは歴史的に残虐なことが多く、そこから霊が派生している感じですよね。日本みたいにボワボワ浮いてるというより、リアリティを持っていて、霊感のない人でも感じやすいとよく聞きます。電気信号の塊みたいなもんだから、やっぱり霊にも国民性があるのでしょうかねえ。アメリカだと、道路を横になってゴロゴロ転がるテンション高い霊がいるらしいですし。何してんだろうか? 良い歳なんだからいつまでも死んでないではよ生まれ変われ。

私自身、霊に幽体離脱を手伝ってもらったり、神棚の神様(まあ、幽霊?)に頼んだら宇宙人だった頃の前世を見させてくれたりした体験があるのですが、そういうポワポワした不思議系な体験ばかりするので、UKみたいな怖い体験をちょっとうらやましく思い、楽しんで読ませていただきました。非常にリアリティのある文章で、ミントでした。