一話分、お預けを喰らいましたが、ちゃんと期待通りにカイリが歌ってくれました!
満足です。
前回のエピソードを読んだときは、「窓から歌えばいいのに~」と思ったのですが、今回のエピソードを読んで考えを改めました。
歌が効かない、抵抗されて殺される可能性を考えてというのは確かだけれど、それよりも「手元にハリエットがいる」ことが大事だったんじゃないかなぁ、と。
それは、彼女の安全が確保されているから、は勿論なのだけれど、何よりも「子守唄を歌いたい相手がそこにいるから」。
歌は気持ちを込めて歌わなければ意味がないのです。効果が薄いのは勿論ですが、そういう意味じゃなくて、カイリの歌は「誰かのために歌うもの」だからです。
だから、腕の中にハリエットがいて、「これは悪い夢だから」と言って彼女を寝かしつける、という状況になって初めて、カイリの歌に強い力が生まれる。
カイリが美声の持ち主でなくても、特別上手くなくても(音痴でも)、問題ない、というのは、そういうことだったのではないでしょうか。
凄く納得したのでした。
カイリ、お疲れ様。
作者からの返信
え、ええ、もちろん!
だ、だだだだだだだから、歌うと、予告しましたよ!(目を逸らしつつ)
ご満足頂けた様で何よりです(笑)。
カイリが考えていたのは、実際現実的な、歌が効かない、殺されるということしか考えていなかったと思います。だから、窓からはどうしても無理だった。
けれど、月ノ瀬さんの仰る通り、カイリの歌に関しては、何より「心」が必要なのは確かです。
今までは、両親のために、友のために、村の人達のために。
そして、今は――。
だからこそ、ハリエットが手元に来た時は、無意識の内に「彼女のために」という気持ちが強く、強く働いたと思います。
Banka3のタイトルが、ようやく実を結びました。もうやり遂げました……(2の時も言っていた……)。
だからこそこれからは、カイリはきっと「誰かのために」、「仲間のために」、「助けたい人のために」、歌うことを覚えていくのかもしれません。
カイリ、頑張りました!
あと、一応音痴では無いですよ(笑)。特別上手くは無いですが(笑)。
まあ、音痴でも問題は無い……はず。です。
3もあと残り二話です(多分)。
……でも、げふんげふん!
この子守歌、子どもが保育園で歌ってもらってたのだ……っ!Σ( ゚Д゚)
と、読んで懐かしくなりました(*´▽`*)
子どもから伝え聞いた歌詞とは微妙に違っていましたが、まあそれは子どものすることということで(笑)
本当はこんな歌詞だったのですね~。
ハリエットちゃんと無事に助けられて、本当によかったです!(≧▽≦)
作者からの返信
あ、そうなのですね!
おおお、何だか嬉しいです……!
保育園では、この「ゆりかごの歌」が歌われていたんですね。好きなので、嬉しいです。
私も、ちゃんと調べないと間違ってあちこち覚えていたと思います(笑)。
優しくて、温かい歌詞です。
本当、ほっと一息です。
何より、「カイリの手」で助けられたので、ようやく少し立ち直れたのではないかと。
というところで、Banka3のエンディングがあと二つ続きます。
……二つ。何だか叱られそうです(笑)。
いいですねー、歌う所の描写。そりゃぁ、真似もしたくなりますって(笑
歌は音なので、ある意味とても強力な攻撃だと思います。切った張ったじゃない戦い、こんなファンタジーがあってもいいのではないでしょうか?
私は好きですよ。
ただ……耳が聞こえない敵が現れたらどうするのでしょうか? 和泉様に取って、変なフリにならなければいいのですが……(笑
作者からの返信
おおお、ありがとうございます……!
今回の歌のシーンは、結構難産でした(笑)。
いえ、前回と同じくすらすらっと書けたのですが、いかにちゃんと「歌」を見せるかが……む、難しいです……っ。
音というか、歌って、やっぱり文字にすると難しい……!
絵にすると、きっと歌詞と状況が同時に書けるんですよねー……。
好きと言って頂けて嬉しいです!
私自身、初めての試みなのですが(いつも剣や魔法使いまくるので)、ちゃと描けているなら良かったです。
私も、読む側としてはこういうファンタジーは好きなのです。……書く側になって、いかに大変かが分かるという(笑)。
って、もう気付いてしまいましたか!えーきちさん、鋭いです!
いや、変なフリにはなっていませんよ(笑)。
ちゃんと、対策(?)済みです。
しかし……。
カイリのこれからの人生きつい。
ハリエットもそうだけど、関りを持つと人質にされる危険があるんじゃ、うかつに接触できない。
カイリが疫病神になりかねない。
精神もつのかな?
作者からの返信
カイリはここからが正念場の始まり、という感じですね。
ですが、彼にはこれから、父が遺した様に少しずつ彼の味方が増えていくと思います。
聖歌騎士というのは、疫病神……ではないですが、狙われる存在ではあるので……。
もう後は、彼とその周りに増えて行く味方次第だと思います(遠い目)。