機体:パエオニア・サフルチコサ

パエオニア・サフルチコサ...Paeonia_Suffruticosa


 頭頂高:16.5m

  全高:21.5m

  重量:99.5t

装甲材質:霊力充填型装甲

 動力源:霊力 / 霊力増幅用宝石(補助動力)

 機体タイプ:拠点防衛特化型・先行試作機

  世代:第9世代相当



 概要


 ドクター・ゲープハルトによって作成された、既存の鋼鉄人形の常識を覆す大型機体。人型だが、隠し腕が4本存在する(つまり腕は計6本)。

 すみれ色を基調に、白で飾られたカラーリング。


 ドクター・ノイベルトの機体「エクスクルード」を砲撃(法撃)型に発展させた機体。

 火力と装甲の厚さによって、最早要塞ともいえる防御力を有する。

 ただし格闘戦は一切想定されていない為、別の鋼鉄人形との連携は必要不可欠である。


 カスタマイズの過程で、ゲープハルトにより異常強化された筋肉や靭帯、フレームを用いている為、単純な膂力や瞬発力はリナリア・ヘラクレスに迫る。霊力蓄積型反応炉を搭載している。

 加えて、「飛翔翼発生装置」を搭載されている(機体「ドラッヘ・リッター」に搭載されていたのと同じモデル)。ただし飛行は「最低限出来れば十分」というコンセプトの為、ほとんど意味を為さない(それでも1,000km/時を超えてはいるが)。


 霊力によるテレポートも可能。後述の装備と併用し、一瞬で空中に移行することもまた然り。


 動力源となる霊力は、パイロットの霊力量に依存する。


 視界は外部カメラ(バイザースタイル)による「全天周モニター」方式、または「網膜投影」方式を行う。

 「全天周モニター」方式は、『広域的に戦況を確保出来る』代わりに、『視界が集中しない(必要の無いものまで目に入ってしまう)』欠点がある。

 「網膜投影」方式は、『敵機に視界を集中出来る』代わりに、『見失ったときに探すのが困難になる』・『メインカメラを破壊されると(サブカメラの視界に切り替えるまでの)タイムラグが生じる』・『機体の首が連動して動き、敵に視線を悟られてしまう(デフォルト設定。調節すれば解除可能)』という欠点がある。

 上記二つは、パイロットが必要に応じて切り替える。


 なお、コクピットは球体状で、機体の姿勢に関わらずパイロットの体勢が一定になる構造である(パイロットの足元に重量増加の物質があり、更にコクピット自体が回転する構造であるため)。

 表面には、高純度の銅による厚みのある層が張り巡らされている(落雷に代表される電撃から、パイロットを守るため)。

 機体のところどころに発光部位があり、オレンジ色の光を放射している。


 主兵装は大口径砲6門。 なお、本機は装備の換装が不可能である。


 霊力の持続時間が長く(ただし操縦士ドールマスターに要求される、霊力の下限はある。一定値を下回ると搭乗不可)、単独での継戦能力が高い。


 エクスクルード特有の癖の無さは、本機にも受け継がれている。



武装・装備


(標準装備)

・203mm連装砲(実弾型)×4(後述の“法術型”と択一式。ただし混在装備は可能)


 “地球では”一般的な203mm砲。

 鋼鉄人形に搭載するシロモノではないが、フレームの強化によって搭載可能となった。

 長距離支援に用いられる。


・203mm連装砲(法術型)×4(前述の“実弾型”と択一式。ただし混在装備は可能)


 前述の“実弾型”と同口径の武装。

 ただし法術による攻撃の為、ビームカノンと化している。

 その他、「隕石召喚」などの攻撃も可能とする。


・105mmツインライフル×2

(実弾は弾数15発、弾種自由)


 口径105mmの砲身2本を搭載したライフル。手持ち式。

 実弾と法術(ビーム)の撃ち分けを可能とする。


・飛翔翼発生装置×1


 背中に搭載した飛翔装置。


 使用時には装置に固定されたスティックが地面と平行な向きになる。そして霊力による巨大な翼を展開し、霊力を放出して推進する。

 飛翔速度はマッハ0.9(1,101.6km/時)。


・障壁


 機体全体を包み込むように発生する、霊力の障壁。

 パエオニア・サフルチコサには「霊力を纏わせて防御力を底上げする」という機能が付いているが、搭乗者防衛の目的で追加された機能。

 あらゆる距離の攻撃を無効化するが、霊力か耐久度が限界を迎えると使用不可になる。

 しかし本機の霊力は膨大であるため、バーダクライト級の主砲でも突破不可能である。



 ゲープハルトの独り言


 先生。

 先生のエクスクルードは、素晴らしい機体でした。


 勝手ながら、先生のコンセプトを更に推し進めさせていただきました。

 素晴らしいでしょう、このパエオニア・サフルチコサは?



 ノイベルトの独り言


 きぃいいいいいさぁあああああまぁあああああ、ゲープハルトォオオオオオッ!


 どれだけ鋼鉄人形を巨大化させれば気が済むのだ!

 しかし、正しく運用出来れば立派な要塞となりえるのは、認めざるを得ないな……!



 メタ視点


 はい、またまた振り切った機体を作成致しました。

 エクスクルード参戦記念の機体です。


 ところで、ゲープハルトがノイベルトから離れたのは、「独立」です。「離反」ではありません。

 まあ、「本来専門では無い“抱き枕”を作れ」と言われたら、「離反」したくなる……という妄想は出来るのですが、別に「離反」はしていません。

 その証拠に、ゲープハルトはノイベルトを慕っています。あ、ヤンデレのような意味で、ではありませんよ?


 ちなみに悪ふざけで作成した抱き枕は、ララ様に5つ全て焼却(or破壊)処分されました。当然の結末ですね(黒有原登場。下卑た笑みを浮かべている)。


 ちなみに、名前は「牡丹の学名」から引用したものです。

 では、今回はここまで!


     ***


追伸:“抱き枕”の詳細はこちらのURLを。


作品名:(メインユニット)須王龍野(“異世界社長戦争”参加用)/ 有原ハリアー著

エピソード名:vs ホワイトネクサス(戦闘者:ヴァイス&ヴァイスリッター・アイン)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886778164/episodes/1177354054887284385

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