機体:ヴァッサー・シュヴェーアト

ヴァッサー・シュヴェーアト...Wasser_Schwert


 頭頂高:12.7m(脚部を収納した場合は9.2m)

  全高:12.7m(脚部を収納した場合は9.2m)

  重量:65.0t

装甲材質:霊力充填型装甲

 動力源:霊力

 機体タイプ:水中型

  世代:第7世代



 概要


 水中用鋼鉄人形「ダンクル」をドクター・ノイベルトがカスタマイズした量産モデル。

 カラーリングは紺を基調にダークグレーのマーキング。

 乗員1名。


 重装甲が売りの機体であるが、最大の特徴は「水中での活動に特化した」という点である。

「ダンクル」同様、卵型の巨大なボディを基調としている。外面は装甲厚の増加以外、ほぼ変化が無い。


 水中での最高速度は、60kt(111.12km/時)に上昇している。

 航続距離は、15,750kmを最低ラインとした。


 ゼクローザス用の霊力蓄積型反応炉を改良・大型化したものを搭載している。改良の結果、霊力蓄積量はゼクローザスの5.5倍。

 なお搭載数は3基。


 コクピットは胸部に移されている。例によって球体型。


 動力源となる霊力は、パイロットの霊力量に依存する。

 ただし、最低7回のテレポートを保障されている。


 視界は外部カメラ(トリプルモノアイスタイル)による「全天周モニター」方式、または「網膜投影」方式を行う。

 「全天周モニター」方式は、『広域的に戦況を確保出来る』代わりに、『視界が集中しない(必要の無いものまで目に入ってしまう)』欠点がある。

 「網膜投影」方式は、『敵機に視界を集中出来る』代わりに、『見失ったときに探すのが困難になる』・『メインカメラを破壊されると(サブカメラの視界に切り替えるまでの)タイムラグが生じる』・『機体の首が連動して動き、敵に視線を悟られてしまう(デフォルト設定。調節すれば解除可能)』という欠点がある。

 上記二つは、パイロットが必要に応じて切り替える。


 なお、コクピットは球体状で、機体の姿勢に関わらずパイロットの体勢が一定になる構造である(パイロットの足元に重量増加の物質があり、更にコクピット自体が回転する構造であるため)。

 表面には、高純度の銅による厚みのある層が張り巡らされている(落雷に代表される電撃から、パイロットを守るため)。

 機体のところどころに発光部位があり、オレンジ色の光を放射している。


 主兵装は両腕先端部の四連クローと中心部の霊力式パイルバンカー。

 なお、マニピュレータは有していない。「ダンクル」と同じく、大口径火器は肩部か背面部に装備する。



武装・装備


(標準装備)

・四連クロー×2


 両腕先端部にある、四連のクロー。

 クローは一本一本が湾曲している。

 握り潰す攻撃や、回転させて敵の装甲を貫通する事が可能。


・霊力式パイルバンカー×1


 両腕先端部にあるパイルバンカー。クローの中央に内蔵されている。

 霊力によって射出するパイルバンカーは、500mmの鉄筋コンクリートすら容易く貫通する。


・20mm機関銃×2

(弾数1門あたり200発、弾種自由)


 内蔵している機関砲。

 水中での発射は不可能な為、浮上してから用いる。


・20cm魚雷×8


 内蔵している魚雷。

 水中の敵や水上の船舶に対して用いる。


・ビームカノン×1


 胸部から発射する、霊力のビーム。

 威力と発射回数、発射速度は操縦士ドールマスター次第だが、全体的に「ダンクル」の頃より性能が強化されている。

 射程は水中で750m。


 しかし、コクピットに搭載された自動法術装置により、任意でワープホールを2つ生成可能である(1つはヴァッサー・シュヴェーアトの胸部の前で固定、もう1つはヴァッサー・シュヴェーアトから750m以内ならば任意)。

 単純に射程を2倍にする他、敵の死角からの攻撃すら可能とする。

 ただし、単にビームを発射する時と比較して1.5倍の霊力を消費するのが欠点。


(追加装備)

・62cm魚雷×8


 別途搭載する大型魚雷。

 当然、20cm魚雷よりも威力と射程が増加している。

 水中の敵や水上の船舶に対して用いる。


・76.2mm速射砲(搭載した場合、潜水行動が不可能になる)

(弾数25発、弾種HESH粘着榴弾


・120mm滑腔砲(搭載した場合、潜水行動が不可能になる)

(弾数7発、弾種APFSDS装弾筒付翼安定徹甲弾


・47mm速射砲(搭載した場合、潜水行動が不可能になる)

(弾数15発、弾種AP徹甲弾


・120㎜ロケットランチャ―(搭載した場合、潜水行動が不可能になる)

(弾数6発、弾種HEAT成型炸薬弾



 ノイベルトの独り言


 さて、珍しい事に外見をほとんど変更しないカスタマイズとなった。

 サイズや内蔵設備にこそ変化は起こったが、それでも十分に強化されている。


 断言しよう、「ダンクル」の上位互換となったぞ!



 メタ視点


 さて、カスタマイズが終わりました。


 今回は常識的な範囲にとどまっております。


 ただ、次回に作成する「アイツ」はそれだけでは済みません。


 では、今回はここまで!

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