機体:ドラッヘ・リッター

ドラッヘ・リッター...Drache_Ritter


 頭頂高:9.5m

  全高:10.0m

  重量:13.75t

装甲材質:霊力充填型装甲

 動力源:霊力

 機体タイプ:爆撃型

  世代:第7世代



 概要


 飛翔型鋼鉄人形「ランフォ・ルーザ」をドクター・ノイベルトがカスタマイズした量産モデル。

 カラーリングは白を基調に灰と水色のラインマーキング。

 乗員1名。


 高高度からの爆撃や火力支援を想定して作成された。


 ドクター・ノイベルトによる「霊力圧縮装置」を組み込まれており、これによって1名での操縦を可能とし、また飛翔速度と航続距離が上昇した。


『装甲強度が一定基準以上なのは当たり前だ』

 装甲材質が改良され、「ランフォ・ルーザ」時代よりも75%強化されている。


『操縦席が頭部というのは、私の美学に反する』

 ドクター・ノイベルトの手により、球体型コクピットとなっている。


『生物的なデザインは私の好む所ではない』

 頭部は兜を被った騎士の意匠となっている。

 なお、兜(額部分)には赤色の宝石が埋め込まれている。


『この際だから基部以外は霊力の翼としよう』

 背中に搭載されたスティック状の「飛翔翼発生装置」が地面と平行な向きになると、霊力による翼が形成される。


 ゼクローザス用の霊力蓄積型反応炉を改良したものを搭載している。改良の結果、霊力蓄積量はゼクローザスの4.5倍。

 なお搭載数は2基。


 動力源となる霊力は、パイロットの霊力量に依存する。

 ただし、最低5回のテレポートを保障されている。


 視界は外部カメラ(ツインアイスタイル)による「全天周モニター」方式、または「網膜投影」方式を行う。

 「全天周モニター」方式は、『広域的に戦況を確保出来る』代わりに、『視界が集中しない(必要の無いものまで目に入ってしまう)』欠点がある。

 「網膜投影」方式は、『敵機に視界を集中出来る』代わりに、『見失ったときに探すのが困難になる』・『メインカメラを破壊されると(サブカメラの視界に切り替えるまでの)タイムラグが生じる』・『機体の首が連動して動き、敵に視線を悟られてしまう(デフォルト設定。調節すれば解除可能)』という欠点がある。

 上記二つは、パイロットが必要に応じて切り替える。


 なお、コクピットは球体状で、機体の姿勢に関わらずパイロットの体勢が一定になる構造である(パイロットの足元に重量増加の物質があり、更にコクピット自体が回転する構造であるため)。

 表面には、高純度の銅による厚みのある層が張り巡らされている(落雷に代表される電撃から、パイロットを守るため)。

 機体のところどころに発光部位があり、黄色の光を放射している。

 またコクピットブロックには、高高度での運用を想定した酸素供給装置と「身体強化の法術を組み込んだ装置(操縦士ドールマスターの霊力によって自動で駆動する)」を搭載している。

 限界高度は30,000m程度。


 主兵装は背面兵装(背負う格好)の105mm砲と額部分(兜の赤い宝石)からのビーム。

 なお、フレームや装甲の改良(リナリア・ヘラクレスに採用されたハニカム構造など)により、携行可能な火砲の口径の上限が120mmに上昇した。



武装・装備


(標準装備)

・105mm砲×1

(弾数15発、弾種自由)


 背負う格好で装備している短砲身の砲。

 標準的な武装。


・12.7mm機関銃×4

(弾数1丁あたり200発、弾種自由)


・ビームカノン×1


 兜(額部分)に搭載した赤色の宝石から発射する、霊力のビーム。

 威力と発射回数、発射速度は操縦士ドールマスター次第だが、全体的に「ランフォ・ルーザ」の頃より性能が強化されている。


・飛翔翼発生装置×1


 背中に搭載した飛翔装置。


 使用時には105mm砲の両脇にあるスティックが地面と平行な向きになる。そして霊力による翼を展開し、霊力を放出して推進する。

 ドクター・ノイベルトによる「霊力圧縮装置」によって飛翔速度と航続距離が上昇した。

 飛翔速度はマッハ2.5(3,060km/時)、航続距離はおよそ10,500kmを最低ラインとした(操縦士ドールマスターに影響される為。ただし“最低ライン”と表記した以上、最低でもこの性能は発揮可能である)。


・霊力圧縮装置×2


 内蔵機関。

 操縦士ドールマスターの霊力を一度溜め込み、後続の霊力に混ぜて消費する。一時的ではあるが、霊力蓄積型反応炉と同様の効果を有している。


 霊力の限界までの猶予を延長し、また霊力の効率を上昇させた装置。


(追加装備)

・爆弾(数量は仕様によるため不定)


 胸部に搭載したコンテナに内蔵して搭載する。

 改良の結果、3.5tまでの搭載を可能とした。


・76.2mm速射砲

(弾数25発、弾種HESH粘着榴弾


・120mm滑腔砲

(弾数7発、弾種APFSDS装弾筒付翼安定徹甲弾


・47mm速射砲

(弾数15発、弾種AP徹甲弾


・120㎜ロケットランチャ―

(弾数6発、弾種HEAT成型炸薬弾



 ノイベルトの独り言


 さて、あの珍妙な機体は私の手によって生まれ変わった。

 が、悔しい部分もある。


 それは、7mという小ささ、そして7tという軽さを生かしきれなかった点だ。

 性能の限界とサイズとの兼ね合いの結果、やはり全高と全備重量が増えてしまった。


 しかし、「搭乗人数1名」というローコスト化に成功した点は、大いに意義のあるものとなった。

 次こそは、もっと上手くやってみせよう……!



 メタ視点


 さて、早速「ランフォ・ルーザ」を魔改造致しました。


 やっぱり、高高度に適応させなくては。それにしても、高度30,000mとは、もはやSR-71の比ではありませんね。


 次は「ダンクル」のカスタマイズ機です。

 では、今回はここまで!

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