（暗黒星雲様のファンによる作品）とあるマッドサイエンティストにインタビューした結果

機体：リナリア・ホルスト（過激描写注意）

リナリア・ホルスト...Linaria_Horst

　頭頂高：11.5m

　　全高：12.0m

　　重量：48.75t

装甲材質：霊力充填型装甲

　動力源：霊力 / 霊力増幅用宝石（補助動力）

　機体型（タイプ）：戦闘型・ワンオフモデル

　　世代：第7.5世代

　概要

　ミサキ・アルマ・ホルスト専用リナリア。乗員最低１名。

　カラーリングは、ベージュとクリーム色を組み合わせたもの。本機は兜を装備していない。よって外見上、ブースターを装備した点以外は以前の「リナリア」と大差無い。

　ただし、追加装備である「アイゼン・クライト」を取り付けた場合は、この限りではない。

　本機も、胸部装甲と背面部装甲の外周が肥大化した。これはコクピットブロックの大型化による影響である。

　おまけに機体正面部（しかも胸部）には、女性的なふくらみが２つ追加された。

　ロック機構により、「ミサキ・アルマ・ホルスト本人」または「彼女の血を引く者」でなくては扱えない。

　つまりアルマガルムクレドこと佳乃（よしの）椿（つばき）は、その気になれば操縦可能である（詳細は「俺アン」を参照）。

　霊力蓄積型反応炉は、以前のもののカスタムモデルを２基搭載している。出力は、リナリア・ゼスティアーゼに相当する。

　動力源となる霊力は、パイロットの霊力量に依存する。

　霊力は本体装甲や盾に纏わせて防御力を底上げしたり、近接武器に纏わせて攻撃力を底上げするのにも用いられる。

　加えて、霊力によるテレポート能力も健在。後述の装備と併用し、一瞬で空中に移行することもまた然り。

　視界は外部カメラ（ツインアイスタイル。ただし左目にモノクルを装備している）による「全天周モニター」方式、または「網膜投影」方式を行う。

　「全天周モニター」方式は、『広域的に戦況を確保出来る』代わりに、『視界が集中しない（必要の無いものまで目に入ってしまう）』欠点がある。

　「網膜投影」方式は、『敵機に視界を集中出来る』代わりに、『見失ったときに探すのが困難になる』・『メインカメラを破壊されると（サブカメラの視界に切り替えるまでの）タイムラグが生じる』・『機体の首が連動して動き、敵に視線を悟られてしまう（デフォルト設定。調節すれば解除可能）』という欠点がある。

　上記二つは、パイロットが必要に応じて切り替える。

　なお、コクピットは球体状で、機体の姿勢に関わらずパイロットの体勢が一定になる構造である（パイロットの足元に重量増加の物質があり、更にコクピット自体が回転する構造であるため）。単座ではあるが、やや広めのスペースになっている。

　表面には、純銀製の厚みのある層が張り巡らされている（落雷に代表される電撃から、パイロットを守るため）。

　機体のところどころに発光部位があり、やや緑がかった水色の光を放射している。

　主兵装は大剣と大盾のみだが、剣先から発するビームや、霊力の拡散による広範囲攻撃を持つ。

　霊力の持続時間が長く（ただし操縦士（ドールマスター）に要求される、霊力の下限はある。一定値を下回ると搭乗不可）、単独での継戦能力が高い。

　遠近共に隙の無いスペックであり、機動力も圧倒的に高い。

　戦闘スタイルは搭乗者の戦い方に準じる。

　なお、本項目でもコクピットブロックの新機能について記載する。

武装・装備

（標準装備）

・長剣×1

　無難な外見の長剣。全長10.0m、刃渡り8.0mである。

　刀身が細身だが、霊力を纏わせる事で盾に出来る。

　更に剣先からビームを発することが出来るため、ランチャーとしても使用可能である。連射速度は遅いが、一発の威力は高め。

・大盾×1

　全高10.0m、装甲厚250mmの盾。“リナリア・ゼスティアーゼ”の盾と同一規格である。

　接地面に近い箇所に宝石が7粒（ただし1粒のサイズは人間の頭部以上）あるが、これは霊力をビーム状に射出するための立派な武装。

　霊力を増幅し、威力を高める為、霊力消費は大した量ではない。

　変形機構はミサキの要望でオミットされた。

●アイゼン・クライト×1

　機体下半身に装備している、ドレス状の装備（つまり“かなり広がったロングスカート”）。

　追加装甲としての効果、及び追加装備のマウント機能を有している。マウント箇所は４つ（つまり追加装備４門分）。

　追加装備のマウント機能は、敵の意表を突く効果を有する。

・導きの杖×2

　アイゼン・クライトに搭載している計２本の杖。

　先端に宝石があり、霊力を直接ビームにして発射したり、法術による攻撃を可能とする（リナリア・ホルスト搭載モデルの宝石は、法術の効果を増幅する能力を有している）。

　応用法として、

「法術で異空間を偶数箇所作成する　⇒　異空間の半分にビームを放つ　⇒　もう半分の異空間からビームが射出される」

　といった芸当などが可能。

　その他各種法術を繰り出す。

・障壁

　機体全体を包み込むように発生する、霊力の障壁。

　リナリア・ホルストには「霊力を纏わせて防御力を底上げする」という機能が付いているが、搭乗者（ミサキ）防衛の目的で追加された機能。

　あらゆる距離の攻撃を無効化するが、霊力か耐久度が限界を迎えると使用不可になる。

　しかし搭乗者の霊力は非常に膨大であるため、そう簡単には突破不可能である。

・翼型ブースター×1

　背面に装備するブースター。

　翼部分には、追加装備を固定するマウントが２つ存在する。なお、口径が76.2mmまでの火砲、または無反動砲（＝ロケットランチャー）であれば、固定したままの砲撃を可能とする。

　飛翔時には白く輝く噴射炎が出る。

　最大速度はマッハ4.5（5,508km/時）だが、意外にも小回りが効く。

・新型コクピットブロック

　厳密には武装ではないが、“装備”ではある上、新規追加された装備であるので本項目に記載する。

　通常では１名の搭乗を想定しているが、幅や奥行きが広く、３名ならギリギリ入りきる。

　加えて、コクピットシートの後部がベッドと化すのである。

　広さは、ミサキが眠ってもまだ１名分のスペースが存在する。３名でもギリギリ就寝可能。

（追加装備）※この中から最低２門、最大６門選択する。

・76.2mm速射砲

（弾数25発、弾種HESH（粘着榴弾））

・120mm滑腔砲

（弾数7発、弾種APFSDS（装弾筒付翼安定徹甲弾））

・47mm速射砲

（弾数15発、弾種AP（徹甲弾））

・120㎜ロケットランチャ―

（弾数6発、弾種HEAT（成型炸薬弾））

・12.7㎜連装機銃（デフォルトでは右肩内部への内蔵兵器。取り外し可能）

（弾数200発×2、弾種HEIAP（徹甲焼夷弾））

・47mm胸部速射砲（デフォルトでは内蔵兵器。取り外し可能）

（弾数12発、弾種自由）

・12.7mm肩部機関銃（デフォルトでは内蔵兵器。取り外し可能）

（弾数200発×2、弾種自由）

　ノイベルトの独り言

　ミサキ様まで近代化改修の依頼をされたか。

　しかし我が研究所にいらっしゃった際、目を輝かせていらしたな。法術科学士としての血が騒がれたのだろうか？

　ところで、一つだけ気になる点がある。

「家族水入らずでいたいので、皇帝陛下であるネーゼお姉様と同じコクピットブロックの仕様でお願いしますね」と、顔を赤くされながら仰ったのは何故だろうか？

　まあ、要望通りには仕上げてあるが……。

　メタ視点

　はい。

　本機にもしっかり、ベッド付きコクピットブロックを搭載いたしました。

「俺アン」ではそういう関係でしたからね、仕方ありませんね。アルマガルムクレド様辺りにフルボッコにされそうな気もしますが、気にせず搭載しておきましょう。

　え、コクピットでナニやるんだって？

　やだなあ、親子が同じ部屋にいるのは当たり前でしょう？　え、シミが出来てる？　何でしょうねえこのシミは（すっとぼけ）。おおかたミサキ様が、夜にお一人で本機に搭乗された後、自分で自分のお体を――

リナリア・シュヴァルツリッター

「やめーいっ！　自主規制パンチ！」

　ぐわぁっ！　ゴホン、この話はここまでとします。

　ところで、一つ疑問が。

　アルマ帝国の国教において、「近親間での（伏字）」は倫理的・宗教的に禁忌とされているのは、既に確認しております。

　ただ、そうなると……以下の場合は、どうなるのでしょうか？

　　　　　＊

１：男Aとその養子B（男）がいる。

２：女Cとその養子D（女）がいる。

３：A, B, C, D全ての人間において遺伝的近似率は5%未満であり、血縁上は完全に別人であるとする。

４：AとC, またBとDがそれぞれ子供を作る。

４a：AとCの子供をEとする。性別は男。

４b：BとDの子供をFとする。性別は女。

５：EとFが、相思相愛という前提で結婚する。

　　　　　＊

　前提が長くなりました。

　本題に戻りましょう。

　ズバリ、"５"の部分は……アルマ帝国国教の観点から見て、セーフでしょうか、アウトでしょうか？

　気になったので、質問させていただきました。

　ところで、ドクター・ノイベルトが「お前たちの汚名を晴らす。皇帝陛下お付きの騎士（ハーゲンのこと。ただし有原の世界線に限った話）のお爺様がなさったように、私も私なりのやり方で、お前たちの名誉を取り戻してやる」と息巻いております。

　では、今回はここまで！