機体:ストレプトカーパス

ストレプトカーパス...Streptocarpus


 頭頂高:10.7m

  全高:11.5m

  重量:40.3t

装甲材質:霊力充填型装甲

 動力源:霊力

 機体タイプ:指揮型・先行試作機

  世代:第6世代



 概要


「紫を基調にベージュをあしらった機体(量産型カラーリング)」と「真紅の機体(デモンストレーションカラーリング)」の2機のみが現存している。乗員1名。

「リナリア」と「ゼクローザス」をベースに設計した、次世代の高級量産機(つまり“指揮官機”)を目指して設計された。


 性能は「ゼクローザス」より良好。加えて飛行可能であり、持続時間と限界高度はブルーネクサスを上回る。

 本体の装甲は薄いが、霊力を纏わせて強化させる機能は健在。更に補助用として、手持ち式の盾を携行している。


 この機体に搭載されている霊力蓄積型反応炉は2基存在する。

 その為、「霊力の大容量化」と「持続時間の大幅延長」を達成している。


 ただし1機あたりの調達コストが、ゼクローザスの2.5倍となっているのが欠点。その為、「ノイベルト専用機」で寿命を終える可能性すらあり得る。



 武装・装備


(標準装備)

・実剣×1


 全長7mの実体剣。

 通常の斬撃は勿論だが、最大の特徴はビームを発射出来る事。

 ただし連射速度は60発/秒。加えてビームの威力(=用いる霊力)にはリミッターを掛けられているため、あくまで“予備の武器”という意味合いが強い。

 実は霊力を一番消耗する武装。また、“リナリア・シュヴァルツリッター”の大剣をダウングレードした武装でもある。


・盾×1


 全高7m、全幅3mのひし形の盾。地面に近い側が長くなっている。

 縁は鋭くなっているため、その気になれば刺突で敵機を貫通可能。

 こちらも、“リナリア・シュヴァルツリッター”の大盾をダウングレードした武装である。


・筒型ブースター×1


 腰部に装備するブースター。

 飛翔時には白く輝く噴射炎が出る。

 最大速度はマッハ2.5(3,060km/時)だが、意外にも小回りが効く。

 ただし滅多に高機動戦闘を行わないので、普段は軽量化のために外される。


・踵部の車輪×4


 踵部分の車輪。片足に2つ装備する。

 地上にいる際には、霊力の消耗を予防する為、こちらで移動する。

 整備の頻度が多くなるのと、不整地での使用に向かないのが欠点。デフォルトでは搭載されているが、実は着脱可能。


(追加装備)

・76.2mm速射砲

(弾数25発、弾種HESH粘着榴弾


・120mm滑腔砲

(弾数7発、弾種APFSDS装弾筒付翼安定徹甲弾


・47mm速射砲

(弾数15発、弾種AP徹甲弾


・120㎜ロケットランチャ―

(弾数6発、弾種HEAT成型炸薬弾


・12.7㎜連装機銃(デフォルトでは右肩内部への。取り外し可能)

(弾数200発×2、弾種HEIAP徹甲焼夷弾


・47mm胸部速射砲(デフォルトでは。取り外し可能)

(弾数12発、弾種自由)


・12.7mm肩部機関銃(デフォルトでは。取り外し可能)

(弾数200発×2、弾種自由)



 ノイベルトの独り言


 鋼鉄人形というのは、どうしてこう無骨なのが多いのだ!?

 確かに無骨さを尊ぶというのはあろう! 無駄の無い機能は良かろう!


 だが芸術性をも突き詰めて何が悪い!

 美しい外見を持たせようとして何が悪い!


 そこで私は考えた。

 皇帝機“リナリア”の優雅さと、指揮官機“ゼクローザス”の性能をミックスさせたらどうなるか、と。


 それがこのストレプトカーパスだ!

 何故か皇帝機だけは花の名前だから、模倣してやった! 伝統だろうが何だろうが構うものか!

 さあ、試作機が2機あるから乗ってみろ! 並の操縦士ドールマスターでは全性能を引き出しきれないハイスペック機だがな!



 メタ視点


 ロボット「ナイトメアフレーム」、「戦術機」をイメージして作成した機体です。

本機もここでは「先行試作機」としておりますが、「正式採用されて量産された」という前提にも、「敵性勢力に設計図を奪われ、量産された(この場合は、名称変更しても構いません)」という状態にも成りえます。


 敵性勢力の中堅~幹部格の機体にどうぞ。

 もっとも、私こと有原が用いる場合は、“リナリア・シュヴァルツリッター”の相手にしますがね。


 ちなみに操縦士ドールマスターがハーゲンやブレイバですと、ゼクローザスとのキルレシオ(撃墜と被撃墜の比率)は……


(ストレプトカーパス)1:(ゼクローザス)15~16


 ですかね。

 まあ屠られた皆様、「相手が悪かった」という事でここは一つ。

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