第7話
その後、目覚めると私は祖父の家にいた。
祖父は言った。
「リコを探してあの公園に行くと、どうも名やどこから来たのかもわからない男に出会った。警察にも相談したが家出や行方不明者ではない。
物事を知りたいと言うから図書館で本を読むことなどを教えた。
しばらくして、私の仕事(祖父は町工場を経営していた。)を手伝うか?と聞いたら、手伝うと言うので仕事を教えたら、手先も器用だしすぐに仕事の覚えもよい。
ある日能を習いたいと言ったので先生を紹介した。あっという間に上達し師範になり今度の焚き木能を舞うために練習して帰ってきたら、お前を連れてきた。
本当によかった。探していたんだよ。」
そしていつもの生活に戻った。
ただ一つ違うのは、殿がいること。
「本当に未来から来たんだな。
リコは知っていたんだな。信長がどうなるか。と言うことを。
ここにきてビックリなことばかり。
馬でなく車?が人が操っていたり、小さなもので離れた人と話ししたり。
でも、帰蝶やみんながどうなったか知りたくて、図書館で調べてみた。そして信長の最後は知った。しかしもうどうにもできない。
過去は変えてはいけないんだろう。
しょうがないから、この時代生きてみようと思う。
あっちに帰ることはない。帰れないしな。」ってあっけらかんと隣で言う。
「では今度は私が平成を教えてますわ」
ってこれからはここで貴方と一緒に暮らしていく。
2人は町の雑踏に紛れていった。
完
信長の側室になった私。 @ayuna_ebi
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