第2話 始まりは唐突に

「ねぇ、竜?学校終わったら買い物に行こうと思うから付いてきてくれる?」

白崎 真菜が笑顔で聞いてきた。

「ヤダ 行かない亅

雨宮 竜が応える 高校二年 H組 雨宮 竜 何に対しても興味がなさそうでいつもだるそうにしている割には運動神経抜群、成績優秀、意外と完璧男

「えぇー、なんでぇー」

机をバンバン叩きながら白崎は言う 白崎 真菜

 竜と同じクラスでモードメーカー またクラスの人からは可愛いと評判だ、竜はあまりそう思っていないらしい。

運動神経に関しては竜以上たが、成績に関しては中の下だ。いつも竜を振り回して困らしている。

「なんで、なんで!なんでなのぉー!!」

まだ机を叩いている。

「とりあえず机、叩くのやめろ」

「むぅ」っと言いながら机を叩くのをやめる

「よし、0.Kやめたな、じゃあ行きたくない理由を三つ言おう。その1、俺が荷物持ち役になるから。」

「うっ」白崎がうめき声を上げる

「その2、買うものがお前のものしかないこと。」

「うっ」また上げる

「その3、これが一番行きたくない理由だ、それは」

「それは?」


「それは. . . . ...超絶めんどくさいからだ!」

本音を白崎にぶつける

「はあーーー?えっ、、いや理由その1、その2はわかるよでもさ、理由その3はただ面倒くさいだけじゃん!亅

「そう、ただ面倒くさいだけだ、てゆうか俺最初言ったよな (行きたくない理由) だって、俺本当に用事ないんだってマジで本、、、当、、に」

「? 竜どうしたの?」

「あぁーーマジか、、、ハァーー。」

「ねぇ、本当どうしたの? 狂った?」

「うるせぇ、あと俺は狂ってねぇよ。はぁ...仕方がないついてってやるよ、お前の買い物に。」

「えっ きゅ、急にどうしたの?珍しく行くなんて言い出して。」

「いやちょっとな、買いたいものがあってな今回は素直についていこうと思っただけだよ。」

「ふーん以外だね。いつもならこのまま私が強引に連れて行くのに。」

「だからそれも嫌だから素直についていこうとしてんだろうがよ。でっ、どうするんだ何時に集まるんだ?」

「そうだねーじゃあ2時半に駅前集合でいい?」

「えっ早くね. . .あぁそうか今日は3時間目で終わりか。よしわかったじゃあ2時半なO.K」

「それじゃあ決まりね‼あっやばい次の授業始まる。それじゃあ後で。」

「ん、、じゃ後で。」

俺も言葉だけ返しておいて授業の用意をする。その時机をまた誰かが叩いて来た

大きな音を建てられるのが嫌いな俺はイライラしつつ叩いてきた奴の顔を少し睨みながら見上げた、そこに立っていたのは 祠堂 拓馬だった

「おい雨宮、今何してたんだ?」

少しキレ気味で聞いてくる 祠堂 拓馬 同じクラスでただの問題児。クラスで嫌っている者も多く俺もその中の一人だ。

なぜ祠堂がキレ気味なのかと言うと俺が白崎と話していたことが気に入らなかったらしい。

祠堂は白崎のことが好きで何度も告白をしているが白崎は全て断ってきていると白崎本人から聞いた。白崎は祠堂のことを鬱陶しく思っているそうだ。

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英雄現れ何思う 伊口 結喜 @EntertimingBug387

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