「死を利用することに意味がある」

 オレンジが施設に来てから一週間。彼女の細い白腕に、太い注射針が刺さる。

 体を流れる血の二十分の一を龍族の血と交換し、それによる体の拒絶反応の有無とどの程度の反応が出るかの実験である。

 採血及び輸血は完了し、あとは経過を観察し、今度はより多くの血を取り替える。どれだけの量までが代替可能なのか、それを知るための実験の第一段階が、今終わった。

「おまえは平気な顔で注射を受けるネェ」

「そう、なのですか?」

「異常とまでは言わないけどネェ。普通は注射針が刺さっている腕など直視できないものだよ。おまえと同じ年頃の子供なんて、特にネェ」

「それは……いいこと、なのですか?」

「言いも悪いもないヨ。ただ打つ方としては、泣かれる心配がないだけ楽というだけさネ。それよりも、何か体に変化はないかネ?」

 そう言われて視覚で自分の体を確認し、その後感覚で状態を把握するオレンジ。その動作の一つ一つが落ち着いていて、どこか機械じみた人形のようだった。

「いえ、今のところは何も。喉の渇きも感じません」

「フム……これだけの量じゃあ、一度輸血している体に対して、何かリアクションを求めるのは難しいのかもしれないネェ。まぁいいよ、このままとりあえずまた一週間、様子を見てみるヨ。ご苦労だったネ、もう下がって構わんヨ」

「はい、博士」

 その後何事もなく食事を終え、青髪と共同で使っている部屋に戻ってきたオレンジは、静かにベッドに倒れ込んだ。他に何も、やることがなかったからである。

 この施設にお世話になって一週間。わかったことは少ない。

 この広大な施設にいるのは博士と、髪の色だけで識別されている七体のホムンクルス、そしてオレンジだけで、どこにいても人けのない寂しさと虚無感を感じてならない。

 そして施設は完全に雲海漂う空の孤島状態で、青髪の言うところによると高度一万五千メートルを保っているらしい。

 故にこの施設から地上に降りるには、この施設の位置を示す魔術式が施されたコンパスと、酸素マスクが必須であり、さらに飛行能力を持った魔物に乗らなければならない。

 ホムンクルスらにはすでに一体ずつ支給されており、オレンジも近々魔物を手懐けないといけないと、青髪は言っていた。

 故に下界に降りる術がなかったオレンジには、施設を探索するくらいしかこの一週間を過ごす方法がなかった。それしかなくて、部屋の数まで数えてしまったくらいだ。

 部屋の数はおよそ一七〇。しかしその九割が博士以外立ち入り禁止。

 オレンジが行き来を許されたのは、青髪とシェアしている部屋と台所。最上階の屋上。下界に降りるための出入り口とその手前の獣の寝床。そして博士が自分の経過を見るために呼ぶ診察室くらいのものだった。

 それ以外の部屋にはすべて鍵がかかっていて、入ることすら許されない。

 ホムンクルスらになんの部屋か訊いても、古株の青髪ですら把握していない部屋まであったくらいで、すべてを把握しているのはやはり、博士だけだった。

 無論、博士に訊いたところで「知る必要などないヨ」と言われるのがオチだろうから、訊かないし、それ以上の追及はしない。

 だがそれ故に、オレンジはやることをすべて失ってしまったのだった。

 ただ呆然と、自失したかのように天井を眺めるばかり。天井のシミを数えようにも、そもそもシミ一つない天井に、数えるものなどなかった。

 ただでさえ命を助けられて、そのうえ被験体としてでもこの施設で生活させてくれているのに、そのうえこの退屈をどうにかしてほしいだなんて、とてもとても贅沢で我儘だと思ったから、オレンジは博士にこそ訴えなかったが、しかしどうにかしてほしい。どうにかしたいという思いは、募るばかりだった。

「ちょっと、オレンジって子、いる?」

 と、突然その願いは、思わぬ形で叶う。

 決して招いたわけではなく、しかし招かれざる客というわけでもなく、その人はご丁寧にノックして入って来た。一番そういうことをしなさそうな、赤髪の女性だった。

 青髪の話では、緑髪の彼女と一緒にまたダンジョンにて研究の素材を取りに行っているとのことだったが、無事に帰って来たらしい。

 青髪がいないので赤髪は青髪のベッドに堂々と座る。両手のガントレットや腰の装甲のせいで重いのか、ベッドがやたらと軋んだのを聞いたが、赤髪は視線で無視しなさいと訴えてきたので、そこは無視した。

「単刀直入に聞くけど、あんた、博士の計画はどこまで知ってんの?」

「計、画……?」

 単刀直入は彼女の性に合っているのだろうが、しかしなんの前段階もなかったので、オレンジは答えられなかった。

 いや、そもそもオレンジは博士の計画というものに心当たりがなく、知らないので答えることができなかった。

 赤髪はオレンジのその反応を見て、一瞬安堵したように吐息すると、すかさず立ち上がってオレンジを威圧するように目を覗き込んできた。

「知らないのね? ……そう、ならいいわ」

「あの、計画って、私の実験と何か――」

 赤髪がオレンジを指差す。指の先が、オレンジの大きな瞳に入って来そうだった。それくらいに、二人の距離はずっと近かった。

 そして赤髪はまた威圧するように、オレンジに命令する。

「いい。あんた、すぐにここから逃げなさい。このままだとあんた、酷い目に遭うわよ」

「そ、それはどういう……」

「あの博士の通り名、知らないの? 【外道】よ? 世界の宿敵よ?」

「外ど、う……?」

 記憶がなくとも、その言葉の意味くらいは知っている。

 その行いが、人の道から外れていること。あるいはそれをする者を示す総称。それくらいは知っていたが、オレンジはそうですねと頷くことはできなかった。

 この施設にいても博士とはあまり接点がなく、博士のことをよく知らなかったために、外道と言われても「そうなんですか」と受け取るほかなく、そしてそれが赤髪個人の評価なのか世間の総評なのかどうかも、判断つかなかった。

 なのであまりにも反応が薄く、赤髪から困った様子の吐息が漏れた。ホムンクルスの存在と同様に、我らが博士の悪名は、世界にとって基本的な情報であったからである。

 それこそ、何をしたのかは知らないけれど名前だけなら子供でも知っている歴史の偉人の如く、かの博士の悪名は、それだけ有名なものだったのだ。

 オレンジが記憶喪失だとは聞かされていたが、日常生活には問題ないレベルの知識は持っていると知っていたし、さすがにこれくらいは知っているだろうと思って言った赤髪だったが、思い起こせばホムンクルスすら知らないオレンジが、知っているはずもなかったのだ。

 故に赤髪はどう説明しようかと悩んでから「ちょっと待ちなさい!」とオレンジに言い放つと急いで部屋を出ていって、事情もわかっていないのだろう緑髪を連れて「さぁ説明しなさい!」と緑髪に言い放ったのだった。

「いやまず、何を説明するべきかを説明して欲しいのだが」

 とごもっともな返しをされた赤髪だったが、狼狽えることもなく簡潔に答える。

「こいつ、あの外道博士の外道っぷりを知らないらしいのよ。説明してやって」

「おまえが説明下手なのは知っているが、さすがにそれくらいは自分で語れないのか?」

「いいから、説明しなさい。あんたこういうの得意でしょ?」

「まったく……まぁ確かに、聞かせるべきか。いつまでも箱入り娘のような扱いもな」

 と、緑髪は青髪ですら滅多に触らない本棚から地図を見つけ出して、オレンジのまえに広げてみせた。

 九つの大陸を縮小して乗せた、世界地図である。そしてその地図の上を、何やら小さな点がゆっくりと動いていた。

 魔術式が施されている地図のようで、その小さな点はこの空飛ぶ研究施設を差しているらしい。その証拠に、地図の上を走る雲の上に、その点は必ず存在した。

 緑髪が埃を払うように手を動かすと、大陸を覆っていた雲も一緒に払われて、九つの大陸を露にした。

「この最も大きな大陸が巨人の大地ムスペルヘイム。この大陸で最も巨大な帝国は、世界最大の軍事力を以て周辺諸国を長きに渡って支配し続けたが、あるときその不安が爆発したのだろう。周辺諸国が結託し、帝国に戦争を仕掛けた。帝国は周辺諸国と二〇年に渡り、七度続いて戦争することとなった」

「七度も……?」

「世界最大の軍事力を持っていると言っても、帝国も他の国同様にその軍事力とは人力だ。故に周辺諸国も、七度戦争を仕掛ければ、必ずや帝国も落ちると踏んだ。そして現に、帝国は戦争を重ねるうちにみるみる疲弊し、軍資金も食糧も枯渇して多大なる犠牲を被った。だがその帝国を、一人の宮廷魔術師が救った」

「それが、博士……?」

「そうだ。博士の魔術とその研究成果によって、帝国は七度の戦争を切り抜けた。それだけ見れば、博士は国の英雄と呼ばれても何もおかしいことはなかった。だが博士の実験内容が明るみに出ると、世間からの評価は一変したのだ」

「世界中の新聞に、博士の研究の記事が載ってたそうよ。だけど世界中のどの新聞を見ても、帝国を救った博士の研究を、称賛する声なんてなかった。どれも非難囂々ごうごう。酷いものだった」

「そんな、祖国を救ったのに」

「そうね。帝国も、博士に縋るしか勝つ方法がなかったから、戦争中はよかった。だけど戦争が終わると、手の平を返して世界と共に批判したわ。あなたは外道魔術師だ、と」

 外道魔術師。

 その単語を聞いたとき、オレンジはあの目を思い出した。

 死にかけている自分を助けようともせず、もうすでに死体を見る目だった博士の目。

 世界がその目を、外道と呼んで捨てた光景を、何も知らないオレンジですら想像できた。そしてそんな非難を受けても、特別何か反応を見せるわけでもない博士の無気力な姿も、同時に想像することができた。

「人体実験だ。博士は敗戦した国の兵士を捕虜として捕え、新聞に載せることすら躊躇われるむごい実験を繰り返していた。そしてその結果生まれたのが、人造人間――ホムンクルスだ。博士は死んだ人間をまるで生き返らせるが如く、人造人間を大量生産することで帝国の軍事力を復活させたのだ。だがそのために、なんの罪もない国の人々が何人も犠牲になった。世界はそれを非難し、博士を外道と呼んだのだ」

「だからあんたも逃げなさい。あんた、実験の被験体なんでしょ? すぐに逃げなきゃ、殺されるわよ」

「でも……」

 逃げろと言われても、ここは空の上。逃げようがない。

 仮にこの施設から降りられたとしても、どこへ逃げればいいというのだろうか。

――王国の警備兵にでも話掛ければ、おまえくらいの子供、善人ぶって助けてくれるサ

 ふと、博士の言葉を思い出した。

 だけど記憶喪失で、しかも世界について何も知らない小娘一人、助けてもらったとしてもどうやって生きていけばいいのだろうか。

 ここから逃げて、それで生きられないのならば、ここで死のうとも結果は同じではないだろうか。そんな気がしてならない。

「そうだな。私の狼で下界に降ろしてやろう。博士は逃げた飼い犬を追うような、執拗な性格ではないからな。変にサッパリしているというか……とにかく、逃げるべきだ。まだ間に合う」

 と、緑髪も同じことを言う。

 彼女達がオレンジを歓迎するムードでなかったのは、そういう理由からだったようだ。

 だがそれならば、オレンジは聞かざるを得なかった。

「何故、皆さんは逃げないのですか?」

 そう、それが疑問だった。

 他に何を疑問に思うか、思いつかない。

 それだけ博士が恐ろしい人だとわかっていて、何故彼女達は逃げようともしないのだろうか。空を飛ぶ獣を飼い、さらに世界各地のダンジョンを渡り歩ける彼女達なら、充分に生きていけるはずだが。

「私達は逃げられないわよ。私達ホムンクルスは、博士の計画に必要だもの。さすがに私達が逃げだしたら、博士だって追いかけてくるわ。現に昔一人、逃げ出したホムンクルスを追いかけて殺したもの」

「そんな……」

「でもあんたはホムンクルスじゃないわ。実験体の一人や二人逃げたところでまた調達するだけよ。だからあなたは逃げられる。だから逃げなさい。大丈夫、私達が逃がしてあげるわ」

「バレたときが怖いがな。何、殺されはしまい。逃げたホムンクルスも、殺したと言ったが実際には彼女の自害だった。我々が謝れば、博士は許してくれるさ」

「でも、もしも酷い目に遭ってしまったら、私……」

 と狼狽えていると、ノックもせずに扉が開いて、なんと博士が入って来た。

 この一週間オレンジの知るところでは、博士が個室に入り込んできたことはなかった。

 赤髪と緑髪から見ても珍しいことらしく、二人にしては珍しく焦っている。

 まさか話を聞かれたんじゃないかと思って言い訳を考えていると、博士はオレンジを見つけて「なんだいいるじゃないか、このタワケ」と側にいた青髪に鉄拳を叩き込んだのだった。

「い、痛いよ博士ぇ」

「五月蠅いヨ。何が探してもいない、だネ。部屋にいるじゃないカ。適当仕事で私の手を煩わせるんじゃないヨ」

「ごめんなさぁい」

 話は聞かれていないのか。

 そこは判断できないが、しかし博士にそこを突っ込む様子はない。興味が湧かないだけなのかそれとも聞こえてすらいなかったのか、そこがわかるだけでも、少なくとも胸の内は変わるものだが。

「ったく……おいオレンジ、ちょっと来ナ。これから青髪と出かける。おまえも同行するんだ。わかったかネ? わかったら返事をシ!」

「は、はい!」

「まったく……それはそうと、おまえ達秘密の相談かネ? 余計なことは吹き込んでないだろうネ」

 と、赤髪と緑髪に視線が動く。

 研究がうまく進んでいないようで、かなり苛立っている様子だった。博士は表情筋こそ硬いが、目を見れば大体の感情は出ているのを、オレンジはこの一週間で理解していた。

 それは二人も察したのだろう。緑髪が先に動いた。

「とんでもない。一週間も経ったものだから、もうここの生活に慣れたかどうか、聞いていたところだ博士。彼女とは、この一週間あまり接点がなかったので気になってな」

「そ、そうよ! 私達、ここ最近素材集めで忙しかったですから? ちょっと気になってただけです! 彼女、ホムンクルスではないですからね!」

「その割には、私の過去の話が出ていたようだが? それもこいつの状態確認に関係があるのかネ?」

 聞こえてしまっていた。

 しかも随分と前から聞いていたようだ。

 ヤバい、と二人が身構えると、博士はいつの間にやらその二人の背後を取っていて、それぞれに鉄拳制裁を叩き込んだ。

 頭にこぶができそうなほどの重い一撃が響き、二人はその場でしゃがみ込んで頭を押さえ、呻く。

「ともかく出掛けるヨ、支度をするんだオレンジ」

「は、はい……」

「博士ぇ、僕ちょっと着替えたいんだけど」

「五分待ってやるからさっさと着替えナ」

 と、五分後にオレンジは博士と青髪と共に下界へと降りる。

 オレンジは博士の乗る、巨大な空飛ぶ狼に共に乗り、下界へと降りる。

「怖くなったかネ」

 と、下界へと降りる途中で訊かれた。

 その問いが、先ほど二人がしてくれた話を聞いての感想を求めているのだと、オレンジは理解した。

「……人体実験をなさったというのは、本当ですか?」

「あぁ、そうだヨ」

 博士はなんの躊躇いもなく答えた。

 その目はオレンジではなく下界を見ており、まるでその下界で生まれ、自分で殺した過去の人々を見下ろしているかのような、虚無感を感じさせる目をしていた。

「皆、命の冒涜などと言うがネ。私からすれば、そんなのは善人の皮を被った奴の言う戯言ざれごとだヨ」

「でもその人達にも、帰る場所があって、その帰りを待っている人達がいたから、その人達が、怒っているのではないですか?」

「戦場を知らないから言えることサ。戦場は人が死ぬ場所だヨ? そこには人を殺すための武力、兵器、魔術。なんでも揃っていル。そんな中に送り込まれた人間が、人としての尊厳を保っていると思うかネ? 戦場を知らないおまえに言っても、理解できないだろうけどね。戦いに明け暮れた人間が自由を獲得したとき、何をするか――」


「何もしない。何も、何一つダ。彼らはもう、戦場でしか生きられない体に、心になってしまうのサ。それこそ次の戦場を求めるくらいにネ。人格が、人間性そのものが変わってしまう。そしていつしか、死を求める」

「だから、殺したと?」

「聞こえの悪い言い方はよし給え。私は殺戮したのではナイ。彼らの命を材料に、新たな命を生み出し、国を護ったのだヨ」


「たかが死に意味はない。その死を利用することに意味がある。私の研究は生物を殺しこそすれ、そこから新たなものを生み出すための研究なのだヨ」

 その言葉の意味を、オレンジはまだ理解できなかった。

 世界のことなどまるで知らない少女でも、人間の道徳はいくらか推し量れる。彼女自身も知らない、彼女に代々脈々と受け継がれた本能DNAが、それを示してくれる。

 だがそれでも限界はあり、彼女は博士の言う道徳を超えた研究の良さが理解できなかった。

 戦うことしかできなくなったとはいえ、そんな人達を殺していいものか。その先に帝国を護った功績があったとはいえ、それは許されることなのか。

 やはりこの男は、世界の言う通り外道なのか。

 オレンジは初めて――おそらく記憶喪失になるよりまえにもないくらいに、命の重さと道徳の重要性を考えたが、結局結論は出なかった。

「フン。まぁ今のおまえに理解しろというのが、難しい話なのだヨ」

「ご、ごめんなさい……」

「謝るんじゃないヨ。私が惨めになるだろうがネ」

「ご、ごめんなさい……」

「まぁいい。まぁだから、これから少しは長く共に過ごすのだから、今のうちに教えておくべきだろうネ。私の計画について」

「博士の計画……?」

 赤髪の言っていたそれであることは、すぐに理解できた。

 博士の研究の果て。その総仕上げがなんなのか。

 オレンジの好奇心にも似た、知りたいという欲求が、このとき溢れていた。

「教えてください、博士。私も知りたいです。その……博士の計画」

「ほぉ、いい度胸だネェ。ならばまずはよく、この世界を見給えヨ。そして話してやろうじゃないカ。私の花嫁創造計画について、ネ」

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