本物の悪役令嬢

この主人公は、流行りの悪役令嬢もののような「本当は悪くない可哀想な悪役令嬢」や「悪役令嬢に成り切ろうとする心優しい転生者」などではありません。
本物の悪役で、罪滅ぼしのために二度目の世界で抗います。

このお話で一番面白いと思うところは、一度目の世界では気付かなかった真実に気付いたり、罪滅ぼしのために義妹を愛そうとするもなかなかそれができない主人公の葛藤が直に伝わってくることです。

童話を元にして執筆されているので、難解な文章ではなく、とても読みやすいです。さらに、読みやすいながらも繊細にストーリーが練られていて、先が読めない展開が続いていくため、時間を忘れて熱中して読んでしまいました!

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