現在と過去をうまく関連付けて読者を引き込んでいく展開が面白かった。戦時下と現在を結び付け、登場する人物像もそれぞれ特徴があり、面白く描かれていた。
第一部は中古品店の店主が主人公ですが、第二部はキーパーソンとなった録音技師が中心人物となっています。つまり一冊の長編小説を読んで、二つのミステリーを楽しめるという構成になっています。舞台設定も東京…続きを読む
中古品店に持ち込まれた真空管を始めとし、戦時中の軍事機密に関わる謎を辿っていきます。技術的な専門用語はわかりやすく噛み砕かれているので、理解しやすいです。 明らかになる真相は決して優しいもの…続きを読む
中古品店の「冬菇(どんこ)」で働く片桐 耕太郎をはじめ、女子高生の芦田 美咲が持ってきたあるマイクロフォンの謎を解き明かすお話です。 ほのぼのとした日常の中で物語が進むので、落ち着いた作風が好…続きを読む
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