最終話、内なる神と外なる神。

「──ドラゴンが六体ほど、王都上空に侵入し、そのまま王城へ接近中!」


「Me262『ジルバー』迎撃隊、発進!」


 ジェットエンジン独特の耳障りな金属音をたてながら、王都大通りを兼ねる非常時軍用機滑走路『アウトバーン』から緊急離陸する、四機編成の最新鋭戦闘爆撃機隊。

 あっと言う間にドラゴンの群れに迫るや、大口径空対空ロケット弾R4Mを斉射し、最強のモンスターたちを殲滅する。


「続いて、敵地上勢力最前線に向けて、V1号巡航ミサイルを発射!」


 今度は王城中庭に設けられたカタパルトから、十数機のジェット推進無人飛行爆弾が、一斉に発射される。

 王都に迫り来ていた暴走状態の魔物たちに全弾命中し、わずかばかりとはいえ、その勢いを削ぐことに成功する。


「──V2号の発射準備、完了いたしました!」

「よし、順次発射しろ!」


 城の内部から、城外の移動用トレーラーから、次々に発射された、世界初の大陸間弾道弾にして超音速液体ロケット兵器V2号が、一度空の彼方の成層圏まで達した後で急降下して、魔物たちの大群のど真ん中へと着弾していき、その動きを大きく阻害する。


「これより、こちらから打って出る! 魔導機甲師団及び、魔導騎兵部隊、出撃! Ho229ジェット戦闘爆撃部隊は、このまま制空権を維持!」


 最高指揮官であるの命令一下、重戦車のティーガーと中戦車のパンターからなる機甲師団と、魔導障壁が付与された全身鎧に身を包んだ重装甲騎兵隊が、怒濤のごとき突撃を開始した。

 上空にはMe262に代わって、長時間の滞空性に優れる全翼機のHo229が、ドラゴン等の敵飛翔モンスターに目を光らせつつ、味方地上部隊の援護を買って出る。

 戦車部隊が距離を保ったまま、大口径88ミリ砲を撃ち込み、魔物たちの進軍を阻むと同時に、重装甲騎兵隊がミスリル銀でできた長剣を手に斬り込んでいき、一気に白兵戦を展開していく。


 まさしくこれぞ、ほんのさっきまではもはや王都の運命も風前の灯火と思われた戦況が、一挙に膠着状態へと押し返された瞬間であった。


「いや、それにしてもすごいですね、女王様!」

 陸空を問わぬ魔導機械部隊の圧倒的な戦闘力はもとより、それを的確かつ効率的に指揮していく女王陛下の見事な采配ぶりに、思わず感嘆の言葉をもらした、僕こと村人Aにして実は某公爵様の落とし胤であるアルバート=クダンであったが、

「──馬鹿者! 戦闘中は女王ではなく、『総統』あるいは『総指揮官フューラー』と呼ばんか!」

「え、あ、す、すみません、総統閣下!」

 ……怒られちゃった。

 しかしどうしちゃったんだろう、キリエちゃんたら。魔物たちの唐突なる侵攻が始まった途端、急に人格が変わってしまって、口調なんかぜんぜん別人になっているし。

 ひょっとして、むしろこっちのほうが、『本性』だったりして。

 しかし、これもまた、一国の指導者としては、当然の仕儀とも言えよう。


 何せ我がホワンロン王国は、突然魔物の大群から、問答無用の侵略を受けたのだから。


 そうなのである、事の起こりは魔族や魔物側の、卑怯極まりない『不意討ち行為』であったのだ。

 最初のうちは、あくまでも偶発的な、一部の魔物の暴走かと思われた。

 しかし、魔物が現れたのがほんの数カ所にとどまらず、王国全土における重要拠点をほぼすべて網羅しているとなると、そこには明確な作為があるものと予想できた。

 ──すなわち、これはれっきとした、計画的な軍事行動だと。

 十数年前に『現代日本』から召喚された勇者神楽かぐらひびきによって、魔王が打倒されて以来、魔族及び魔物の勢力は大幅に力を失い、わずかに残された所領にこもりきりになっていたものの、何か再起を促す契機でもあったのか、最近にわかに行動が活発になったかと思ったら、今回の大規模な侵攻の発動と相成った次第である。

 まさかいきなり魔族たちが攻勢に出るとは思いも寄らなかったために、王都以外の大都市はすでにほとんど陥落してしまったが、首都であるとともに最大の軍事拠点でもある王都においては、すぐさま最新の魔導機械兵器をフル活用して反撃に転じて、雲霞のごとき魔物たちの進撃を食い止めるに至ったのだ。

 しかも現在においては、文字通り虎の子ティーガーの魔導機甲師団等の地上兵力を中心に攻勢に移っており、その魔術によって大幅に強化された物理攻撃によって、前線の至る所で敵側を圧倒し始めるほどであった。

 ……さすがは、『ゲンダイニッポン』の科学技術を完全にものにした、魔導機械技術。

 魔術によって無限に供給される動力や破損したり劣化したりした物の完全修復による、尽きせぬ物量を背景にしたえげつないほどの容赦なき物理攻撃にさらされれば、たとえ魔物の大群とはいえ、堪ったものではないだろう。

 まさに今この時においては、もはや魔物側は前線の維持すらも困難になりつつあって…………うん? 何だありゃ。

 王城最上部の大本営から戦場全体を見渡していると、大型の鳥類の魔物が何者かを乗せて、低空を単騎でこちらへと近づきつつあった。

「──総統、どうやらフェニックスのようであります!」

「何だと? 魔物ではなく神獣に乗って現れたということは、『休戦の使者』か。──総員、攻撃やめ! 警戒態勢を維持しつつ、使者を迎え入れよ!」

「「「はっ」」」

 確かにどんどんとこちらに近づいてきているのは、かの高名なる神獣であるフェニックスの神々しきお姿のようであるが、その上に乗っているやつも、妙に銀色と金色で輝いているぞ? しかも巫女服なんか着ているし…………。

「──って、ルーナじゃないか、あれ⁉」

 びゃくばかまからなる巫女装束に包み込まれた、華奢なれどすでに女性らしい丸みを帯びた肢体に、月の雫のごとき銀白色の長い髪の毛に縁取られた、端麗なる白磁の小顔、そしてあたかも満月のごとき縦虹彩の、黄金きん色の瞳。


 間違いなくそれは、魔族国における宗教的指導者、『過去詠みの巫女姫』その人であった。


「ふふふ、ごきげんよう皆様。相変わらず、戦意が旺盛のようですわね」

「──貴様、卑怯極まりない不意討ちをしておきながら、よくもヌケヌケと顔を出せたな⁉ それとも過去詠みの巫女姫自ら、降伏を申し入れに来たわけか?」

 戦場には不似合いのにこやかな笑顔のルーナに対して、相変わらずの『総統』口調で食ってかかる女王様。

「まさか、そんな。私はただ、無益な争いはそろそろやめようと、手っ取り早くこちらの要求をお伝えしにお伺いしただけですの」

「この期に及んで、要求だと? これだから、厚顔無恥な魔族ときたら。──いいだろう、とにかく話だけは聞いてやる」

 戦況も好転したことだし、余裕を見せるかのように女王様が嘯くや、

 ──予想を遙かに上回る、とんでもないことを言い出す巫女姫様。


「我らの望みは、ただ一つ。お兄様を──アルバート=クダン様を、こちらに引き渡していただきたいのです」


 ………………は?

「き、貴様あっ! よりによってお父様を渡せとは、どういう了見だ! そんな要求、呑めるか!」

 当然のごとく怒髪天を衝く自称『僕の娘』の女王様だったが、自称『僕の妹』の巫女姫様のほうはもはや相手にせず、僕のほうへと向き直る。

「お兄様は近い将来魔王となられるお方なのであり、人間なんかとはではなく、我々魔族や魔物と共にあるべきなのです。もしお兄様がこちらに来てくださるのであれば、我々は今回いったん退きましょう。──なあに、この世界はもはや滅びの道を歩み始めているのです。お兄様さえ渡していただければ、別に焦る必要もございません」

 ──なっ、この世界が滅び始めているだと?


 それにこの僕が、近い将来、魔王になるって……。


「何ふざけたこと言っているのだ! お父様を渡せば退いてやるだと? ふんっ、今や我が軍のほうが優勢にあるというのに、お門違いも甚だしいことを言うんじゃない!」

「おや、やはり優劣を明確にしないと、交渉の余地はないようですね?」

「な、何だと?」

「──あちらの大きな森のほうを、御覧になってくださいな」

 そう言って彼女が指し示したほうには、王都の遙か東方に広がる、大森林が目に入った。

 その上空におもむろに現れる、二匹の巨大なドラゴン。

 戦場から離れていることもあり、王国軍から攻撃されることもなく、悠々とその場でホバリングを始めて、両者同時に大きく口を開け広げたかと思えば、

「──っ!」

 ほとばしった二本の光線が、一つに融合するや、大轟音とともに目映い閃光が拡散して、一瞬で森が消滅し、巨大なキノコ雲が湧き起こった。

「……これって、まさか、『核爆発』か⁉」

 そうそれは、集合的無意識を介して僕の脳みそに刷り込まれている、『ゲンダイニッポン』の知識によるところの、第二次世界大戦末期にひろしまに落とされた、世界初の原子爆弾によるキノコ雲そのものであった。

「……何でいまだに魔術一本槍の、魔族や魔物が、科学技術の粋を集めた、原爆なんかを」

「うふふふふ。何も『ゲンダイニッポン』の超越的技術に目をつけているのは、あなたたち人間ばかりではないのですよ? ──確かに我々魔族は、機械技術を不得意とするところですが、魔術を応用することによって、最新の科学技術と同等の効果をもたらすことも、けして不可能ではないのです」

「すると、今のは……」

「ええ。魔族の賢者たちに核反応というものを徹底的に研究させて、その原理を完全に解明して、ドラゴンの吐き出すブレスを魔術的に変質させることによって、それぞれ別々の特質を持ったブレスを掛け合わせることで、核爆発と同じ効果を発現させることを実現したのです」

 何と、魔術で核反応を代替させただと⁉

「さあ、どうします? 今度は王都のど真ん中でも、爆発させてみましょうか?」

「…………………やってみるがいい」

「おやおや、あれを見せられておいて、それほどショックを受けてはおられないようですね? ひょっとして、そちら様も?」

「ああ、あの赤い弾頭の、V2号がそうだ」

 そう言って女王様が指し示す、ミサイル発射場の一角には、どこか禍々しさを感じさせる赤い弾頭の液体燃料ロケットが、一本だけそびえ立っていた。

「あらあら、まさか人間様のほうでも、核ミサイルを物理的に完成させておられたとは」

 ……何、だと。

「私の合図一つで、貴様らの大群のど真ん中にぶち込むことになっている。一応最後の手段として準備していたのだが、妙なところで役に立ったものだ」

「うふふ。世界の滅亡こそを望んでいるこちらとしては、相討ちでも構わないんですけどね。──いいでしょう、ここはお兄様ご自身に決めていただくことにいたしましょう」

 …………へ?

「な、何だよ、いきなり? 僕はおまえらみたいな国家指導者どころか、軍人でもなく、ただの村人アルバートなんだぞ? そんな重大なことを決められるかよ⁉」


「──それでも、現下の『世界の危機』を救えるのは、あなただけなのですよ?」


 ──‼

「私はお兄様をいただけない限りは退くつもりはないし、それは女王陛下も御同様でしょう。すると最終的にはそれぞれの核兵器で決着をつけることになりますが、はて、一体いかほどの犠牲が生まれることでしょうね?」

「そんな! そもそも核兵器なんか、使わなければ済むことだろうが⁉」

「相手も核を持っていることが判明した今となっては、自分のほうだけ使わないでおくなんて、できるはずはないでしょうが。少なくともいつでも切れる切り札として準備しておかないと、もはや話し合いでの交渉もできやしないのです。そういう意味からも今やこの場を穏便に収めることができるのは、お兄様、あなただけなのですよ」

 ──くっ。

 てっきり自分なんか、ただの傍観者に過ぎないと思っていたら、いきなり世界の命運がかかった究極の選択を突きつけられたりして。

 ……どうすれば、一体僕は、どうすればいいんだ!


『──あら、あなたが選ぶべき選択なら、他にもちゃんとあるじゃない』


 精神的にも物理的にも完全に追いつめられていた、まさにその時。

 常に手にしている魔導書(型タブレットPC)から唐突に聞こえてくる、もはやお馴染みとなってしまった少女の声。

「……なろうの女神か」

『今回はまた、大層お困りのご様子ですこと♡』

 こいつ人の窮地を、さもうれしそうに言いやがって。

「おいっ、俺が選ぶべき他の選択って、そんなもの本当にあるのか⁉」

『ええ、それもまさに、この魔導書の中にね』

 その思わせぶりな台詞とともに、液晶画面が切り替わって、あるWeb小説を表示する。

「これってまさか、『小説家になろう』に公開中の、『ただの正夢体質の俺が異世界の神様だと⁉』か?」


『そう。まさに現在のあなたに関する出来事を、ほぼすべて書き表しているやつよ。つまり「作者」の権限を使ってあなたがこれを書き換えれば、この世界そのものも実際に改変されるわけ。──例えば、魔物の軍勢を、一気に消滅させるとかね♡』


 ──!

『ふふふ。何が魔法と科学のハイブリッドよ、核兵器よ。Web小説において「作者」であること以上のチートなんて、あるはず無いじゃない。──さあ、手っ取り早く「なぜか魔族や魔物が、いきなり消滅してしまいました」とか、ちょろっと書き込んじゃいなさいな、それですべてが済むんだから。うかうかしていると、勝手に「魔王」や「人間兵器」なんかにされたりしかねないわよ?』

 ……もう、それしかないのか?

 ここでいきなり核戦争なんかを起こさないためにも、僕が『作者』として、一切合切消去デリートすべきなのか?

 そ、そうだ。あくまでも『ゲンダイニッポン』の視点に立てば、この世界そのものが小説みたいなものに過ぎないんだ。

 ちょっと記述を書き換えるだけで、平和を維持することができるのなら、構いやしないじゃないか。

 そのように自分自身を無理やり納得させるようにして、魔導書の液晶画面に指を這わそうとした、まさにその瞬間──。

 うん? 待てよ。

 何でルーナは、あんなにこやかな表情で、僕のことを見守っているんだ?

 僕と女神との会話は、ちゃんと聞こえていただろうに。

 下手したら今すぐにでも、魔族や魔物たちが、問答無用に消去デリートさせられるかも知れないというのに。


 まるでそのほうが、望むべきことのようにして。


 ……望むべきこと、だと?

 そういえば、魔族たちの──少なくとも過去詠みの巫女姫にとっての、望むべきことって、何よりも世界の滅亡であり、それは当然、自分たち魔族や魔物の根絶でもあるわけだ。

 そして彼女のもう一つの願いは、僕が魔王として目覚めることだったよな。


 ……考えてみれば、文字通り指先一つで、魔族や魔物を滅ぼすことができる存在って、魔王以外の何物でもないのでは?


 ギリギリの土壇場で巫女姫の真意に気づくことができた僕は、この上なき恐怖に駆られながらも果敢に、液晶画面に表示されたWeb小説を書き換えていった。


 そしてその後すぐに、人間と魔族や魔物との全面戦争は、あっけなくも穏便に終了したのである。


   ☀     ◑     ☀     ◑     ☀     ◑


『……やられたわ、まさかあそこで、「内なる神インナー・ライター」として目覚めるなんて』


 とうきょう都内の閑静な住宅街に結構広々とした専有面積を有する、神楽かぐら一族筆頭分家の邸宅内の僕こと御神楽ひびきの自室にて、愛用のブルーベリーのスマートフォンから鳴り響く、『なろうの女神』を名乗る少女の声。

「そりゃあ、身から出た錆というものだよ。絶対実現不可能な選択肢を突きつけるといった、ズルなんかをするから悪いのさ」

『何よ、ズルって。私はちゃんと「作者」だったら実現可能な選択肢を、指し示してあげただけよ?』

「嘘つくんじゃない。自作の小説の記述を書き換えて、世界を本当に物理的に改変できるのは、僕のようにその世界ので小説を作成している、いわゆる『外なる神アウター・ライター』だけなのであって、『作者』といえども当の世界のに存在している、いわゆる『内なる神インナー・ライター』のほうは、あくまでも精神的改変しかできないのだからな。──まさしく、『彼』が行ったようにね」

『実際にできようができまいが、構わなかったのよ。ただ単に彼があの場面で「破滅の選択」さえ選んでくれれば、「魔王」として目覚めさせることができたのにい〜』

「とんだペテンもあったものだな。しかもそんなところだけ、宿敵の『過去詠みの巫女姫』と気が合うとは。本当におまえらって、『人でなし』そのものだよね」

『ふんっ、私たちが人でなしであることなんて、先刻ご承知でしょうが? 何せ「女神」と「巫女姫」なんですからね! それに私は諦めたわけじゃないからね。あれだけ見事に「内なる神インナー・ライター」として目覚めたんだから、魔王にだって──「最終破壊者」になることだって、十分可能なはずよ』

「……確かにな。あの土壇場でおまえや過去詠みの巫女姫の真意に気づいただけではなく、魔導書に表示されたWeb小説の記述を書き換えて、人間サイド魔族サイド双方の全員の『戦争に関する記憶』を根こそぎ消去デリートすることによって、物理的にはまったく手を加えることなく、あくまでも精神的改変だけで戦争状態を解消してしまったんだしね。もちろん世界中の人たちから『戦争が起こった』という記憶をなくしたところで、死んでしまった人々や壊された建物等が元通りになるわけではないけれど、『内なる神インナー・ライター』以外の誰一人とて戦争があったことを覚えていないとしたら、事実上『戦争なんて無かった』こととなり、少なくともそれ以上無益な争いが続いていくことはなくなって、正真正銘精神的アプローチだけで戦争を終結させたんだから、まさしくこれぞお手本的な『内なる神インナー・ライター』ぶりだったよな」

『……何余裕ぶっているのよ。確かにあなたは自作のWeb小説にとっては「外なる神アウター・ライター」ではあるけれど、アルバートの作成しているWeb小説においては「内なる神インナー・ライター」に過ぎないのであって、別に他人事じゃないのよ?』

「わかっているって。むしろ相手が強敵であるほど、燃えてくるってものさ。──まあ、見ていなよ。『作者』としては先輩であり一日の長があるところを、しっかりと示してやるからよ」

『……ふん、せいぜいお手並み拝見といったところね。とにかく【パイロット版】については、もうこの辺で十分だから、せいぜい【本編】のほうを早く公開することね』

「はいはい、何とも人使いの荒い、女神様だこと」


 そう言って僕は再び、小説作成用のパソコンへと向かうのであった。


『──というわけで、読者の皆さん! 【パイロット版】はこれで終わるけど、本編として「カクヨム」様と「小説家になろう」様とで別々に、【外なる神アウター・ライター編】と【内なる神インナー・ライター編】とを近々連載スタートさせる予定ですので、どうぞよろしくね♡』


「……最後の最後で、宣伝かよ?」

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ただの正夢体質の俺が異世界の神様だと⁉【パイロット版】 881374 @881374

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