7話
風龍の背中に乗り、約10分ほど移動した俺らは、日もくれてきた為、野営をすることにした。
「そろそろ暗いし、野営でもするか。」
俺は、先程作った移動式のコテージを召喚する。
「これはなんですか?見る限りは全員入れそうもないですが.......」
「そのことなら安心してくれ。内部なら、人の量に合わせて縮小する仕組みになっている。」
《それは良いものを作りましたね!というか、風龍の説明をしてもよろしいですか?》
その声に合わせ、コテージの中に入ってきたのは髪が黄緑色で、爽やか系イケメンの男の人である。
《俺の名は風龍ことダージと言います。俊敏さなら魔物の中でもトップクラスだも思われます。以後、よろしくお願いします、》
「お、おぅ。こちらこそよろしくな!」
そう言い、俺達は握手をした。
晩飯を食い終わり、布団へ入ろうとしたが、布団はあくまでも俺一人用のため、手狭である。
「あー、ベット一人用なんだわ。俺地べたで寝るからあと2人で寝ていいぞー」
《何を言っておる、我らと一緒に寝るのだ!》
「そうですよ!なんなら私たちがベットになりますよ!」
.......えっ?どゆことですか?えっ、ベットって.......
そんなことを考えているうちに、エキがほかの配下を呼び出してあれこれと説明をしてしまっている。
「ダージ、助けてくれぇー」
と泣きつくが
《ん?あぁ、ゼノン様。俺は外の見張りをするのでご安心を。ゆっくりとお楽しみください》
.......えぇぇぇぇぇぇ、俺の事見捨てる気なんですか!そうですか!
《よし、我の上に乗るが良い。寝心地は保証するゾ?》
.......いや、なんでバハムートも乗り気なんだよ。
「いいから!はやくはやくー」
そう言い、俺の拒否権なんか皆無でむにゅむにゅ地獄へと落として行った.......
完璧な俺の弱点は?[無自覚魅了]だと ペペロンチーノ @yakku
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