6話


ふぅ。エキを召喚し終わったが、もっと召喚しようと思う。でも.......


「あのですねー。この状況何とかなりませんかね」


そう、俺の周りでは、先程召喚したサキュバスさん達が俺に対して媚を売ってきている。


ちなみに、この世界での人間などの平均身長は2メートルを越しているため、180センチと前世はでかい方だった俺でも小さく見えるため、抱きつかれると強制ぱふぱふ状態に陥ってしまう。


「はぁぁぁぁ。私の愛しいゼノン様.......」


.......いや、何この頭の悪い感じ。これもペナルティーのせいなのか?


まぁええわ、つぎ。召喚していくぞー



「よーし。召喚!」


《誰だ。我を呼び出した者は。》


現れたのは、黒色をした神話に現れる龍のような生物。というか龍だな


「あー。自分です。良かったら仲良くして欲しいなと思いまして.......」


今度は自信なさげに言ってみる.......


《お主か.......可愛いっ。これが恋というものか。はぁぁぁぁ。我の愛しい主よ!》


.......なにこれほんとチートな。


てなワケでまたまた顔面ぱふぱふ状態。


《我の名は、暗黒龍バハムート。全ての魔物の頂点に君臨している。配下の召喚なら任せてくれ。.......む?そこに居るのは。エキか?》


「そうです!ゼノン様のエキです!」


そんなこんなで昔話に花を咲かせている御二方であった。


「ところで、バハムート。この世界に関して知らないことが多すぎるんだ俺は。そして召喚獣のことに関しても何も知らない。そこで思ったんだが.......この世界に学園はあるか?あったらそこで生活したいのだが」


《なるほど.......それならありますよ?レルゲン王国にアルゲン学園というものが。行ってみたらどうですか?1度。》


ほほぉ、この世界にもやはりそのようなものがあるのか。


「わかった。情報ありがとう。それなら、そこの学園でしばらく生活しようと思っているから、とりあえず行ってみようか。」


《分かりました。ならば、風龍を召喚しましょう。彼なら、一瞬で届けてくれます。》


そう言い、出てきたのは緑色の龍。


《呼んだか?バハムートよ。それにこの人間は誰だ?.......なるほど。俺の主となる御方だな?ならば話は早い。乗ってください。送り届けます。》


そして、風龍は俺達が乗りやすいようにしゃがみこむ。なんか.......俺。異世界来て普通じゃないと思われることばっかりしてるんだが大丈夫なのかな



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