この流れるような後宮風景の描写、やっぱり冷世伊世さんの文体、表現、本当に素敵ですねー。惚れ惚れと溜息が漏れてしまいます!^-^上品で分別のある伍仁が写楽の画を見つけてしまった動揺、くすくすと笑えました。柘榴帝の存在も出てきて嬉しいですし、写楽と翡翠である伍仁の今後、とても楽しみですー!
まず、メインの美少年、美青年キャラが魅力的。そして、読みやすい文章で、過不足のない後宮の描写。その内部で繰り広げられるえげつない人間関係も、ほどよくスパイシー。でも一番は、やっぱり二人の関係性かな。BLは濃すぎて胃にもたれる、という方には、ぜひこちらを。
信念を持ち自分を曲げない少年。何事にも動じないカリスマ性を支えている、人ならざる者。少年の強いキャラ性に惹かれる作品でした。