『スモーカーストーカー』読了しました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886174757/episodes/1177354054886174813
※複数のエピソードがあります。
著作:枯れ井戸様
禁煙促進プログラムtabakoのアイディアが秀逸でした。
禁煙促進のためにAIが作動するのですが、たばこを使い切ると消えてしまいます。このAIが人格を帯びているように感じられ、禁煙に失敗すると非常に後味が悪くなるという仕掛けです。
考えついた人は天才だと思います。現代で開発されれば、物議を醸すでしょうけど、本当に効果がありそうです。
主人公とAIの会話も味があります。主人公のスレた感じと、AIの面白い回答が良かったです。
アイデアが秀逸だっただけに、オチの期待値も爆上がりでした。
そのためなのか、最後はちょっと物足りないと感じました。主人公とAIのやり取りが非常に良かったのに、禁煙促進プログラムtabakoの販売元の目的が普通すぎるという印象でした。
どんな正体だったら満足がいくかと言われると難しいのですが、もっと絶望的なラスト(人類の滅亡を暗示させるなど)にするか、禁煙促進プログラムtabakoの販売元の目的を伏せて読者の想像に委ねるか……何らかのひねりが欲しかったと思います。
的はずれな事を申し上げたかもしれません。参考になれば幸いです。
これからも執筆を頑張ってください!
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