『ツチノコの墓』読了しました。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887075802/episodes/1177354054887075812

著作:辻卜朱々様


 ツチノコと呼ばれた女の生き様が書かれています。特殊な表現はほとんどないのに、パワーを感じる一人称でした。ストーリーを伝えるために余計な描写をバッサリ切り落としているのも好印象です。

 タイトルからして不穏な結末を予想させますが、意外と切ないラストでした。

 彼女の今後の人生に少しでも幸があればいいなと思います。先のない人生であるかもしれませんが。

 人として幸せとは何か、考えさせられました。身近な人が不幸にならないなら、当人が満たされる生活を送るのがいいのかもしれませんね。

 

 御作の内容が短編に収まっているのがすごいと思います。文字数を合わせたのもすごいのですが、主人公の独白を通して彼氏やクラスメイトの価値観まで分かるのが素晴らしいです。

 あまり一般受けしない題材かもしれませんが、かなりレベルの高い作品だと思います。

 なんだか読了報告だけになってしまいましたね。


 的はずれな事を申し上げたかもしれません。参考になれば幸いです。

 これからも執筆を頑張ってください!

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