著作：go_home_journey様

　メッセージの発信者による一人称で物語がつづられます。NASAのレコード入りロケットや、ヘラクレス座に向けて送られた電波メッセージなど、胸が躍る言葉が出てきます。読者の多くがワクワクするのではないでしょうか。

　宇宙人と交信を持ち始めた人類も、きっと同じようにワクワクしたのかもしれません。

　しかし、交友の先にあるものは人類にとって決して幸せなものではありませんでした。発信者の切羽詰まった状況がありありと伝わってきました。

　SFという独特の世界観を表現するのは成功していたと思います。

　惜しいのは宇宙人の目的が少し分かりづらい事でしょうか。宇宙人がとても友好的に感じていたので、人類を侵害する場面がやや唐突に思えました。予め、宇宙人にどこか腹黒い面が見えていれば印象は変わったかもしれません。

　的はずれな事を申し上げたかもしれません。参考になれば幸いです。

　これからも執筆を頑張ってください！

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