『血弾』読了しました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886835552/episodes/1177354054886835556
※複数のエピソードがあります。
著作:鴉様
血弾。それは、禁断の燃料。絶大な効力がありますが、決して量産はできません。使用されるのは、おそらく最初で最後でしょう。
戦争という極限状態から生まれた燃料でした。正彦は生産過程を知ると怒り狂うのですが、何も知らない間は量産を望んでしまいました。敵を殺すために使われる戦闘機の燃料であるという認識の元でした。
血弾が生産される過程も恐ろしいのですが、それを嬉々として使用させる人間たち(司令部)の心理状態も恐怖ものです。戦争では人の心は持ち込めない。持ち込んだら戦えない。人を人と思えなくなるのが、戦争の怖い所だと思いました。
晴美がどんな思いで勤労動員に出向いたのか、正彦は知る由もないでしょう。
ストーリーが手堅くまとまっていて、指摘できる事はほとんどありません。ミリオタでなくても戦闘機の凄まじさが分かるのも、御作の魅力でしょう。
贅沢を言うなら、晴美の髪型や体型など、容姿がより鮮明に思い浮かぶと、もっと物語に没頭できたかもしれません。
的はずれな事を申し上げたかもしれません。参考になれば幸いです。
これからも執筆を頑張ってください!
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