『魔』ナル者

作者 大福がちゃ丸。

83

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★★★ Excellent!!!

短編なのでネタバレにならない程度に、ホラー好きな方もですが、普段ホラーを読まない方にも受け入れやすいテーマとストーリーだと思います。
最後に何を思うかは人それぞれですが、ジワジワと恐ろしさというか、やるせなさというか、モヤモヤ感がまとわりついて離れなくなってきます。

★★★ Excellent!!!

いじめを苦に命を絶った親友は、主人公に頼み事を残していった。
「私は対価を支払った、あなたが受け取りに行ってほしい」
彼女の最後の願いを叶えるため、主人公は森に潜む魔女のもとへ赴く。魔女から受け取った「対価」が明らかになるとき、親友の真意が顔を覗かせる……。

人間の暗い情念に引き込まれるかのよう。ホラー短編の秀作です。
親しい者が苦しんでいるとき、何を為すべきかを考えさせられます。

★★★ Excellent!!!

ストーリーは作品情報通り、
いなくなってしまった親友からの手紙に従い、
主人公の女の子が指定された場所に向かい、
そこにいた魔女から、親友が託してきた「あるもの」を受け取ります。

しかし、それを受け取ったことで、思わぬ事態が起こります。
そして、ある疑問が頭をよぎります。

「何故」親友が「あなた」に託したのか、

その後の魔女が言った言葉をしっかり読み解き、
「真の真相」である親友の真意に気づいた時、
この作品が表現する本当の恐怖が分かります。
お見事です!

★★★ Excellent!!!

大切な友達を亡くしてしまった主人公の少女。
少女は、彼女が自分に託したものを確かめるために、たった一人で暗いうえに不気味な森へと向かいます……

読み進めていくともに、読者である私も”悪夢の中の悪夢、その悪夢の中のまた更なる悪夢”へと、引きずり込まれていくようでありました。
どれだけ怖くて逃げたくとも、どれだけ後悔していたとしても、「魔」がその両手を広げ、どんどん深く、暗く、冷たく不条理な悪夢の中へと主人公を包み込んでいくかのごとき不気味さが漂っております。

この傑作「『魔』ナル者」は、背中からじんわりと冷たくなってくるだけではないのです。
最終話となる第3話で、突き付けられた真実に読者である私も考えさせられることとなりました。

大切な友達は何を託したのではなく、”なぜ”主人公に託したのか?
あなたも是非、主人公の少女とともに不気味な森へと足を踏み入れてみてくださいませ。

★★★ Excellent!!!

こちらの作品短編なので内容には触れませんが、いやはやこれはいいホラーを読ませていただいたと思う次第であります。

まず内容は好みによるでしょうが、もう普通に面白いです。

短編なので話の流れも展開も早く、しかし文章は丁寧かつ余計なものがない。完成された一皿の料理を食べたような感覚を覚えました。

私は短編はオチだけしっかりついていれば面白いと思う人間ではありますが、この作品は文章で本当に引き込まれ、この作者さんの短編集を読みたいと思いました。