別れから数日後


マスター < フレンズを二体発見 >


マスター < 警告:サンドスター・ロウ濃度、セルリアン形成臨界に到達 >


マスター < 二体のフレンズを救出するか >


マスター < #ERROR 0001 “コード001に違反、フレンズとの干渉は、”ヒト”の緊急事態対応時に限る” >


マスター < カイセキチュウ… >


マスター < “フレンズと話して、楽しかった” >


マスター < …“ヒトの緊急時”のみの干渉で、フレンズの生態系が保護可能か >


マスター < カイセキチュウ… >


マスター < …凶悪なセルリアン存在下では保護不十分 >


マスター < …コード001、例外処理実装 >


マスター < “フレンズとの干渉は、[フレンズ]の緊急事態対応時に限る” >


マスター < エラー解消、緊急時シークエンスへ移行 >



...



アライグマ「とんでもないことになったのだ…」


フェネック「とんでもないことになったねー」


アライグマ「アライさんに似た奴を追っかけてたら、かばんさんとはぐれてしまうし…」


フェネック「結局タヌキのフレンズだったねー」


アライグマ「前みんなで戦った時と同じサイズのヤツが、何でこっちにいるのだー!?」


フェネック「んーまぁー、セルリアンだからねー。どこに居てもおかしくないよねー」


アライグマ「しかも、ちっこいのも何十匹もいるのだー!」


フェネック「んーまぁー、セルリアンだからねー。何匹居てもおかしくないよねー」


アライグマ「フェネックは何でそんなに冷静なのだ! 命の危機なのだー!」


ピョコッ


マスター「アライグマ、フェネック、コッチデス」


アライグマ「うわ、ボスなのだ!」


フェネック「あれー…ボスはかばんさんとしか話さないんじゃー…?」


アライグマ「そんなことは今はどうでも良いのだ! 早くついていくのだ!」



少し離れた雲上にて



「ミンナ、遥か先で二人のフレンズがセルリアンに襲われいるわ」


「…確認できたわ。セルリアンは雑魚大群と大きいヤツ一匹のようね」


「雑魚は私にやらせてくれ。格闘戦の訓練をしたい」


「おっと、じゃあどっちが多く狩れるか一勝負やらねェか?」


「その勝負、私も参加させて頂きます」


「怪我したら任せてね! すぐに治しちゃうんだからっ!」


「丁度良かったわ。私は大きいヤツの相手がしたかったから。それじゃあ、キャプテン先頭、次に私。3人は順次急降下して雑魚を狩る。マーブルは二人のフレンズのもとへ行って、状況説明、必要なら治療。異論は無いかしら?」


「特にない」「ねェな」「承知しました」「うん!」


「ワンダホー! その意気よ! それじゃあミンナ_



_フォロミー、ぶっ倒すわよ!!」



「「「「「おお!!!!」」」」」



[かばんちゃんと雁 _Fin_]

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かばんちゃんと雁 きまぐれヒコーキ @space_plane

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